もくじ
- 1.ご挨拶
- 2.映画「神の島」とは
- 3.出演者
- 4.困っていることと見積
- 5.ご支援リターン内容
- 6.スケジュール
- 7.応援メッセージ
- 8.ご支援よろしくお願いします
1.ご挨拶
- 初めまして、この度は映画『神の島』の公開と上映拡大プロジェクトにご興味もってくださり、ありがとうございます。
- このプロジェクトの監督(起)をさせていただきます谷口広樹と申します。

私は1976年に大阪府豊中市で生まれました。同郷の手塚治虫さんや山田洋次監督の作品が好きで「アドルフに告ぐ」や「故郷」等、いつかそのような映画を作ってみたいと考えていましたが、特に映画に関わることはありませんでした。その後、韓国と中国に留学する機会を得て90年代の両国で青春時代を過ごした事は今の私に大きな影響を与えています。その後、清水崇監督「The JUON/呪怨」塩田明彦監督「どろろ」ソンヘソン監督「力道山」の制作部を経て、武正晴監督の日韓合作映画「カフェソウル」、日蒙合作映画「モンゴル野球青春記」等のプロデューサーを務めました。最近は監督して「フゥと佐助の東方犬聞録」「幕末陰陽師・花 the last diviner」「田の守り人」などアニメーションも制作しております。
京都映画企画市グランプリ作品 幕末陰陽師花 https://youtu.be/X2h65JRhfko
・本プロジェクトのきっかけ
しかし、3年前の2022年の祖父の死とロシアのウクライナイ侵攻を機に思い出したことがありました。それは23年前に参加したフィリピンでの遺骨収集のことです。現在も100万人以上の日本人のご遺骨がまだ海外に散在しています。私はフィリピンに派遣され元日本兵のお爺さん、お父さんを亡くされた遺児のおじさん達と一緒に遺骨を探すプロジェクトに参加しました。現地の情報は50年以上も前のもので、しかも手掘りなので思ったように見つけることができず苛立ったのを覚えています。が、何よりも元日本兵のお爺さんと遺児のおじさん達と同じ釜の飯を食べながら日本について話し合った経験はずっと頭の片隅にありました。そして、いつか現地で聞いた話を映画化したいと思っていました。
23年前にフィリピンでの遺骨収集に参加した時の私
・今、神の島を作る意義
映画『神の島』は魂を繋ぐ映画です。今、共同体の記憶が失われつつある時代にこそ、教科書には載らなかった日本人の“もうひとつの歴史”を映画という形で未来に残したいと考えています。主人公の魂を一人でも
多くの方々と繋げたいと考えています。また、混迷の今、歴史は語り始めます。
・ストーリー
太平洋戦争時、ポートモレスビー作戦に参加し戦死した小山勲の魂は闇の中をさ迷っていた。ある日、彼は「神の島」と呼ばれる島に流れ着き、そこで肉体を持つ。それは未練を晴らし成仏するための島が与えたものだった。そして、家族の消息を探しに80年ぶりに日本を訪れるのだが・・・
https://drive.google.com/file/d/11YDLO2HeaQ12lM8LxQqLzBHCPelLTBl3/view
3分の解説ラジオです。MC2人が分かりやすく見どころを解説。

・映画の見どころ
映画を作るに当たって多くの方々と魂を繋げるように拘りました。
まず、戦前から戦後まで国内外で作られた戦争映画を見て、そこにまだ描かれなかった切り口をシナリオに盛り込みました。次に撮影地は実際の戦場であったニューギニアやフィリピンで撮影しました。多くの方々が非業の死を遂げたスタンレー山脈の入口にも行ってきました。
また、日本に残る戦争遺跡を記録するための撮影に拘りました。
その結果、広島、福山、山口、沖縄、大阪、長野、新潟、東京、横須賀、八丈島、伊豆大島10都市以上でロケを行うこととなりました。
次に世代を越えたキャスティングに拘りました。
共に1つの作品に関わり同じ釜の飯を食べながら挑戦することは私が遺骨収集で得た経験と類似していました。戦争体験のある80代、90代から戦後世代そして生後8ヶ月の赤ちゃんまで参加しました。お客様も自分のことを投影させて見れる映画です。また、戦争映画は男性中心と見られがちですが、夫を待ち続けた女性たちの姿、そして戦後、力強く母として生きた人々の姿も描いていますので、女性も見れる作品です。

そして「観たら終わり」ではなく、「観た後から始まる」映画体験を提供します。
混迷の時代だからこそ―歴史は今、語り始めます。私はこの映画を以て日本全国を回ろうと思っていました。そして、遺骨収集の募金を募り、未だ海外に散在する先人たちの魂を後身の若者に繋ぎたいと考えています。私は遺骨収集に参加して、全てのご遺骨を回収することはできませんでしたが、今、思うとあの活動は先人たちとの対話だったと思いました。日本とは何か、人間とは何か。そのことを考える貴重な体験です。ぜひ、これからの日本の若者に遺骨収集の機会を与えられると幸いです。

主題歌にも拘りました。
最後は奄美大島の神歌の最後の伝承者である朝崎郁恵さんに主題歌を歌ってもらいます。
彼女の歌声こそ、鎮魂に相応しいです。以下、朝崎さんの代表作です。
3.出演者及び声優
・ベテラン俳優陣
若林豪
中原丈雄
京田尚子(ナウシカの大ババ様の声を担当した声優界のレジェンド)
別府康子(劇団民藝)
中山研(無名塾)
辻本晃良
1965年、大阪府豊中市に生まれ。舞台芸術の本流を極めるべく文学座附属演劇研究所33期で研鑽を積み、東映京都俳優養成所27期。マーティン・スコセッシ監督『SILENCE』での与力役、原田眞人監督『関ヶ原』の上杉景勝、『日本のいちばん長い日』の河辺虎四郎――名匠の下で磨かれた存在感は本作でも際立つ。
・若手俳優陣
谷英明

関口理紗
4. 困っていることと見積

この映画のメッセージをより多くの人々に届けるためには、完成度をさらに高めるための仕上げ作業と、より強力な宣伝活動が必要です。現在、全国公開に向けた最終的な仕上げと広報活動の費用として、約900万円を見込んでおります。そのうちの300万円分を、皆さまからの温かいご支援でサポートいただけないでしょうか?
ご支援いただきたい内容(目安):
■ポストプロダクショングレードアップ費
・音響仕上げ(整音・ミックス・MA):150万円・CG制作費(合成・視覚効果):300万円・カラーグレーディング(色調補正・トーン調整):100万円・DCP制作費(上映用データ作成):10万円
■主題歌制作費
・録音・アレンジ・ミックス等:50万円
■宣伝・広報費
・SNS・Web広告・新聞・テレビ・イベント・チラシ等:300万円
■映画祭出品・海外展開準備費
・提出素材制作、英語字幕制作、登録料など:50万円
■ その他に取り組むこと
・全国の映画館や関連団体(遺族会)に営業する。
・シニア世代の求心力のある方々に手紙を書く。
・多くの媒体に取り上げてらうよう露出を増やす。
・多くの映画祭に応募する。
・大学のサークル(映画系・平和活動系)とイベントをする。
・宣伝部を組成
・地方自治体に営業する
5.ご支援リターン内容
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― 皆様の想いが、この映画を完成へ導きます ―
ご支援いただいた皆さまへ、心からの感謝とともに、“魂を繋ぐ”をテーマにした限定グッズをご用意いたしました。この映画が生まれる瞬間を、皆様と分かち合いたいと願っています。

①【感謝のメール】
監督からの熱い想いと心からの謝意を込めて、あなただけに送る直筆メッセージメールをお届けします。
②【限定ポストカードセット】
感謝のメールとともに、映画の世界を一足先に感じられるオリジナルポストカードをお送りします。
③【俳優サイン入り写真】
出演する若手俳優陣の中から、あなたのお好きな俳優をお選びいただき、直筆サイン入り写真を特別にお届けします。
④【完成前試写会ご招待】
作品が初めてスクリーンに映し出される特別な時間に、ご招待として一緒に立ち会っていただけます。
⑤【映画台本(製本版)】
現場で実際に使われた、魂のこもった脚本を一冊。物語の細部まで感じていただける貴重な一冊です。
⑥【エンドロールにあなたの名前を掲載】
映画の最後に、支えてくださったあなたのお名前を、感謝の証としてエンドロールに記載させていただきます。
⑦【メイキングDVD提供】
制作の裏側やキャストの素顔が詰まった非公開映像を収めた特典DVDをお届けします。
⑧【アソシエイトプロデューサーの権利】
物語の完成に深く関わる支援者として、本作品の「アソシエイトプロデューサー」と
映画のクレジットにも、そのお名前を刻ませていただきます。

6. スケジュール
● 5月11日(土)|母の日 【第一報・情報解禁】
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● 6月12日(水)|マスコミ試写会開始(6月19日、26日、7月2日、18日)
● 6月15日(日)|父の日【第二報・追加情報解禁】
〇 7月26日(土) |試写会(ご支援いただいた方用)14時~西荻窪ことカフェ
● 8月1日(木)|“島の日”記念【第三報・追加情報解禁】
● 8月上旬(予定)|ケイズシネマ(新宿)公開開始
● 9月以降|全国地方上映開始
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● 11月中旬|広島平和映画祭 上映
7. 応援メッセージ

若林豪さん(俳優)
長崎市出身の私は6歳の時、原爆に遭った。人の死、原爆体験が、私が生きることの根底にあります。
そして、あの戦争で愛する人達を無くし、心に深い傷を負いながらも、戦後を懸命に生き抜かれたご遺族の方々に心から敬意を表します。映画「神の島」は平和への祈りの映画です。ぜひ、ご覧ください、
朝崎郁恵さん(音楽家)
「平和への願いが込められた『神の島』に音楽で参加できることを誇りに思います。皆様と一緒に、この素晴らしい映画を支えたいです。」
中野良さん(時代考証学者)
「この映画は、歴史を体験し学ぶ絶好の機会を提供します。平和な未来のため、ぜひこのプロジェクトにご協力ください。」
8. ご支援よろしくお願いします。
映画『神の島』は、戦史には残らない市井の人々の歴史(魂)を未来につなげる試みです。
皆さまのお力添えをいただけましたら、より多くの方にこの映画が届き、命の物語と平和のメッセージを広げていくことができます。どうかご検討いただけますと幸いです。
(ニューギニア・スタンレー山脈の麓にある慰霊碑の一つ)
最新の活動報告
もっと見る孫の世代がどう祖父のことを描くかの苦悩
2025/07/22 11:57皆様ご支援ありがとうございます。8月2日の公開に向け、準備を進めております。今回の作品の一番の見どころであり、難しかったことは、孫の世代がどう当事者たちの苦悩や怒りを描けるかということでした。戦争を経験していない私が怒り、わめき、訴えるということがどうしても現実味を欠き、それでいてあの頃の先人たちの苦悩や怒りを描かななければ、この作品を作る意味がやはり薄らいでしまうという葛藤で4年ぐらいの歳月をこれまで過ごしてきました。その結果はどうなったのか、ぜひ、完成した映画を見ていただき、また、皆様と話し合えると嬉しいです! もっと見る皆様、ご支援ありがとうございます!
2025/07/18 10:25今回の主題歌は朝崎郁恵さんとウォンウィンツァンさんにお願いしました。お二人の音楽は今もこの世にいるかもしれない魂に触れることができると考えたからです。朝崎さんの代表歌はこちらhttps://youtu.be/nlG_43rT6E4?si=TLhbTdFnwa-uKvvFウォンさんお代表曲はこちらになります。https://youtu.be/rEfb-i1scKE?si=RKd8FiTcO275dAPBぜひ、お二人のコラボ曲「長雨きりゃがり」を楽しみにしていてください! もっと見るこの映画の出発点
2025/07/16 07:25皆様、ご支援ありがとうございます。本日はこの映画の出発した経緯を書きます。私の祖父は兵士として1945年フィリピンのミンダナオ島のジャングルの中を彷徨っておりました。まあ、そこでは今回の映画でも描いた様々なことが起きていたのですが、その後、無事に帰ってきて、戦後を生き抜くのですが、この祖父はまだ戦争体験を話した方で、ただ、語り始めると必ず鼻血を出しました。一方、もう一人の祖父もフィリピンで終戦を迎えてますが、語らないままあの世に逝きました。その時に感じたのは二人とも肉体的に帰って来ているが、心はなんだか、戦地に置いてきた感じでした。そうか、なるほど、人間が戦争に関わると肉体的帰還と精神的帰還の二つがあるのだと、二人を見て感じたものです。その後、私はフィリピンでの遺骨収集に参加するのですが、まず、戦友を亡くされた元兵士の方々の意気込みの凄さ、そして、お父さんを亡くされた遺族の方々の神妙な面持ち。やはり、彼らの心もまた、日本ではなく、このフィリピンの戦地にあるんだなとも感じました。もう、あの戦場にいた人はほとんど鬼籍に入られています。遺族の方々も減少していく一方で、遺族会も解散しているところが多いそうです。その中で、孫の世代の自分が遺骨収集を経て何が語れるのか。それは祖父や現地で感じた精神的帰還、魂の帰還ではないかと。そのことで少しでもあの戦争で亡くなられた、もしくは心に傷を負った人の人生を記録できればと思った次第です。地道ですが、少しでも多くの人が遺骨収集に行けるように頑張ります。 もっと見る







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