自己紹介 実現したい未来像
皆さん、こんにちは!サワワインズの山本博幸です。
千葉県八街市(やちまた)でぶどう栽培を14年、ワイナリーを立ち上げて早くも3年が経ちました。
千葉県でワイン用のぶどう栽培とワイン造りを行っているというと、大体驚かれるんですが、実は出来るんです。
温暖な気候ですが、年間通して風が吹き抜ける土地で、雨が降ったり降らなかったりする年もある中で、妻と二人、時にお手伝いの皆さんの力を借りて、頑張ってぶどう栽培をしています。
ワイナリーには直営のショップがあり、今は土日しか営業していませんが、ゆくゆくは平日もお店を開けて、試飲が出来たり飲食が出来るようなスペースを作り、今以上にワイナリーに来るお客様が楽しめる施設にしていきたいです。
そして、ぶどう畑とワイナリーをもっと沢山の人に知ってもらい、10年20年、さらにもっとその先まで愛される場所になってほしい。そう願っています。
垣根のぶどう畑
ワイナリー外観
プロジェクト立ち上げの背景
今回このプロジェクトを立ち上げたのは、2つの理由があります。1つ目は
ぶどうの樹は、あまり雨にあたらない方がいいんですが、現在のうちの畑では、雨を防ぐための雨よけの設備をつけていません。
雨にあたるのは、病気が広がりやすくなるというリスクがあります。カビのような胞子をもった病原菌は雨と風によってものすごいスピードで広がってしまいます。
Sawa Winesでは、農薬を散布して対応していますが、昨今の暖かすぎる気候で育成の速度が速すぎて、管理が間に合わなく、結果、病気が出やすい状況を招いてしまっています。
棚のシャルドネ畑
人の手によって出来ることには限界がありますが、そもそも雨を防ぐことが出来れば病気が広まるリスクは少しでも防ぐことが出来ます。
人手を増やすことが簡単に出来ない状況で、夫婦二人での畑作業は、管理内容的に限界にきています。
雨よけの設備がないので、ぶどうの房に一つ一つ紙の傘をかける作業をしているのですが、これが毎年何千枚とあり、お手伝いの方の手を借りてもかなりの時間がかかります。
問題となっている畑はシャルドネという白ワインの原料となるぶどうの畑で、この2年間、病気の発生で悩まされています。
雨除けの設備は、パイプを繋いで畑に設置し、広い面積をカバーするものになります。
すごい数のパイプが必要になるわけです。
ざっと見積もったところで、200万円はかかりそうな感じです。結構な金額ですね。
(病気で傷んでしまったシャルドネ)
(病気で傷んでしまったマスカットベーリーA)
本来、生産量が上がってこなくてはいけない所、病気の発生により、ぶどうの実が痛んでしまい、収穫できる数量から大幅に減ってしまっている状況です。次のグラフをご覧いただくと、本来の収穫できたはずの数量よりも全く違った収穫量になっていることがわかります。
有難いことに弊社で造るシャルドネのワインをお求めになる声が年々増加している中で、生産量が増やせないという事は、事業者として本当に歯がゆい思いです。
雨よけ設備があれば、少しでも病気になるリスクが減らせる。そして沢山のぶどうが収穫でき、ワインにする事が出来る。
今回満を持して雨よけ設備の設置を実行に移したいと思います。
これに関係するお話の一つとして、「ワイン特区」という言葉があります。
「ワイン特区」とは、国の構造改革特区という規制緩和措置の一環で、申請した自治体が認定されると、醸造免許を取得する際に、通常6,000リットルのワインを仕込まなければいけない所を、2,000リットルに緩和されるという措置を受けることができます。つまり最初の設備投資が安く済ませることが出来、事業者が参入しやすくなる、というメリットがあります。
と同時に、認定を受けた自治体で栽培されたものしか取り扱ってはいけない、という縛りがあり、うちでシャルドネがあまり採れなかったからといって、隣町のシャルドネを仕入れようとすることは、この制度ではNGとなります。
地域の特産品としてアピールしやすい反面、病気などで思ったような収穫量が確保出来なかった場合、単純にワインの生産量が減ってしまう、というデメリットもあります。
この辺りは事業者として努力が問われる部分でもあり、今回の雨よけの設備を取り入れる事によって状況を改善させたいと思います。
そして、二つ目
こちらも現在の手持ちのタンクでは足りなくなってきました。
正確には小口で仕込みたいものを入れるタンクがないので、それを購入したいのです。
詳しく言うと、現在、まだ育成中のぶどうの樹があり、それらから少しづつぶどうの実が収穫されてきます。
ぶどうの収穫量はいっぺんに増やすことが出来ないので、まだ数年は少ない量で仕込む事が必要となり、その少ない量のワインを入れるタンクがあると、ワイン造りに非常に助かります。
こちらのタンクは、おおよそ100万円ほどかかりそうです。
ぶどうの雨よけ設備の費用が200万円、あわせて300万円が必要となりそうです。
これらを整備することにより、作業の効率が上がることはもちろん、なによりワインのクオリティを上げることに繋がります。
300万円は、なかなかの金額です。非常に厚かましいですが、是非とも皆さんに助けていただきたいと思っています。
500リットルのタンク。これより更に小さいサイズを購入します
ぶどう畑を14年間続けてきて、今回で4回目のクラウドファンディング。多くの人に支えられて、今があります。
ワイナリー内にて県内ワイナリーの方たちと
1回目のクラウドファンディング
「台風で大打撃を受けた八街のぶどう園から生まれた希望のワインをお届けしたい」
https://camp-fire.jp/projects/285817/view
バラの樹オーナー募集のクラウドファンディング、オーナー様との植樹会にて
2回目のクラウドファンディング
「ワイナリー建設に彩りを添えたい!バラの樹オーナーの記念日にワインを3年お届け」
https://camp-fire.jp/projects/351116/view
前回のクラウドファンディングはまだ建築中に行いました
3回目のクラウドファンディング。収穫カゴ編。支援者の皆さんとぶどうの収穫。https://camp-fire.jp/projects/429204/view
Sawa Winesは2025年のシーズンから5期目を迎えます。
今までのぶどう栽培の知識とワイン造りの経験を、更に1段上のレベルに持っていくために、設備増強は必要です。
これらの補強で良いぶどうとワインを造り、今後は日本全国にSawa Winesのワインを届けられるように、そして更にその先には海外のお客様へも飲んでいただけるように頑張っていきたいと思います。
2026年は、千葉開府900年!
開府900年に向けてぶどう栽培とワイン造りの品質をさらに上げていくのは勿論ですが、何か記念になるワインやイベントが出来たらいいかと考えています。
開府900年以降、1000年以降もワイン造りが出来る仕組みを次世代につなげていきたいです。
マロンドさん店内にて、川島社長と。
祈願式の後、市長をはじめ集まった皆さんと
応援のお声いただいてます!
地元、八街市でぶどう畑を始めワイナリーを開業するまで、色々な方たちのお力を借りてきました。
いつもお世話になっている、素晴らしい方たちをご紹介いたします。(順不同)
八街市長 北村新司さま
千葉県八街市は、農業が盛んな街であり、日本有数の生産量と味を誇る落花生を
はじめ、里いも、ニンジンなど、農産物の生産量は全国でトップクラスです。
この農産物に適した気候を活かした新たな地域ブランドを創出するため、国の
構造改革特区となる「八街市ワイン特区」に令和2年に認定され、「八街産ぶどう」
を原材料としたワイン製造に参入しやすい環境を整え、ぶどう生産者の新たな事業
の創出を図りました。
Sawa Winesの山本さんは、「八街市ワイン特区」を活用してワイン醸造を始めら
れた第1号となる方であり、八街市の温暖な気候と風通しの良さから、八街産ぶどう
は、色づきが良く、糖度、食味も良いことから、高い評価をいただいております。
八街市で誕生、製造された八街産ワインが、一人でも多くの方々にご賞味いただけ
ることを期待しています。
有限会社マザーバインズ 代表取締役社長 陳 裕達さま
弊社はsawawinesの施設設計や醸造技術研修などワイナリー計画を
サポートさせて頂きました。
山本様は素朴で大変真面目な性格の方でワイン造りに真摯に向き合っている
姿勢がその綺麗なワインの酒質に反映されていると思います。
千葉県内でワイナリーが増えつつあるなか先駆者として牽引されている
sawa winesを今後も応援したいと思います。
八街神社 大野裕俊さま
神様の恵みを授かり育った小谷流の郷産ブドウ。
山本さんは、より良質なワインをお届けすべく頑張っておられます。
全国へ、広がり給へ八街産ワイン!進め山本ファーム!
八街の恵みをお分かち頂けるよう御健闘お祈り申し上げます。
株式会社 川島屋 代表取締役社長 川島さま
千葉県でベーカリー店【マロンド】を運営しています、(株)川島屋の川島です。サワワインズの山本さんとは2022年からワインの澱を使ってパンを作るアップサイクルプロジェクトでお世話になっていまして、毎年ワインブレッドというワインの澱を使ったパンを販売しています。
山本さんはご夫婦二人三脚でぶどうから育ててワインを造るという全行程を自分達で行っている千葉県でも数少ないワイナリーさんです。人手不足とか、病気でぶどうが傷んでしまうなどで、思うような製造体制が中々できないとの課題をお伺いしておりました。このプロジェクトはそのような課題を解決するのに有効で、今までより、高品質で尚且つ多くの方々に販売できるチャンスが出来ると思います。
私はこのプロジェクトを応援します。そしてこのプロジェクトを通して今まで以上にサワワインズさんのワインを届けることができるようになる事を期待しております。
スケジュール
2月末 クラウドファンディング終了。
3月上旬 リターン発送開始、法人様向けプランのラベルお打合せ。
3月下旬 雨よけ設備の購入、設置開始。タンクの発注。法人様向けプランのラベル決定。
4月 法人様向けプランのラベルの印刷、発送。雨よけ設備の設置完了。
最後に
このプロジェクトを通じ、皆さまの助けを借りまして、ぶどうのクオリティを上げ、さらに美味しいワインをたくさん造れるように努力を重ねていきたいと思います。
応援をよろしくお願いいたします!
最新の活動報告
もっと見る八街市長より、応援のコメントいただきました
2025/02/18 07:00八街市長、北村新司さまから、応援のコメントをいただきました。本文にも掲載しましたが、あらためて 千葉県八街市は、農業が盛んな街であり、日本有数の生産量と味を誇る落花生をはじめ、里いも、ニンジンなど、農産物の生産量は全国でトップクラスです。 この農産物に適した気候を活かした新たな地域ブランドを創出するため、国の構造改革特区となる「八街市ワイン特区」に令和2年に認定され、「八街産ぶどう」を原材料としたワイン製造に参入しやすい環境を整え、ぶどう生産者の新たな事業の創出を図りました。 Sawa Winesの山本さんは、「八街市ワイン特区」を活用してワイン醸造を始められた第1号となる方であり、八街市の温暖な気候と風通しの良さから、八街産ぶどうは、色づきが良く、糖度、食味も良いことから、高い評価をいただいております。 八街市で誕生、製造された八街産ワインが、一人でも多くの方々にご賞味いただけることを期待しています。といった内容です。ありがとうございます。弊社は八街市の「ワイン特区」を利用する事業者であり、八街市と共に地域の特産品を造り、各方面にアピールしていく事が役割の一つだと考えています。市長にもコメントをいただき、残りのクラウドファンディング期間をまだまだ頑張ろうと思います! もっと見るぶどう畑の様子
2025/02/16 12:13ぶどう畑の様子です。枝の剪定をした後の画像になります。そして、ぶどうの樹の上の部分にパイプなどが見えると思いますが、ここにアーチ型のパイプをさらに設置し、最終的にはその上にビニールを被せてトンネル型にします。それが雨を防ぐ効果が得られ、いわゆる雨除けのビニールトンネルとなります。この設備費用だけでもざっと200万円近くかかります。今回、クラウドファンディングでの募集金額が多いのも、そういった事がありますので、少しでも皆様にお助けいただきたいと思います。よろしくお願いします! もっと見るぶどう畑より
2025/02/13 14:18畑では、枝の剪定作業を進めています。春になって新しい芽が出てくるまでに、去年の枝を切り落としておかなければなりません。冬の寒い時期の作業なので、北風が吹くと寒さが身に沁みますが、雪が降る地域の方々は、もっと厳しい環境でやっておられると思うと、甘えた事は言ってられません。さて、そうして枝を落としていかないと、今回のクラファンで募ることになった、雨よけ設備も設置できないので、なるべく早めに環境を整える事が重要です。枝を落としてやることで、ぶどうの樹の上部にスペースが生まれ、作業がしやすくなるという訳です。これからパイプなどの設備の注文をしていく事になりますが、今回の皆様の助けを借りて、少しでもぶどうの樹にとって良い環境を整備できるようにしたいです。 もっと見る
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