こんにちは、松島組紐店の松島です。ついに終了まで残り1日となりました。これまで応援やご支援をいただいた皆さま、本当にありがとうございます!今回の新色は、過去にオーダーメイドで製作したカラーをヒントに生まれたもので、どの色にも私たちの想いやストーリーが込められています。日常にさりげなく寄り添うバンドを目指し、一本一本手作業で仕上げています。現在、目標にはまだ少し届いていない状況ではありますが、最後まで諦めず、できる限り多くの方にこのプロジェクトを知っていただけるよう動いていきますので、引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!

明日4月9日(火)から、日本橋三越本店で開催される「第68回 旬味まるごと三重展」に出店させていただきます!今回は帯締め以外にもいろんな商品をご用意しています。会期は4月14日(日)まで、最終日は18時までとなっております。お近くの方、ぜひお立ち寄りください。お声がけいただけると嬉しいです!第68回 旬味まるごと三重展日本橋三越本店 本館7階 催物会場4月9日(火)〜4月14日(日)10:00〜19:00(最終日は18:00まで)

組紐はすべて手で組んでいると思われがちですが、実は“機械組”もあります。といっても、昭和の時代に作られたモーターと歯車のレトロな機械です。この機械のいいところは、長い紐が作れて、なにより間違えないこと。細い紐や大量生産には欠かせない存在で、結びの技術と組み合わせて花の形にしたりもします。ただ、古い機械なのでよく壊れます。部品はもう手に入らず、辞められた職人さんから譲ってもらったものを使って、自分たちで修理しながら動かしています。数年前に譲っていただいた大きな機械も、今は工場に眠ったまま。いつか稼働できるよう準備中です。手組みは人から人へ伝えられますが、機械はそうはいきません。だからこそ、大切に使い続けています。
組紐作りには欠かせない「染色」。実は、伊賀市でも染色を専門にしている職人さんが減ってきていて、少し寂しい状況です。そこで、私たちのような組紐職人が自分たちの店で染色をしているんです。うちの店舗にも小さな染色場があって、そこで少しずつ糸を染めています。ただ、道具や機材が足りなくて、思うように染められない色もあったり…。でも、なんとか工夫して進めていて、もっと多くの色が染められるように、今は染色場を広げて機材も増やしたいと思って頑張っているところです。今後も、少しずつでも良い環境を整えていけるように、挑戦し続けます!

過去に沢山の試作を繰り返し、商品になりかけたものあります。写真のバンドは〖三好組〗と呼ばれる組み方を応用し、レース紐のような隙間の空いた涼しげなバンドです。ただ、劣化が非常に速く、擦れるとすぐに糸が切れてしましました。夏向けとしていいかなと思いましたが、断念しました。