
前回のリフォームの最後の時に、お隣の入居者さんの解体工事で、私たちの借りる220号室には取り外されてしまっていた食器棚の部材を分けていただけるということで、まとめて部材を頂いたのですが、今回はそれらを組み立てなおしてみました。とはいえ、解体用に切り取られたりしているので、パズルを組みなおすみたいな作業です。

部材の山を運んで
こんな感じで運び込みました。
今回は組み立てです。
220号室の台所の床はこんな感じ

組み立ての為に、床板をはがすと

古い床の部分が残っていました。ラッキーです。

食器棚の長い扉の部分を組み立てていきます。

切り取られているので、無理やり繋ぎながら作業しています。

食器棚の下の開き戸を取り付けます。

引き出しを4つ並べて、その上に作業台を取り付けます。
とりあえず下の部分は恰好が付きました。明日は上の食器棚を復元してみます。
作業していると、色々な方が、団地の見学にいらっしゃるのですが、本日は、今回のクラファンのイメージ画像を書いていただいた「ペコロスさん」こと岡野さんが顔を出してくれました。

連載中の漫画でも、旧魚の町団地の話題を書いてみるね!と言ってくれましたので、お楽しみに
クラファンも残すところ2週間です。このクラファンに参加することで、どう変わるんだろう?とイメージがつかみにくいかもしれません。この宿の魅力は、
原爆投下からわずか2年後の戦後復興期に建てられた貴重な建物に宿泊できる!
という唯一無二の施設だということです。
私は今山梨で2棟の農業体験民宿を運営していますが、ほとんどが海外からのお客様です。
特に宝乃小宿という、昭和42年に建てられた昭和の和風住宅は、海外の方からすると、ジャパニーズヒストリックハウス!と言われて昔の日本の暮らし向きを気に入っていただいています。

ですから、今回私たちがリフォームする「泊まれる48型」旧魚の町団地の宿の利用される一番ボリュームゾーンのお客様は海外からの方ではないかと思います。
ですが、海外の方がご利用いただく前に、ぜひクラファンの特典を活用して、日本の方にこの宿を体験していただけたらいいなと思っています。
現在日本にはものすごい数の外国からの旅行者が訪問し、日本の様々な場所、食、体験を楽しんでいます。様々な日本のいいところを知っていただくとてもいい機会だと思っていますが、限られた旅行日程の中、まずは長崎に行こう!というお客様が少ないのは確かかもしれません。
でも日本が好きになって、また来ちゃいました!というリピーターの方には、ぜひとも長崎はお勧めしたいと思っていますし、同様に今の日本の方にも、今一度足を運んでいただきたいのです。
海外の方に、日本ってどんな国ですか?と紹介するとき。
京都をはじめとした様々な古い建築物、寿司や天ぷらなどの和食、新幹線やトヨタなど世界に誇れる技術、漫画やアニメなどのサブカルチャー、四季折々の自然。
これらは、いわば、テーマ―パークのアトラクションを楽しむ日本だと思っています。
もちろん魅力的で楽しい日本の姿だと思います。
でも日本らしさって日本的なアトラクションを体験する事でしょうか?
日本は数年おきに地震や、自然災害で被害を受け、それを復興する事を繰り返してきています。
また唯一の原子爆弾の被爆国として、壊滅的な被害から復活している国です。
災害があっても笑顔で助け合い、悲惨な状況にも忍耐強く並び、待ち、片付ける。
そんな日本人の気質を伝えるのに、長崎という土地はとても分かり易い場所だと思っています。
鎖国の日本の唯一の窓口としての街であり、キリスト教の迫害の歴史と、世界の窓口としての街、原爆の悲しみと、再生の力強さを学べる街。
日本人の強さを、この街を訪れて、今一度感じてください。
世界に平和を。日本が平和を届けるにふさわしい国であることを思い出せる場所だから
海外の方に、サービスするのではなく。海外の方に日本を考えてもらうためにまず自分が体験する。日本人であることを強く意識できる街だと思っています。
海外の方にこの宿を独占させるなんて、実にもったいないと思っています。
ぜひクラファンに参加して、長崎のいいところを、そして日本人の凄いところを、
折角ですから体験しに来てくださいませ。
ぜひ歓迎いたします。





