
前略、船の上より。
平素よりお世話になっております。
当プロジェクト編集部 特集記事担当です。
本日も引き続き船の上(フェリー屋久島2)よりお送りします。
※前回の記事(前編)はこちらから。
サーカスのテントが目を引く、2月末の鹿児島埠頭の景色。
階段を登り、2Fへ。外に出てみましょう。
潮風と景色、そして足元に感じる木材の質感。
すっっっごい気持ちいい(停泊しているのに)
もし仮に航行していたら。
ここでずっと黄昏れてしまいそうなくらいの心地よさです。
乗ったことがある方ならきっと伝わると思います。
少し話題は逸れますが、個人的に船の2F、3Fという部分は正直慣れません。
タラップを上って2Fからスタートとなるイメージ(刷り込み)の都合か、階層的には3Fにいる気持ちになります。
さて、そのまま船首側へ進みます。
展望ウッドデッキからの風景。
正面に停泊しているのは「フェリーとしま2」
ついつい、「おお~」と声が漏れてしまいました。
「高さがあるから停まった状態でも(景色の)見応えが凄いですね」
「(航行している状態なら)景色がすごくいいんですよ、風を感じることも出来ますからね」
「仮に特別室取ってても、ここにずっといる気がします笑」
ちなみにこの展望ウッドデッキがある2Fには
展望スペース(旧:喫茶室ブーゲンビリア)もあります。
禁煙の横にあるコーヒーラウンジの文字がかわいい。
ここも景色がいいようで。椅子に座ったりもしてみましたが凄く快適。
航海時は原則として解放されているそうです。
こことウッドデッキの往復をしているだけでも4時間はあっという間に過ぎてしまいそう(なんて贅沢で優雅な時間の過ごし方!)
「そういえばさっき通りませんでしたけど、2Fの奥(船尾)側には多目的ホールもあるんですよ」
「多目的ホール?」
「ステージがあって・・・」
「ステージ・・・?」
・
・
・
廊下を通り、奥に進みます。※ちなみに前回記事でも一度通ってるはずの道なのに気付きませんでした。
「おおー!! 本当にステージ(がある)!!!!!!!!!!」
シアタールームと呼ぶ人もいるが正式には「イベントホール縄文」
赤を基調としていて豪華な印象。
跳ね上げ式の椅子と色合いも相まって どことなく映画館っぽいなと正直思いました(実際にシアタールームも呼ぶ人もいるそうです)
「凄いですね、フェリーに舞台があるって」
「クルーズ(イベント)の時とかには踊ったりとかですね」
「踊り・・・?」
「写真(データ)が残ってるので後でお見せしますよ」
2008年頃のクルーズイベント時の写真(提供:折田汽船株式会社)
「これ欠航期間中にイベント?とか何か出来たんじゃないですか…」
「いや先ずは修理。そして再運航が最優先ですから。それにご迷惑をおかけしている屋久島の方々にも申し訳が立ちませんよ」
「ああ、それもそうですね…ごめんなさい」
正直なところ、これだけ諸々の設備が揃っているという部分。
不謹慎ながら少し「もったいないなぁ」と感じてしまいました。
「(縄文ホールのみに限らず)運航を再開して、また皆様にご利用頂きたいって気持ちの方が大きいです。これは船員の皆も含めて思ってることだと思いますよ」
ああ、そうか、なるほど。
ふと、このプロジェクトの文章でも使われている
「当たり前だからこそ大切に」という言葉が心に過ぎりました。
船そのものも、使う人にとっても、動かす人たちにとっても「大切な日常」だったんだなと。少しだけハッとさせられました。
※ちなみに航海時は原則として縄文ホールも解放されているそうです。
・
・
・
そしてまた外に出て3Fへ。

床の素材が変わったことで、歩いてる感覚がかなり変わります。
個人的にはこっちの方が馴染みのある感覚です。
「一旦、一番上までいきましょうか」
「(一番上?)はい!!」
ランプがかわいい
そのまま一周するようにぐるっと。
第四甲板(A甲板)でも作業の跡が垣間見えました。
車両乗り入れのための橋(ランプウェイ)。
こうやってみると本当にすごく大きい。
倒れてる(接地している)時とは全くの別物のようにさえ見えます。
ランプウェイというらしい。初耳。
ちなみに「ロ・ロ・(LOLO)船」と「ローロー(RORO)船」みたいな話もこの時に教えてもらいました。知らないことが多すぎる。
(※ここで書くと少し趣旨が変わってきますので割愛します)
そして だいぶ長くなってきましたのでここからは
しばらく画像メインでお届けします。



何故だか某国民的アニメの「木馬」を思い出すフォルム
煙突のことを「ファンネル」と言うらしい。
ロゴ?部分、実は立体。伊達じゃない。

展望室(ハイビスカス)の椅子は この日は上げてあった。
そして、ついに最上部へ。

そしてこの奥にあるのは…そう。操舵室。
外(ガラス越し)から撮影。
恥ずかしながら船のことを本当によく知らない私。
聞く話、見るものが全て新鮮に感じてしまいました。
乗るだけでも十分に楽しめそうですが社会科見学というか船内ツアーみたいなのがあったら面白そうだなぁと。
気付けばあっという間に時間が過ぎていました。
「そろそろ戻りますか」
ぐるりと一周し、階段を降りて…再び1Fへ。
手書き感、めちゃめちゃかわいい。
フロントの日替わりカレンダーは「あの日」で止まっている
フロント前、そろそろ下船するかという空気の中。
「(実際に見てみて)どうでした?」
と聞かれて、少し言葉に詰まってしまいました。
フェリー屋久島2そのもの、船(フェリー)が持つ魅力。
ここだけで言うなら「楽しかった」「面白かった」と答えていたでしょう。
しかしながら、
実際に作業している船員の方の姿。
至る所にある補修(ドック作業)に向けて付けられている印。
折田汽船株式会社としての運航再開へ向けた熱意。
私自身もプロジェクトメンバーの一員ではありますが、正直なところ 実際に初めて「現場」としてのフェリー屋久島2を見たことで感情も強く動かされただけでなく、印象の変化(が起きていること)を自覚出来ていました。
「うーん…」
「すごく複雑な感情で ちょっと言い表しにくいんですけど」
そう言いかけた折ふと、外へ出ると車両甲板へと降りるドアが開いていました。階段エリアの「中」のペンキを塗る船員の方の姿。

船体(外側)に関してはドック作業で進めるようですが、今回の欠航に併せてこういった細かい部分の作業を平常時より多く進めているそうです。
「凄いですね」」
「いやいや、当たり前なことをしているだけですよ」
恥ずかしがる(照れる)訳でもなければ、誇る訳でもなく。いかにも自然にタラップを降りながらさらりと。
正直なところ、立場を忘れて心を打たれてしまいました。
そしてここで、不器用ながらさっきの問いに対して。
私の中で1つの結論が出ました。
「エゴかもしれませんけれど 知らなかった、分からなかった、伝えきれていなかった部分、ちゃんと伝えたいなって思いました」
(この時の言葉に対して今回の記事でどこまで出来ているか、私自身は正直あまり自信がありません)

「…ああ、そうだ。」
「?」
「ドック入りしちゃう前に、例の部品のところも見ときましょうか」
「例の部品・・・?」
・
・
・
(後編へ続く)
______________________________
担当雑記
今回(中編)はここまで。
あくまで私個人の意見にはなりますが、これまで発信内容としてチャレンジの主軸である「離島航路の重要性や現状」という部分やプロジェクト内容に関する部分が多く、逆にフェリー屋久島2そのものにフォーカスした内容を中々これまで お届け出来ていなかったと痛感しております。もっとより多くの方に「フェリー屋久島2」の「今」を知っていただきたいと強く感じています。
私自身も実際に、作業をしている船員の皆さんの姿、フェリー屋久島2と屋久島の方への想いを見聞きしてかなり印象が変わりました。
フェリー屋久島2は本日現在、欠航中です。
しかしながら運航再開に向けて、着実に進んでいます。
(※実際に運航再開予定日、予約再開もHPにて公開・掲載済)
過日での記載になり内容的に前後する部分も出てきますが、今後もプロジェクト内やSNS等では「船内の様子」や「修繕状況」といったフェリー屋久島2の様子については引き続きお知らせしていく予定です。
今後ともフェリー屋久島2、そして
本プロジェクトへの応援・ご協力をよろしくお願い致します。
(特集記事担当)
_______________________________
皆様のご支援が、未来をつくります!
航路を守ることは、地域の暮らしを守ること。
皆様のご支援が、屋久島の未来。
そして全国の離島航路存続への希望 につながります。
「フェリー屋久島2」や「全国の離島航路」を未来へつなぐため、ぜひお力をお貸しください。
■ プロジェクトページはこちら
▶[https://camp-fire.jp/projects/814371/]
■ 最新情報はTwitter(X)でも発信中!フォロー&拡散での応援をよろしくお願いいたします。
▶[https://x.com/CfcFerryYaKu2]
また、#フェリー屋久島2 のハッシュタグをつけて、応援の声を発信していただけると大変励みになります!
_________________________________
引き続き、本プロジェクトをどうぞよろしくお願いいたします。
記:クラウドファンディングプロジェクトチーム





