
私たちの「能登瓦再生陶器の売場造りプロジェクト」は、その後、どのように動き出しているのか…この物語(プロジェクト)のはじまりの地、輪島市門前町を大型連休の5月5日(月)に訪ねました。
前回は売り場を設置させていただきました。お店にはどんなふうに人が訪れ、総持寺通り商店街の風景はどう変化しているのかを知りたい…そんな気持ちでわくわくしていました。

令和6年1月1日元旦に震度7の能登半島地震が発生。総持寺通り商店街は甚大な被害を受けました。少しずつ復旧・復興する中で、まずは仮設商店街で活気を取り戻しつつあります。
その中に沢田陶器店があるのです。
入口から一歩中へ入るとすぐそこには…素敵にディスプレイされた能登瓦再生陶器があります。
前回この棚を組み立てた時よりも、とても整然と存在感を持って陶器たちが並んでいました。

しばらくお店の中で沢田さん(店主)とお話をしていると、次々にお客様が。
「この陶器をつくった職人さんですよ!」ということになると、お客様の興味は小川さんへ。
会話は弾み、お客様にはそれぞれに購入の動機があることがわかりました。

陶器に興味をお持ちになって、全国各地からこの「能登瓦再生陶器」を一目見ようとやって来たという方がありました。
観光地としてこの場所に少しでも多くの方が訪れるきっかけになっています。
また地元住民として、いろいろなご支援を受けた方に、この陶器をお返しとして送りたいという方が多いことにも驚きました。
お礼の気持ちを何かカタチにしたいという時に、能登瓦からつくられた陶器は最適ですね。

被災された方がお買い上げくださり、日常の暮らしで活用されることももちろん多くあります。煎茶湯呑みはお友達やご家族とお茶を飲んで語り合う時に。ビアカップはビールだけでなく、焼酎で一杯…という毎晩のお楽しみにというように。
中には、
「能登瓦からつくっているんですね。壊れてしまったけれど私の家の瓦も入っているかな…」
と、まさにこの陶器の持つ“再生”という意味、“割れた瓦たちが蘇った姿”から希望を感じてお買い上げくださる方もありました。
さまざまな想いを持った方々によって、「能登瓦再生陶器」が広がっていることに、とてもうれしく思いました。

あ、もう一つ・・・私たちが沢田陶器店をあとにしてから、店主よりうれしい報告がありました。小川さんをはじめ、私たちがお店を訪れたことでお客様がどんどんやってきて、「能登瓦再生陶器」のコーナーから、みるみる商品が売れて行ったというのです。偶然だとは思いますが、特に宣伝することなく…この一日はとても充実した様子でした。
写真を添えた報告に、これまたうれしい気持ちになりました。

購入いただき、商品が無くなるようであれば、小川さんが信楽で焼いてお届けするというお約束をしています。
「能登瓦再生陶器の売場造りプロジェクト」は売り場設置をゴールとしていましたが、その後も地域とのお付き合いが深まっています。
再生陶器の現物をご提供させていただきながら、その売上げは100%、被災地でご活用いただいています。
これから新たなプロジェクトにつながるかもしれません。
ご支援いただいたみなさまへのリターンも手元に届いたころかと思います。
今後とも引き続き、私たちの活動を見守ってくださいね。
(報告:山本克彦)



