被災地の声をヒントに「災害時のにおい」を解決して「避難生活」に快適さを

ある日、災害によって避難せざるをえなくなったら…。見知らぬ人と慣れない生活を強いられる避難所では汗や汚泥・カビなどによる「におい」の問題があります。パナソニックの先進技術ナノイーを使った「みんなの快適シューズボックス」と「みんなの快適なんでもバッグ」で、軽視されてきた避難生活のにおいを解決します。

現在の支援総額

308,500

23%

目標金額は1,300,000円

支援者数

41

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/01/15に募集を開始し、 41人の支援により 308,500円の資金を集め、 2025/02/28に募集を終了しました

被災地の声をヒントに「災害時のにおい」を解決して「避難生活」に快適さを

現在の支援総額

308,500

23%達成

終了

目標金額1,300,000

支援者数41

このプロジェクトは、2025/01/15に募集を開始し、 41人の支援により 308,500円の資金を集め、 2025/02/28に募集を終了しました

ある日、災害によって避難せざるをえなくなったら…。見知らぬ人と慣れない生活を強いられる避難所では汗や汚泥・カビなどによる「におい」の問題があります。パナソニックの先進技術ナノイーを使った「みんなの快適シューズボックス」と「みんなの快適なんでもバッグ」で、軽視されてきた避難生活のにおいを解決します。

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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突然ですが、皆さんは「こども食堂」に行ったことはありますか?


私(渡辺)は、その名前は知っていても、実際に利用や参加したことはありませんでした。今回は、そんな私がこのプロジェクトをきっかけにこども食堂に参加してきたレポートです。


そもそも、なぜ今回の防災クラファンのプロダクト寄贈先がこども食堂なのか。理由は、こども食堂が持つ地域の防災拠点としてのポテンシャルにあります。

NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下むすびえ)では「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる。」というビジョンのもと、こども食堂を防災に活用するプロジェクトを推進されています。

こども食堂防災拠点化プロジェクト」の和泉さんから説明を聴いて、「なるほど、確かに!」と気づいたのですが、こども食堂は既に地域の多世代の居場所であるだけではなく、大人数に向けて食事を美味しくかつ“衛生的に”提供するための空間・機材・経験者・知見などが蓄積された場所なんですね。

私たちが目指すのは、「日常からみんなが使い慣れておくことで、被災し避難した際にもみんなで工夫し役立ててもらえる」ためのプロダクト。それを設置していただくのに、こども食堂はまさにぴったりの場所ではないでしょうか。


とはいえ、実際のこども食堂とはどんな場所なの? 防災につなげるって具体的にどういうこと?

そこで、和泉さんにお願いして、昨年11月葛飾区で開催されたこども食堂「えまいまキッチン」に渡辺がお手伝い(力不足…)で参加しました。

「えまいま」とは、「Emergency(非常事態)にIma(今)備える」の略だそう(私たちの「いつもともしも」にもシンクロしますね!と勝手に)。 実は、このこども食堂はむすびえの防災プロジェクトのリーダーを務める森谷哲さんが主催するもの。地域で実践的な取り組みをされていて(地域支援団体えまいま)、こども食堂だけでなく、葛飾区亀有で防災コミュニティスペースの運営、各種防災ワークショップの主催、フードパントリーなど、コミュニティ形成を通じて地域の防災力を高める活動をされています。


当日は、オープン1時間前の10時30分にお伺い。キッチンではすでにカレーの調理が始まっています。キッチン以外でも、紙飛行機(懐かしい!)を使ってもうひと工夫した遊びのプログラム(大人にも面白かった!)や、防災について学ぶ紙芝居やゲームの準備などが進められています。 丸腰でお邪魔した私にもできることはないか…ということで、来場者が帰る際にお土産のお菓子をたっぷり配るという、感謝しかされないありがたすぎる役割を任命してもらえました。


食堂がオープンするのは2時間、その間事前に予約されていた皆さんがひっきりなしに訪れて、会場は大盛況でたくさんいるスタッフも大忙し。席が開くのを待ったり、食後にまったりするために、各種のプログラムがあることがよくわかりました。ファストフードのように、食べたらすぐに帰る慌ただしい場所ではなく、できるだけゆっくり過ごしてほしい。まさに居場所なんですね。そうした時間の中で、防災についての話がさりげなく組み込まれています。

家族連れの皆さんもバラバラにスマホを見るのではなく、食事をしながらいろんな話をされていて賑やかです。フードコートとはやっぱりちょっと違う光景。それは、スタッフの多様さが大きく影響しているかも。だって、カレーを運んだり甲斐甲斐しくテーブルをきれいにしているのは、小学生のTちゃんだったりするわけですから。

文字通り老若男女多様なスタッフが、自らが一番楽しんで柔軟に働いている様子が、作ると食べるの立場を分けない、「消費」ではない居心地をつくっているんだなと実感しました。


食堂が閉まると、みんなで一気に片付けながら、スタッフもカレーをいただきます。食べ応えのある塊の豚肉(関東やぁ!とうなる関西出身のわたなべ)と野菜がたっぷり入った甘口のカレーを、私も一緒に美味しくいただきました。


最後は輪になって、今日の感想を一言ずつ。参加したみんなが、シンプルに「楽しかった!」と言い合える、そんな素直でのびのびしたエネルギーが満ちている、カラッと楽しい1日でした。

(余ったカレーもお土産でいただき、ありがとうございました!)


*****


「えまいまキッチン」はカレーの美味しそうな匂いでいっぱいでしたが、そこが避難所になったときには、緊迫したストレスフルな環境のなかで、普段気にならなかった臭いに敏感になってしまうことは容易に想像されます。

そして、「こういった心理面のケアがこども食堂の運営者のみなさんはとても丁寧かつ、得意な分野ではないか」とむすびえの和泉さんにはコメントいただきました。

こうした背景から、今回のクラウドファンディングでは、プロダクトを防災拠点化に取り組むこども食堂で活用していただくことを目指しています。


とはいえ、こども食堂はその開催スタイルも多様なので、私たちがデザインしたプロダクトが、ぴったり使っていただけるところばかりではないでしょう。今回のクラファンで製造するアイテムを通じて、そういった現場の声からも学びながら、改良していきたい。そして、被災時にとどまらない、より広い意味での地域の安心安全な居場所づくりの活動に、微力ながらも参画できればと考えています。


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クラファン開始からこれまでの様々な応援ありがとうございます! 終了まで、残りわずかになりました。全国のこども食堂の防災拠点化に貢献するためにも、もしご賛同いただけましたら、ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

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