
アーカイブの対象は劇映画のみならず、記録映画、ニュース映像、アニメーション、コマーシャル映像、小型映画にも広げてきました。アマチュアの人たちが撮った大正から昭和初頭の16mmや9.5mmも今では大変貴重な映像です。映画・映像は娯楽面だけでなく、視覚芸術であり、学術面でも時代や社会風俗・生活を見つめた目撃者、そして歴史の証言者でもあります。人類の文化遺産、記憶遺産であるからこそ貴重なのです。

上掲写真は、発掘し、アーカイブした一例。最古の国民的大スター尾上松之助最晩年主演作『忠臣蔵(実録忠臣蔵)』と小津安二郎監督『突貫小僧』です。これらは、国内外の国際映画祭で上映もされました。
二ュース映像では、このほど当館が国立映画アーカイブに寄贈した『明治天皇御大葬餘影』と『嗚呼乃木將軍』が12月19日からWEBサイト「フィルムは記録する 国立映画アーカイブ歴史映像ポータル」で公開されました。
戦前の長崎
また貴重な実写映像としては、長崎の方がパテ・ベビー(9.5㎜)で撮影したホームムービーの中に、被曝前の長崎市内での生活や子どもたちが浦上天主堂の日曜学校に向かう様子が映っていました。後に東京大学大学院情報学環学際情報学府の渡邉英徳教授がカラー化して下さり、ピアノの演奏付きで公開したバージョンはこちらでご覧になれます。




