(ここは河原ではなく田んぼだった場所です)
今日は朝から田んぼの復旧作業でした。
今回の地震と豪雨では多くの田畑も被害を受けました。
田畑の陥没、石垣の崩れ、土砂の流入、と、色々ありますが、いま急ぐ必要があるのは生き残ってる苗を助けることです。
田植えを終えたばかりの田んぼでは苗が一番水を必要とする時期。このまま水が来なければ枯れてしまいます。
谷川の水を田んぼまで引き入れる水路も流されたり、土砂が詰まったり、そもそも水路自体が無くなってたり。
崩れた谷川から田んぼまで数百メートルのホースを引いて、田んぼの水を確保します。
数十〜数百メートルのパイプを担いで崩れた谷川を登るのはなかなかくたびれました(今日はとりあえず3ヶ所完了!)。普段の渓流釣りのように釣竿を担いで登るなら楽勝なんですけどね(笑
今回の被害は河川本流ではなく、山から無数に下りてくる小さな谷川が豪雨で氾濫したために起こりました。改めて水の怖さを学びました。水は怖い一面もありますが、普段は山の暮らしになくてはならないものです。田畑を潤し、稲を育ててくれます。鮎やうなぎも育ててくれます。それに、停電してもビールを冷やせます(笑
気がつけば残り一週間。皆さんから多くのご支援を頂き、本当に有難う御座います。本来であれば頂いたメッセージにお一人お一人ご返信差し上げたいところですが、日中のくたくた、電話回線不通によりネット環境が悪いこともあり、何卒ご容赦下さい。頂戴した応援メッセージは全て拝読させて頂いております。お金より何より、励みになります。明日は大工さんしてきます/
【集落の状況報告】
地震と豪雨の影響で未だ道路は大きく寸断されており、狭く危険な迂回路を利用しております(一部「避難指示」継続中)。29日の豪雨で一部仮設道路もダメになりました(復旧作業中)。また、一部では大きな土砂崩れのため当面断水が続きそうです。水が出ても濁り水の箇所も多い状況です(集落では普段から山水を引いておりそれが切れています/現在、必要な家屋には町役場から生活水が届けられています)。電話は一部で電線がポキポキ折れているので不通箇所があります。
※集落では道路状況が酷いため、現在災害ボランティアの受け入れを行っておりません。必要に応じて知人・友人を頼りながら人力復旧作業を進めております。地区外の方の不要な通行は大変危険で復旧工事の支障にもなりますのでお控え下さい。
2016/07/2 夜