うまい魚の宝庫・糸島で"魚と楽しむワイン文化"を産み出したい!

福岡県糸島市に誕生した「糸島マスエワイナリ」。雨によるブドウの病害と闘いながら、うまい地魚と合う「糸島産ワイン」づくりに挑戦しています。糸島産ぶどうでの初仕込みワイン・地魚ペアリングディナーなどのリターンも!福岡・糸島にゆかりのあるあなたへ、糸島の風土と食文化を未来へ繋ぐ挑戦に、ぜひご支援ください!

現在の支援総額

5,131,000

171%

目標金額は3,000,000円

支援者数

139

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/05/14に募集を開始し、 139人の支援により 5,131,000円の資金を集め、 2025/06/30に募集を終了しました

うまい魚の宝庫・糸島で"魚と楽しむワイン文化"を産み出したい!

現在の支援総額

5,131,000

171%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数139

このプロジェクトは、2025/05/14に募集を開始し、 139人の支援により 5,131,000円の資金を集め、 2025/06/30に募集を終了しました

福岡県糸島市に誕生した「糸島マスエワイナリ」。雨によるブドウの病害と闘いながら、うまい地魚と合う「糸島産ワイン」づくりに挑戦しています。糸島産ぶどうでの初仕込みワイン・地魚ペアリングディナーなどのリターンも!福岡・糸島にゆかりのあるあなたへ、糸島の風土と食文化を未来へ繋ぐ挑戦に、ぜひご支援ください!

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

【ファーストゴール達成の御礼/ネクストゴールへの挑戦】

 まずは、ファーストゴールの達成に際して、心から感謝申し上げます。 5月にスタートしたこのクラウドファンディングですが、みなさまからの温かいご支援により、当初目標としていた300万円を達成することができました。 ひとりひとりのご支援、応援メッセージ、シェアの積み重ねが、どれほど大きな力になるかを改めて実感しています。本当にありがとうございました。 

ご支援いただいた資金でまずは、松末ヴィンヤード1号園の雨よけハウス設置に向けて準備を進めていますが、ワイン用ブドウを安定して育てていくためには、強風にも耐えられるより強度の高いハウスが必要であることが明らかになりました。 (↓先日台風並みの暴風で壊れたハウス)

そこで現在、ネクストゴール500万円を新たな目標に設定し、挑戦を続けています。

もしご興味を持っていただけましたら、SNSでのシェアやご紹介など、どんな形でも応援いただけると大変心強く思います。 

 私たちの挑戦は、まだまだ始まったばかりです。どうか、あと一歩チカラをお貸し頂き、私たちの挑戦を見守っていただけたら幸いです。

ご支援、ご協力何卒よろしくお願いいたします!

自己紹介

私たちのページをご覧いただき誠に有難うございます。私は福岡県糸島市で「志摩の海鮮丼屋」「駅前のバル」という地元産食材とりわけ地魚にこだわった飲食店や、地魚の価値を高める会員制コミュニティ「地魚BANK」を運営している株式会社いとしのいとしま代表取締役の馬淵崇と申します。

2024年より、もっともっと糸島の地魚や地元産食材を楽しんで頂くために、ワインの自社醸造をスタートしました!

2011年に「志摩の海鮮丼屋」をオープンして以来、「糸島の港で水揚げされた魚しか使わない」「漁師さんとの仕入れで値下げ交渉をしない」という信念を大切にしてきました。それは、地魚を通してお客様に喜んで頂くことはもちろんのこと、生産者である漁師さんにも納得してもらえる形で商売を続けたいという想いからです。

そのような商売を続ける中で、後継者不足や資源の枯渇、海洋環境の変化等の漁業を取り巻く様々な課題に直面しました。そこで「うまい魚をこれからもずっと食べ続けられる社会」を目指し、主客一体となって地魚の価値を高めるべく「地魚BANK」という会員制の仕組みを作りました。

地魚BANKではSNSでの旬の地魚情報の発信や魚さばき教室の開催、ビーチクリーン、漁村文化を知るためのウォーキングイベントの開催等、水産業を守るのではなく、水産業から新しい価値を創造するための挑戦を続けています。

約3年前から新たな挑戦として「地魚と楽しむワイン造り」をスタートしました。きっかけは2019年11月に糸島の水産や観光に関わる事業者と訪れたスペイン・バスク視察でした。

↓スペイン・バスク、ゲタリア名物の地魚の炭火焼き

バスクの地ワイン「チャコリ」と名物の「地魚の炭火焼」とのマリアージュ。その味の素晴らしさ以上に我々が感動したのは、出会ったバスクの人たちの街づくりや地元の文化に対する情熱でした。みんなが自分たちの街の伝統や文化に誇りを持って、その魅力を伝えようとしてくれました。

地魚の価値を高めること、地域の水産業を守ることばかりを考えていた私にとって、それはとても大きな出会いでした。我々が本当に守るべきもの、大切にすべきものは、水産業そのものだけではなく、漁師さんや地域の方々が地魚と向き合う日々の営みの中で、受け継がれてきた考え方や生き様、文化なのではないだろうか。

だとすれば、我々自身が「地魚と楽しむワイン造り」に挑戦することで、地魚の魅力を伝え、価値を高めるとともに、新しい文化を育み、地元の漁業や地域全体を盛り上げ、ひいては糸島で暮らす人々が古くからの地元の文化や伝統を改めて誇りに思うきっかけとなればと思うようになりました。

しかし、当然ながらワインを造るためには果実酒製造免許の取得が必須です。そのためには、醸造技術を学び、資金を集め、ワイナリーを建設し、醸造設備を揃える必要があります。

ワイナリー建設は荒地を切り開くことからスタートしました。

↓ワイナリー建設地整備前。木々の伐採や土地の地目転換、様々な手続きも大変でした…

↓ワイナリー建設地整備中の様子

地元農家(株)百笑屋さんをはじめ、たくさんの「じざかなかま」の強力なサポートのお陰で、数々の困難を乗り越え、2024年2月に「糸島マスエワイナリ」が完成、2024年4月に果実酒製造免許を取得し、2024年11月ついに初めて自社醸造のワインを完成させることができました!

↓2024年の仕込みの様子

↓2024年シーズン自社醸造ワイン

ワイン醸造とブドウ栽培は、宮崎県にある2軒のワイナリーでの研修と酒類総合研究所で学びました。今後も全国各地に散らばっている仲間と切磋琢磨しながら引き続き醸造技術を高めていきます。

プロジェクト立ち上げの背景

現在、ワインの原材料に使うブドウは買いブドウ(仕入れたブドウ)を使用しています。そもそも糸島は古くからデラウェアやマスカットといった生食用のブドウ栽培が盛んな地域でした。

↓ブドウ栽培担当スタッフと「桜井ぶどう発祥の里」石碑前にて。

しかし、耕作者の高齢化や、消費者趣向の変化もあり、生産量は年々減少しており、地域内では他の果樹も含めて耕作放棄地が増加しています。

そこで、糸島の先人のブドウづくりへの情熱を引き継ぎ、自社でワイン用ブドウ品種の作付けに挑戦することで、耕作放棄地を有効活用し、さらにはワイン用ブドウ原材料の安定的な確保に努めようと考えました。

ワイナリーの建設と並行して、約3年前からブドウ畑の整備をスタートしています。

↓2020年整備前のブドウ畑。先祖代々受け継がれてきた海沿いの土地。(株)百笑屋さんと決意を込めて。

↓2023年。アルバリーニョ&シャルドネ苗植え。

↓2024年 アルバリーニョ&シャルドネ定植。

↓2025年4月現在のブドウ畑

一歩づつ、地道に耕作放棄地を耕して、ブドウ栽培に取り組んで参りましたが、高温多湿の糸島の環境や海沿いの立地もあり、ブドウの病気が深刻で、思うように成長が進んでいません。

↓病気になったブドウの葉

ブドウの病気には様々な要因がありますが、雨が降った後に空気中の雑菌が繁殖することが大きな要因の一つと言われています。

このプロジェクトで実現したいこと

ブドウは生命力が強い一方、その果実はとても繊細で、病害が収穫量や品質に大きな影響を与える作物です。特に海に面した私たちのブドウ畑では、高い湿度や季節ごとの天候の変化が、病害発生のリスクを一層高めています。

とはいえスペインのバスクでは、曇りがちな多湿の環境下や海沿いの畑で栽培しながらも、ミネラル感たっぷりの魚介に合うワインを造ってました!先祖代々受け継がれたこの土地でも必ず良いブドウが獲れるはず!

↓スペインバスクのワイン畑。糸島と同様に湿潤な環境でした。

そこで、気候のリスクを軽減し、高品質なぶどうを安定して栽培するために、今回のプロジェクトでブドウの雨よけハウスを設置します。

雨よけハウスは、雨を直接ブドウに当てないようにすることで病害の発生を抑え、農薬の使用量を減らすことも可能にするブドウ栽培にとって、とても重要な設備です。

これまでは現地に生えている竹や牡蠣小屋を解体したときに出た鉄骨を再利用して支柱にする等して、限りある資金の中で、何とか取り組んで参りましたが、これから本格的に品質の良いブドウを安定的に生産するためには、今のままの設備では限界があることを痛感しました。

新たにハウスを設置することで雨よけはもちろん、誘引なども適切に行うことが出来るようになり、風にも強いブドウ栽培が可能になります。

現在の準備状況

まず苗木の準備と設置場所の整備を進めています。

雨よけハウスを設置するブドウの品種はアルバリーニョとシャルドネです。

特にアルバリーニョは別名「海のブドウ」とも呼ばれており、スペインやポルトガルの沿岸部で多く育てらています。酸味とミネラル感が特徴で糸島の地魚ともきっと合うと思います。また、比較的果皮が硬いことから病虫害にもある程度耐性があることから、雨よけハウスを設置すれば品質の高いブドウが作れると期待しています。

↓アルバリーニョの苗木

さらに雨よけハウスに必要な資材の選定、業者への見積もりを開始しています。

年々資材費が高騰しており、現在の見積もりでは雨よけハウスの資材費のみで約400万円かかる予定です。

施工費や人件費を含めると600万円は必要です。さらに安定したワイン製造のためには順次ブドウ畑を拡大していく必要があるため、ブドウ栽培に係る総事業費は今後数年間で1,000万円以上となる予定です。

ただ正直に申し上げると、今までの先行投資分を含めればその額は数倍に膨らむこととなり、資金繰りはとても苦しいのが現状です。

とは言え一歩づつ、地道に、着実に。ここまで進めてきた歩みと同じように。

今回は補助金も活用しながらまずは最低限、ブドウ栽培に取り組むための費用として300万円をクラウドファンディングによって集めたいと考えています。

↓拡張予定の畑。

↓改修中の畑。

今後のスケジュール

5月中旬頃:クラウドファンディング開始

5月下旬頃:ハウス資材納入

6月下旬頃:クラウドファンディング終了

8月頃:雨よけハウス完成予定

11月下旬頃:2025年ヴィンテージのワイン完成予定

応援メッセージ

ガインツァ(バスクのチャコリ醸造所)のホセバさんとミキータ(チーム糸島スペイン支部)


オラ!崇。ブドウを育て新しい酒蔵を作ろうとしていると聞いて、嬉しく思っている。大変なこともあるだろうけど頑張って!幸運と成功を祈ってる。なにかあったらいつでも聞いて。私はここにいるからね。

スペインバスクの老舗革製品BOXオーナー・ヘラルドさん

美食倶楽部(ガストロノミカ・バスクで長年続く食文化)の料理会の時に、この記念すべき糸島マスエワイナリのファーストヴィンテージを皆さんに振る舞います!幸運を祈る!

最後に

我々のワインプロジェクトのゴールは良いブドウを作って、美味しいワインを作ることで終わりません。

このプロジェクトに出来るだけ多くの人を巻き込んで、ブドウを造ることから関わって頂き、新しい価値が産み出されようとする正にその瞬間に立ち会って頂き、「おらが街ワイン」として支援者の皆様自身が、誇りに思えるようなワインにしたいと思っています。

我々のワインは、最低限の酸化防止剤しか使いませんし、栽培はできるかぎりオーガニックにしたいと思っていますが、それだけをもって軽々しく自然派ワインだとは言いません。

流行りや上辺だけの価値を追い求めるのではなく、本質的な価値を追い求める道のりの中で産まれる様々な考え方、物語、矜持やたしなみ、生き様が、いつしか糸島の歴史・文化となり、後世に残っていくことになるかもしれないという、大きな覚悟をもって取り組んで参ります。

スペインバスクの人たちや糸島の先人たちの情熱に負けないように。

皆さまのご支援が糸島の未来を形作る力になります。私たちの想いに共感して頂ける方は、是非ご支援頂けると幸いです。

*****************************************************************************

2025年6月3日追記

目標金額を達成することが出来ました!

スタートから16日での達成、一重にご支援いただいた皆様のご協力のお陰です!
本当に有難うございました!

お陰様で雨よけハウスの整備もスタートしています!

松末ヴィンヤード1号園の整備のための最低限の資金は集めることが出来たのですが
これから松末ヴィンヤード2号園、桜井ヴィンヤードの整備にも資金が必要です。

この機会に一気に進めるためにネクストゴール500万円に挑戦します!

より多くの方に皆さんとの挑戦を知って頂きたいと思っていますので
シェア・拡散・ご支援の程引き続き宜しくお願いします!

*****************************************************************************

■酒類販売管理者標識の掲示について

<掲示事項>  

1.販売場の名称及び所在地 :糸島マスエワイナリ 福岡県糸島市二丈松末712-1

2.酒類販売管理者の氏名 :山内 桂

3.酒類販売管理研修受講年月日 :2024年5月13日

4.次回研修の受講期限 :2026年5月12日

5.研修実施団体名:一般社団法人全国スーパーマーケット協会

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

もっと見る
  • 今年も収穫前に…

    2025/06/27 17:30
    バケツ一杯に入っているブドウは病気にやられたブドウです。こういうブドウは未熟果となるので今のうちから落とすのですが、こうもたくさんあると心が折れます…来年こそは病気にやられないように雨よけをしっかり作って、良いブドウに育てるからね!と、一つ一つ供養しながらの作業でした。 もっと見る
  • GOCHIAMIの瓶詰め前に、ワインを冷やしこんでいます!たまにワインを買ったときにガラスのようなシャリシャリした結晶が瓶底にたまっていることがあります。それは酒石酸というワインの成分の一つで、安全性には問題無いものの、異物混入と勘違いされる場合があるので、冷却チラーを使って-3度くらいまで冷やしこみ、瓶詰め前に結晶化させて取り除きます。さらに、GOCHIAMIは微発砲ワインなので炭酸ガスが溶け込みやすいようにするためにも冷やしこみが大事。タンクの周りは空気中の酸素が凍ってこんな様子に(;^_^A完成が待ち遠しいです! もっと見る
  • 魚とのペアリングは負けない!笑 もっと見る

コメント

もっと見る

投稿するには ログイン が必要です。

プロジェクトオーナーの承認後に掲載されます。承認された内容を削除することはできません。


  1. 2025/06/01 06:09

    目標達成\(^o^)/


同じカテゴリーの人気プロジェクト

あなたにおすすめのプロジェクト

新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!