ここ数日は連日35℃近い猛暑日でした。
引き続き、生き残った苗の救出作業をしています。
このまま水が来なければ枯れてしまう苗ですが、どうにか山からホースで水を引っ張って、田んぼまで必要な量を確保していきます。山を越えー 谷を越えー (何か昔そういう歌がありましたね)越えるところが地震や水害で崩れているところばっかりなので、なかなか大変です。
熊本らしい、じめーっとした湿度の高い猛暑日ですが、作業が川の中なので幾分涼しいです。
途中、川で冷やしておいたビールが流れるなど細やかなハプニングはありましたが、とりあえず今日予定していた作業は無事に終えることができました。
生き残った苗を助けつつ、いつも通りの農作業があります。水の調整、草の管理、畦草刈り... 田んぼの石垣が崩れた箇所もたくさんあるので、それも元に戻さないといけません。この程度の災害で綺麗な棚田が失われてたまるもんですか。昔っから人の手でつくったものです。絶対に元に戻します。
そういえば皆さん、崩れた田んぼの石垣はどうやって戻すかご存知ですか?
今は苗を植えたばっかりなので、少しでも収穫するために生き残った苗をそのまま育て、崩れた箇所には応急的に水路を引きます。石垣を修復するのは田んぼから水が引く稲刈り後、秋に修復するんです。
ちなみに、これは地域によっても違いますが、うちの集落の場合、田畑が崩れた場合は上の持ち主が復旧をする取り決めになっています。
まだまだ長丁場。夏バテしないように頑張ります。暑さ厳しい折、皆様もお体ご自愛下さい。
2016/07/7 七夕 夕方
【集落の状況報告】
地震と豪雨の影響で未だ道路は大きく寸断されており、狭く危険な迂回路を利用しております(一部残っていた「避難指示」は解除され「避難勧告」となりました)。29日の豪雨で再陥没した仮設道路は復旧しました。一部では大きな土砂崩れのため当面断水と全面通行止が続きそうです(必要な家屋には町役場から生活水が届けられています)。電話は一部で電線がポキポキ折れているので不通箇所があります。
※集落では道路状況が酷いため、現在災害ボランティアの受け入れを行っておりません。必要に応じて知人・友人を頼りながら人力復旧作業を進めております。地区外の方の不要な通行は大変危険で復旧工事の支障にもなりますのでお控え下さい。
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皆さんにお送りする予定の梅干し、昨日紫蘇を入れました。