2023年6月3日、竹原研究室を巣立ち独立しているメンバーが先生の呼びかけで集まりました。「相談がある」。――黒板講義を、もっと多くの人に届けられないか。 イベントで不定期に続けてきたものの、遠方へ頻繁に出向くのは難しく、先生ご自身の設計の仕事も多忙で、そればかりに時間を割くわけにはいかない。アーカイブは溜まっていくのに、体験はその場だけに留まってしまう。そこで浮かんだのが、「本にまとめる」という案でした。
方針は明快です。1年間で関西の大学・専門学校を巡り、授業の一部として黒板講義を実施する。その場の文脈に合わせて話題も構成も変え、取り上げる建築も毎回新たに書き起こす。写真と言葉で記録し、教室の空気や手の速度が損なわれないよう丁寧に編集していく。実行委員はいずれも、学生時代に黒板授業を受け、いま建築家として実務に向き合う仲間たちです。
こうしてプロジェクトは動き出しました。 黒板の前で生まれる線と思考を、できるだけそのままの温度で手渡すために。本という器で受講の機会をひろげるために。
あれから2年半で、ようやくカタチになって全国の人に届けられそうです。編集作業はもう少し!
最後まで細部まで詰めていいものに仕上げます!
お楽しみに!!




