
Photo: 『経験される対象は脳の中に住んでいる小人の前で上映される』
by Jennifer Garcia is licensed under CC BY-SA 2.5
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Cartesian_Theater.svg#mw-jump-to-license
「流転」クラウドファンディングでは、美術部生徒のみなさんからも展覧会へ向けて活動報告をお届けしていきます。
今日は高級部3年生の申鮮鎬さんからのメッセージです。最後までお読みいただき、ご支援いただけましたら幸いです。
皆さま、こんにちは。部長の申鮮鎬です。これで2回目の活動報告ということで、以前は展示全体のイメージについて話しましたがは、今回は展示テーマ「流転」に沿った私の作品についてお話ししたいと思います。
「流転」は絶え間ない変化と循環を表す言葉です。その中でも私は、変化する瞬間が織りなす奇妙さや連続性を表現するべく、哲学者デカルトが提唱した二元論を批判する概念である「カルテジアン劇場」をオマージュした作品に挑戦しています。
カルテジアン劇場とは、「私たちの意識はあたかも舞台で上映される映画のように、心の中で統合されたイメージとして見えている」という比喩です。私の作品では、このイメージを視覚的に解体し、観る人が無限に循環するような感覚を体験できる仕掛けを作っています。
たとえば、鏡や映像を組み合わせて、ある場面を見た瞬間に次の場面が映し出され、気づけばまた最初の場面に戻っている……そんな「終わりがないループ」に陥る構造です。この奇妙な体験は、見る人の中に「自分が見ているものとは何か」「変わり続ける中に確かなものはあるのか」といった問いを生み出すはずです。

Photo: 『モニターにおけるドロステ効果』
by Svdmolen is licensed under CC BY-SA 3.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Droste-wikipedia.jpg#mw-jump-to-license
最後までお読みいただき、ありがとうございました。展示会で皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。




