
こんにちは、木蓮です。
クラウドファンディング後半戦。達成率80%行きました。感謝感激雨霰です☺︎
たくさんの人が関わっていただいていることもあって、毎日チラチラ達成率を気にしてしまうのですが、やっぱり応援メッセージって大切ですね。すごい癒されます。
今回は「N.HARVEST」という私が働いていたスパイス屋さんについて、返礼品になっている経緯を含めて活動報告を使ってご紹介します。
はじめに
N.HARVESTは私が高校を卒業してすぐ就職した会社で、東京都・西荻窪にある小さなオーガニック食品店です。
7割くらいがスパイスで、他にはドライフルーツ、ハーブ、紅茶があります。また月に何度か料理教室も開かれ、不定期でオーガニックコットンのお洋服やワークショップが開かれることもあります。
木蓮は在籍中、スパイスやドライフルーツの詰め作業、カレーミックスの配合、料理教室のアシスタント、店内のポップの作成などをしていました。
新しい店舗の改装工事(壁塗り)もスタッフ総出でやり、お店に外ではカレーリーフやハーブを育て、自分たちでも土を触り、植物を可愛がることも大事です。
壁塗り後、やっぱりカレー
植物ダイスキ!
店内ポップ
料理教室は社長ひろしさんが講師を務め、私はまじかで料理を見れたので本当にいい経験でした。さらにはまかまいとしてカレーを食べれることも多くて、このお店で働いていなければスパイスカレーの美味しさに気づけなかったかもしれないほどひろしさんの料理の腕は一級です。
スパイスボックスと
料理教室でつくったカレー! また、買い付けもひろしさんが担当しています。自分で現地に行き、現地の方と話し合い、仕入れをしています。ひろしさんは自分の目で見て確かめいたいタイプであるのと同時に、「お客さんに安心して買い物をして欲しい」と言う理念に基づいた行動なのだと私は感じています。
料理教室ではこういった現地の写真やおはなしもしています。
買い付け先のひとつであるパキスタン・フンザでは、料理教室のお客さんを中心に一緒に見学ツアーをしたりもしています。
アンズの天日干し
化学物質は使わず、自然の色商品について
スーパーでもたまに「JAS」と書いてある商品を見かけませんか?
あれは有機JAS認証と言って、農林水産省が定義する基準に則って、有機産物と認められるものに付けられる認証です。
フェアトレードとは環境にやさしい農業や組合の運営に取り組む人たちに本当に必要な代金を前払いしたり、長期的な取引ができるように保証するものです。
エヌハーベストではこれらの取り組みを尊重することによって、日本人に受け入れられやすい形にプロデュースしつつも、製品自体には手を加えず、昔ながらの製法、ライフスタイルを尊重することを重視しています。
現地に行ったひろしさんの話や写真を見ても、バイオダイナミックと言う農法で作物を育っていたり、化学肥料を使わない原始的な農業を現地の方々が実践している様子が伺えます。実際にひろしさんも体験をし、相場に見合った対価を渡しています。

インドはダージリンやアッサム、ドアーズなどのお茶農業が盛んな地域があり、取引先のひとつでもあります。
虫は手で取り、肥料は直配合飼料(自然素材で作った)を散布しているそう。
エヌハーベストはいろんなスパイスの会社と比べれば大きくはない会社なのかもしれません。でも小さいなりに世界を考えることはできると思うのです。自分がいいことをしようと信じていれば、それにいいねをしてくれる人もいるはずです。
需要と供給は合わせる必要はあるのでしょうか?なんでも大量になんでもいつでも食べることができるのがいいことなのでしょうか?もちろんありがたいことで時代と共に進化してきた結果なのだと思います。
進化が良くないとは思いませんが、食べ物に対する価値を忘れないことが最も大事なことです。誰かが口を触って、水をやり、タネを絶やさずしてきたから今の食物たちがあるのです。誰かが繋いでくれたものがまた良い形で未来に繋がるように買うものや買う量は考えなくてはいけません。
私はエヌハーベストで働いて、生産者と消費者どちらも対等に取引できる仕組みや考え、そういうお店があることを知って欲しいと思って今回返礼品にもさせていただきました。
お店のある西荻窪へは中央線で一本、心からお勧めできるお店です。ぜひ足を運んでみてください。
2025.03.06 丹 木蓮





