※2025年5月28日追記

みなさんの応援のおかげで、無事にセカンドゴールを達成することができました!本当にありがとうございます!5月31日まで残りわずかとなりましたが、ファイナルゴールの1200万円を目指します。
(1)鈴の設置
神社に参拝する際に、みなさん、鈴を鳴らしますよね。大きなものや豪華なものである必要はないのですが、あの鈴をぜひとも設置したいです。
(2)社殿の規模拡張
現在の計画では、社殿の間口と奥行はそれぞれ約3.6メートルとなっています。ただできればもう少し大きくしたいというのが本音ではあります。みなさんからの支援額にあわせて、このサイズをより大きくできればと願っています。
これらによって、より象徴的な、より存在感のある神社を再建できると思っています。最後までぜひご支援ください。よろしくお願いします!
※2025年5月21日追記

開始当初は、遥か遠くに見えていた800万円というゴールですが、みなさんの多大なご支援のおかげで無事に達成することができました。みなさん、本当にありがとうございます!
クラウドファンディングの残り期間も短くなってきましたが、セカンドゴールを目指すことになりました。それは「鳥居の設置」です。神社に鳥居はつきものですが、お金のかかる話もでもあるので、当初は諦めていました。しかしこうしてチャンスをいただけたので、ぜひトライしたいと思います。
神社本庁によれば、「鳥居は神社の内と外を分ける境に立てられ、鳥居の内は神さまがお鎮まりになる神域とされています。鳥居は、神社の神聖さを象徴する建造物ともいえます」とあります。再建するビール神社においても、ぜひ鳥居もあわせて設置して、より良い形で完成させたいとチーム一同願っています。
現在、鳥居の制作を担う会社にヒアリングを行っておりますが、現物の制作、そして土台となる基礎工事、設置工事などを含めると、総額で約200万円ほどかかるだろうと見積もっています。追加の200万円というのは、なかなか高いハードルですが、どうぞ最後まで応援をよろしくお願いします。
※2025年5月9日追記

返礼品のひとつであるオリジナルクラフトビール「AKEBONO LAGER」(アケボノラガー)ですが、MCBA(宮城クラフトブリュワリーズ・アソシエーション)のメンバーが企画を進めています!
石巻在住のグラフィックデザイナーと相談しながら、缶ビールのラベルデザインも進行中。数ある案の中から、この3案を候補にしています。
神社らしく「御朱印」をモチーフにしてみたり、あるいはビールのコンセプトである「日の出」をそのまま表現してみたりと試行錯誤をしています。チームメンバーで相談しながら決めていきます。
肝心の中身(ビール)についても動きがありました。ビールの主原料は「モルト」(大麦麦芽)と「ホップ」です。これらは最近、国産の注目度も上がっていますが、とはいえまだ大半を外国産に頼っているのが現状です。
そんな中、このプロジェクトの話を聞いたアメリカのモルトメーカーBreiss社と、ホップメーカーHaas社が、原材料の無償提供を申し出てくれたんです!このあたりはさすがアメリカという感じですね。原料にかかるコストを、そのまま神社の再建費用に回すことができるので、石巻ビール神社再建協議会にとって、非常にうれしいニュースです!
みなさん、ぜひ「AKEBONO LAGER」を楽しみしていてくださいね。
(追記ここまで)

みなさん、はじめまして。私たちは「石巻ビール神社再建協議会」です。
まずは本ページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
今回のクラウドファンディングは、2011年の東日本大震災で全壊してしまった、宮城県石巻市にある「鹿嶋神社」、通称「ビール神社」を再建することを目的としています。
「ビール神社って、、、何?」
「東日本大震災の復興プロジェクトをまだやっているの?」
「石巻ってどこだっけ?」
おそらく頭の中に色々な疑問が湧くと思いますが、これらについてきちんとご説明していきます。
地域コミュニティに欠かせない神社を復活させたいという住民の願いとともに、宮城県のクラフトビール業界の新たなチャレンジについても、あわせて知っていただきたいと切に願っています。
ぜひ最後までお付き合いください。
当プロジェクトのポイントを、ごく簡単に整理しておきます。
●宮城県石巻市にある鹿嶋神社は、日本で唯一のビールを奉納する「ビール神社」として地域の人に愛されていましたが、2011年の東日本大震災で全壊してしまいました。
●周辺は復興が進む中、宗教関連施設には公的資金が投入できないということもあり、鹿嶋神社は今なお手つかずのまま、仮のほこらとトタンの囲いだけの寂しい姿で取り残されています。
●しかし、鹿嶋神社は地域コミュニティにとって欠かせない存在であったため、住民は「神社の再建こそが、この地域の復興の締めくくり」と口を揃えます。
●そこで、宮城県でクラフトビールを製造する10社が立ち上がりました。宮城クラフトブリュワリーズ・アソシエーションという組織を立ち上げて、再建の資金を募るためのオリジナルビール「AKEBONO LAGER」(曙ラガー)を醸造します。
●実際に神社を建てるのは地域の大工です。柱や梁など建物の構造に関わる部分には金物を使わない、日本の伝統工法である木組みの木造建築によって、鹿嶋神社は今一度命を吹き込まれることになります。

石巻市は宮城県の北東部に位置し、県内2番目の人口を有する町です。
太平洋に面していますが、有名な漁場である「金華山沖」は親潮と黒潮がぶつかる潮目であるため、豊富な種類の魚介類が水揚げされます。ちなみに、金華山沖は「世界三大漁場」のひとつとされています。
また漫画家の石ノ森章太郎のミューアジム「石ノ森萬画館」があることでも知られ、街中には石ノ森作品のキャラクターがあちこちに点在しています。


地域の人から「ビール神社」の愛称で親しまれている鹿嶋神社は、石巻市北部の北上町白浜地区にあります。正しくは「ありました」というべきかもしれません。というのも、鹿嶋神社は2011年の東日本大震災の際に、津波で全壊してしまったからです。このお話はまた後ほどさせていただきます。
震災前、在りし日の鹿嶋神社
当時は立派な社殿があった
そもそも、鹿嶋神社はなぜ「ビール神社」と呼ばれるようになったのでしょうか。通常、神社には日本酒を御神酒(おみき)として奉納する風習がありますが、こちらの神社では地域のみなさんが日本酒ではなくビールをお供えしていたことが、ビール神社の名前の由来です。
ではなぜ、日本酒ではなくビールを奉納することになったのでしょうか。詳しい記録は残っていないのですが、遥か昔(1800年代だろうと言われています)に飢饉があって米が不作となり、どうしても日本酒をお供えすることが難しかった年があったそうです。その時は何とか収穫できた麦でお酒をつくり、仕方なくそれを奉納しました。おそらく「麦のどぶろく」のようなものだったのでしょう。
その後、米が豊作となって再び日本酒をお供えしたところ、悪いことが連鎖して起こってしまったそうです。それ以来、日本酒ではなく、あえて「麦の酒」をお供えすることで、暮らしの平穏を願うようになりました。そして「麦の酒」が時代とともに、いつしか「ビール」へと変わっていったのだとか。
名前の由来を説明する看板。こちらも津波で消失してしまった
こうして鹿嶋神社は親しみを込めて、人々から「ビール神社」と呼ばれるようになったのです。鹿嶋神社にまつわるそんなエピソードからは、ビールに込められた平和への祈りや願いを感じることができます。日本で唯一の「ビール神社」は、当然ながら世界でも唯一無二の存在です。
石巻は眼の前に美しい太平洋が広がっています。そんな町に2011年3月11日の大津波が押し寄せました。
市内だけでも、直接的な死者3,277人、関連死者276人、行方不明者417人という甚大な被害を出すことになりました(それぞれの数字は石巻市発表の2025年2月資料より。なお、当時の人口は約16万人)。
この大津波に対して、海が目と鼻の先にある鹿嶋神社が耐えられるはずもありません。ほんのわずかの基礎と、かろうじて残った狛犬以外、鹿嶋神社は跡形もなくなってしまいました。今は小さな仮のほこらが青いトタンに囲われてポツンとたたずんでいますが、その様子は物悲しさすら感じさせます。この神社を何とか再建したい。それは地域に残されたみなさんの心からの願いです。
寂しげにポツンと佇むほこらと囲い
津波がすべてを破壊してしまった
この全壊してしまったビール神社(鹿嶋神社)を再建することを目標にしているのが、「石巻ビール神社再建協議会」です。
主要メンバーはもちろん地域住民のみなさんです。中でも、震災直後から地域復興のために尽力している地元の一般社団法人ウィーアーワン北上がプロジェクトの旗振り役となっています。
さらに今回心強い援軍となっているのが、宮城県でクラフトビールの製造を行っているブリュワリー(醸造所)の各社です。県内の実に10ものブリュワリーが連帯して「宮城クラフトブリュワリーズ・アソシエーション」という組織を結成して、彼らが再建活動をバックアップしています。

ここで、協議会の主要メンバーであり、一般社団法人ウィーアーワン北上の代表である佐藤尚美に引き継ぎます。
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みなさん、はじめまして。ウィーアーワン北上の佐藤尚美です。

鹿嶋神社のある北上町白浜のような海と山が交わる地形は、古代日本では神聖視されることが多く、神社を建立する適地とされました。白浜は漁業を基盤とする地域ですから、自然の恵みに感謝するための祭祀が、遥か昔より行われていたと考えられます。
白浜集落の人々にとって、新年は鹿嶋神社への参拝から始まります。さらに2月には「春祈祷」(はるきとう)というものがあり、その際には日本酒ではなくビールを奉納して、無病息災や豊漁を祈る伝統が息づいていたのです。太鼓や笛の音が楽しげに響く中、獅子舞と共に域内のすべての家々を巡り、ビールや料理でのもてなしが一日中続く祭りは、人々のつながりを育む貴重な行事でした。
しかし、東日本大震災の大津波は、この白浜集落を無情にも飲み込みました。震災後、集落が非可住地域となってしまったことで、長らく続いてきた祭りは途絶えてしまいました。けれども、春祈祷の日には今でも人々が集い、かつての思い出を分かち合っています。形を変えながらも、鹿嶋神社は白浜の人々の絆を支える特別な場所として、今も息づいているのです。
白浜地区の獅子舞を残すべく、2015年に隣の集落と合同で祭りを開催
3月11日のあの日から、人々は復興を目指し、夢中で前を向いてきました。多くの津波犠牲者がうまれたこの地では、亡くなった方を弔うためにお寺の再建が優先されることになりました。また、失った自宅や生業を立て直すのにみな必死で、神社の再建はどうしても後回しにならざるを得ませんでした。しかし、住民たちは口々に言います。「神社の再建こそが、復興の締めくくりなんだ」と。
この地は過去300年の間で、少なくとも4回もの大規模な津波の記録があります。ここで生きてきた人々は、災害に襲われながらもそれに立ち向かい、復興を繰り返してきました。豊かな自然の恩恵がある一方、海によって命や財産を奪われる厳しさを誰よりも知り、それでもこの地を選び続けてきた人々。鹿嶋神社はそんな人々を、長きにわたって見守り続けてきました。この神社は町が乗り越えてきた歴史を、「記憶」として次世代に伝え継ぐ場所でもあるのです。
そんな神社があった集落は、現在は「白浜ビーチパーク」という、海水浴場も備わった海辺の公園に生まれ変わっています。この公園の設計が自治体から提案された当初、神社は宗教関連施設として計画外のものとされ、まるで公園の隅に追いやられているようでした。そこで住民たちは何度も話し合いを重ねます。そして、鹿嶋神社から真っ直ぐ海に向かって一本の参道でつながるように、すなわち神社を公園の中心に位置づけることとして、来たるべき再建への祈りを繋いできたのです。
神社の眼前の海
神社から海までを一本の道がつないでいる自力で何とか再建をと願ってきましたが、その間、地域住民の高齢化が進みました。そして何より再建のための資金は不足したままであり、自分たちだけでは身動きが取れない状況に置かれています。
そんな折に、北上地域でビールの原料であるホップを栽培している「イシノマキ・ファーム」が、仲間に加わってくれました。そして昨年仙台・秋保の地にオープンしたクラフトビールブランド「グレートデーンブリューイング」は開業のずっと前から私たちを応援してくれています。さらには、今回、宮城県内の合計10ものクラフトビール醸造所が力を貸してくれることになりました。住民を代表して、心より感謝申し上げます。
多大なご協力を下さる本プロジェクト関係者さま、そして、この想いに共感してくださるみなさまの温かいご支援が、この町らしい復興の最後の一歩を支えてくれます。
どうかこのプロジェクトに力を貸してください。そしていつの日か、形を変えて開催されるであろうビール祭りで共に笑い合い、乾杯できる日を心から楽しみにしています。


続いて、新たに設立された「宮城クラフトブリュワリーズ・アソシエーション」からのお話です。
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みなさん、こんにちは。
私たちは、宮城県内のクラフトビールのブリュワリー(醸造所)の有志による連合体「宮城クラフトブリュワリーズ・アソシエーション」です。正式名称は長いので、頭文字を取った「MCBA」(エムシーバ)という略称で話を進めます。MCBAは以下の10のブリュワリーから構成されています。
●ISHINOMAKI HOP WORKS(石巻市)
●ガル屋beer(女川町)
●希望の丘醸造所(岩沼市)
●GREAT DANE BREWING(仙台市)
●大地と海のカンパネラBrewing(東松島市)
●鳴子温泉ブルワリー(大崎市)
●Falò Brewing(山元町)
●ForestBrewing(川崎町)
●BLACK TIDE BREWING(気仙沼市)
●やくらいビール製造所(加美町)
それぞれ個別には面識はあったものの、こうして1つの集まりになるというのは初めてのことです。そして、MCBAとしての最初の取り組みが、「ビール神社」こと鹿嶋神社の再建のお手伝いです。
メンバーがビール神社跡地に集合して再建のお手伝いを誓う
ビール醸造に関わる者として、宮城県内に日本唯一、つまり世界唯一の「ビール神社」が存在するということには、何らかの運命を感じざるを得ません。私たちはビールを通じて、飲むみなさんに笑顔や幸せを少しでもお届けできたらと願っています。それは鹿嶋神社にビールを奉納してきた地域のみなさんがビールを通じて平和や平穏を祈ったことと、まさに重なり合うものです。
震災から14年の月日が経ちましたが、まだ神社の再建は始まってすらいません。私たちは宮城県にビール神社を復活させることで、「ビールを通じた喜びや平和」に貢献したいと強く思っています。そして結果として、ビール神社が宮城県のビールのシンボルとなることを祈っています。
多種多様な宮城のクラフトビールたち
MCBAとしては、今回のプロジェクトの中で以下の2つの取り組みを想定しています。
(1)オリジナルビール「AKEBONO LAGER」の開発
10のブリュワリーが共同でレシピを開発して、クラウドファンディング用のオリジナルビールを醸造します。
今回醸造するビールのテーマは「日の出」です。石巻は東側を太平洋に面しており、美しい朝日を拝むことができます。そして「日の出」とは一日の始まりですから、何か新しいことを始めるのにふさわしい象徴であると考えました。
ビール名は仮に「AKEBONO LAGER」(曙ラガー)としています。

ビールタイプとしては「AMBER LAGER」(アンバーラガー)というものです。朝日を連想させる赤みがかった色が表現できるように、原材料のモルト(大麦麦芽)をしっかりと選んでいます。
また、地域の食材を副原料に使いたいという思いもあり、金華山沖の海塩を醸造過程で使用します。もちろん塩気を感じるほどの量は使いませんが、今回のテーマを考えたときに「お清め」の意味合いを込めたいと考えました。この地における再スタートを祈念するという、わたしたちの願いを感じていただければうれしいです。
宮城県にビール神社を再建させるという強い意志のもと、10社のビール職人達がそれぞれの知識と経験を総動員して、唯一無二のビールを生み出します。ぜひ期待していてください。
(2)宮城クラフトビアフェスの開催
神社が完成するのは、来年になってしまいそうです。しかし、7月下旬の白浜海岸の海開きにあわせて、7月19日(土)、20日(日)にビール神社前のビーチパークにて「宮城クラフトビアフェス」(仮)を開催する予定です。
MCBAのメンバーを中心に、県内のブリュワリーが多数出店する一大イベントにできればと思っています。
MCBAとしては、今回の取り組みを一過性のものにするのではなく、宮城県のビールのシンボルとして、ビール神社を継続的にサポートしていきたいと考えています。

さて、ここで再建予定の鹿嶋神社についてご説明します。まずはこちらの完成予想図(パース)をご覧ください。


間口と奥行がそれぞれ約3.6メートルと、決して大きな社殿ではありません。けれども、地域に暮らす大工さんの手によって、日本の伝統的な工法にのっとって建築予定です。
以下は実際に工事を担う杉原敬からのお話です。
*****
鹿嶋神社の再建にあたって、周辺の神社をあちこち見て回ったり、また住民のみなさんの希望を聞いたりしました。柱や梁など建物の構造に関わる部分には金物を使わない、日本の伝統工法である木組みの木造建築を私は得意としているのですが、その手法で大きな建物をつくるのは費用的に現実的ではありません。
そこで神様が鎮座している本殿に、まずはしっかりと手をかけることを考えています。一方で、拝殿にあたる外側の建物はあまり作り込みすぎないことで、少しでも費用を抑えようと計画しています。
地域のみなさんから長きにわたって大切にされてきた神社です。他の土地から移住してきた私を信頼して頂き、この地域の復興の総集編とも言える神社再建に携われることにとても感謝していますし、同時に栄誉なことだと気を引き締めています。奇をてらわずにしっかりしたものを作りますので、末永くこの地に根付いてほしいですね。

ご支援いただいた資金は、そのほとんどをビール神社再建の建築費用に充てさせていただきます(芳名板制作費を含む)。
そのほかに、クラウドファンディングの返礼品であるお守り型キーホルダー、オリジナルビール、Tシャツなどの製造およびそれらの配送費用に充てます。

応援してくださった方には次のようなリターンをご用意しました。

<リターンに関するご注意事項>
・20歳未満の方による飲酒は法令で禁止されていますので、20歳未満の方はビールを含むリターンは選択できません。
・日本に住所がある方にしかリターンをお届けできませんのでご注意ください。
<リターンのビールに関して>
●名称:ビール
●原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、塩(※変更の可能性があります)
●アルコール分:5%
●内容量:350ml
●保存方法:冷暗所で保存しお早めにお飲みください。
●消費期限:製造日より4ヶ月
※原材料及び添加物等の食品表示はお届け商品のラベルに表記されます。お届けのリターンに貼付されたラベルや注意書きをご確認ください。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
今後については以下のようなスケジュールを想定しています。
●2025年4月21日:クラウドファンディング開始
●2025年5月31日:クラウドファンディング終了
●2025年6月上旬:ビール醸造開始
●2025年7月19日、20日:宮城ビアフェス(仮)開催
●2025年7月下旬:ビール、Tシャツ、お守り型キーホルダーお届け
●2026年春頃:ビール神社竣工



※動画内でクラウドファンディングの開始日が「3月11日」とありますが、プロジェクトの準備が遅れた関係で、正しくは「4月21日」となりました。

ビール神社をビール好きが集まるビールの聖地に!
ビール神社のことは以前から聞き知ってましたが、実際に足を運んだのは震災の後のことでした。大津波に全て流されてしまった白浜地区には、白浜ビーチパークがとてもキレイに整備されていましたが、対照的にビール神社はトタン屋根の仮の宮でした。それでも、と言うか、それだからこそ逆に、とにかく自分たちでできる形ででも復旧させようとした気持ちがしっかり伝わってきて、この地域の人たちにとってこの神社がとても大事な存在なのだということが、すごくよく分かりました。
白浜ビーチパークは今、芋煮や焚き火ができ、快適に過ごせるデイキャンプ場となりましたが、そこにさらに核になるものがあるともっともっと輝くと思うのです。その核になり、白浜ビーチパークをあまたある海辺のデイキャンプ場とは一線を画する存在にまで引き上げるものこそが、このビール神社です。
全国唯一の存在であるこのビール神社、その再興を宮城県内のクラフトビール醸造所の皆さんが支援するという今回のこの取り組み、ビール好きの一人としてとても嬉しいお話です。もちろん、私も全面的に応援します!
ビール神社がみんなの支援で再興されたら、ぜひともこのビール好きの神様を交えてみんなでビールの宴をしたいですね。そして、ゆくゆくは全国からビール好きが足を運ぶ、そうしたビール好きの人たちにとっての聖地になるといいなって思ってます。そのための第一歩が今回のクラウドファンディングだと思います。ぜひお力添えをお願いします!

【ISHINOMAKI HOP WORKS】
石巻市で2017年にまちの人々に惜しまれながら閉場した「石巻日活パール劇場」の跡地で自社栽培のホップを使ってクラフトビールを醸造しているISHINOMAKI HOP WORKSです。ホップの可能性拡大とこの場所を遺し活かすためクラフトビールの醸造を日々行っております。
【ガル屋beer】
宮城県女川町のガル屋beerです。震災があり、地元女川で何かできないかと2011年から考え、女川で地ビールをやろうと2012年から学び、2014年に女川に戻り醸造の準備をはじめ醸造を始めました。気軽に楽しく飲めるビールを目指し、ペールエールを醸造しています。仙台から1時間半、女川駅から徒歩3分!女川にも遊びに来てください。
【希望の丘醸造所】
「希望の丘醸造所」とは、牛たん炭焼き利久が2022年5月より醸造開始したばかりのまだ新しい醸造所です。トラディショナルな定番からトレンドの最新スタイルまで幅広いジャンルのビールを醸造することで、多くの層に支持されるビール作りを目指しています。また飽きられない為の仕掛けとして宮城県産原料の活用や季節限定ビール等の醸造も積極的に取り組んでいます。東日本大震災で被災を経験した宮城県岩沼市より、失敗を恐れず自由な発想で美味しいビールを皆様にお届けするため日々励んでおります!!
【GREAT DANE BREWING】
グレートデーンブリューイングは1994年、アメリカ・ウィスコンシン州で創業しました。海外初進出として、宮城県仙台市を選び、2024年1月に醸造所とレストランを開業。日本用に独自に開発したフラッグシップビール「GREAT LAGER」は、12回も試作を繰り返した自信作です。仙台駅から車で30分の秋保温泉(あきう)の地で、日米混合チームで奮闘しながら、美味しいビールづくりに励んでいます!
【大地と海のカンパネラBrewing】
大地と海のカンパネラBrewingの大谷でございます。当社は、被災跡地の有効活用として生まれた東松島市産麦芽「希望の大麦プロジェクト」から生まれたマイクロブルワリーです。地域の一次産業と共に連携での六次産業化を目指しております。また、仙石線東名駅徒歩3分に醸造所併設「ビアベースカンパネラ」を構えております。是非東松島市へお越しの際には遊びに来てください。
【鳴子温泉ブルワリー】
鳴子温泉ブルワリーの創業は1999年。秋田・山形両県と境を接する宮城県の西北に位置し、「温泉」と「こけし」で有名な鳴子温泉郷「鬼首温泉」の吹上高原にあります。1000メートルを越す山稜によって取り囲まれた大自然豊かな鬼首。その雪解け水を利用して作り上げたのがクラフトビール「鳴子の風」です。「ゆきむすび」という地元の米を副原料に使用するなど自然の素材と独自の製法技術によって作り出されるクラフトビールは飲む人に驚きと深い感銘を与えます。
【Faló Brewing】
Faló Brewingは「ビールであつまる、ビールにあつまる」をモットーに、ビールと醸造所を中心とした人・歴史・自然・文化があつまるコミュニティを創造することを目標に設立されました。宮城県沿岸部の一番南、海と山に囲まれた自然豊かな「山元町」にて、廃校となった中学校をビールの醸造所としてリノベーション。2011年の震災を乗り越え、今も変化し続けるこの町で、人々に「ビールで明日をちょっとしあわせに」を感じてもらえるような醸造所づくりを目指しています。2025年醸造所オープン予定。
【Forestbrewing】
フォレストブルーイングは、2023年7月に宮城県川崎町、蔵王連峰の麓にある自然豊かな環境で醸造を開始したブルワリーです。林業に携わる私たちは、自社薪製造所の敷地内に醸造所があります。特徴的なのは、薪の端材を熱源として利用し、蔵王連峰の天然水を仕込み水に使用していることです。通年7種類のビールを製造し、ヨーロピアンスタイルを軸にした独自の味わいを追求しつつ、最近は季節限定の独自開発ビールにも力を入れています。「FUN BEER with FOREST」をスローガンに日々ビール造りに取り組んでいます!
【BLACK TIDE BREWING】
2020年より気仙沼市で醸造を開始したBLACK TIDE BREWINGです。『BREWED WITH PRIDE IN KESENNUMA』をモットーに、気仙沼でクラフトビールをつくれることを誇りに思い、気仙沼の人たちに誇ってもらえる醸造所になるべく、IPAやHazy IPAなどのアメリカンスタイルを中心に日々様々なビールを醸造しています。
【やくらいビール】
城県北部の自然豊かな町・加美町にて1999年に醸造を開始しました。醸造には薬莱山より湧き出た天然水を使用。伝統のドイツビールに加え、加美産麦芽を使用したビールの製造など地域に密着したビール造りにも取り組んでいます。

【お問い合わせ先】
石巻ビール神社再建協議会事務局
(Great Dane Brewing株式会社内)
〒982-0241
宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原5
022-397-7276
info@greatdanebrewing.jp
【製造免許に関して】
ビール製造免許:令和5年11月30日交付 仙台南法第7078号
発泡酒製造免許:令和5年11月30日交付 仙台南法第7080号
【酒類販売管理者に関して】
1.販売場の名称及び所在地
Great Dane Brewing 株式会社
宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原5
2.酒類販売管理者の氏名
子安大輔
3.酒類販売管理研修受講年月日
2023年9月8日
4.次回研修の受講期限
2026年9月8日
5.研修実施団体名
一般社団法人全国スーパーマーケット協会
最新の活動報告
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クラウドファンディング寄付金 贈呈式♪
2025/10/16 16:23本日、10月16日、ビール神社再建協議会がクラウドファンディングを通じて皆様からお預かりした寄付金を、ビール神社の氏子の皆さまへ贈呈する式が行われました。贈呈式には、氏子を代表する鹿嶋神社(ビール神社)再建委員会から3名が出席し、終始、嬉しそうな住民の皆さまの顔が印象的でした。写真は、少し緊張顔ですがwww以下、住民の代表である「鹿嶋神社(ビール神社)再建委員会」の皆さまからお預かりしたメッセージです!「この度は、沢山の方にご支援を頂き、まさか、こんなに集まるとは、まったく想像もしていませんでした。本当に、有難うございます。グレートデーンブリューイングのロブさんから、このご支援のお話をいただいたのが、2019年の2月でございます。あの時には、本当に驚きましたね。それから、コロナがあったりと、ロブさん達も大変であったであろう中、ビール神社の再建のことは、いつも忘れないでいてくれました。そして、今年、あんなに沢山の宮城県内のブリュワリーの方々が力を合わせてくれて、このクラウドファンディングを実現させてくださいました。本当に、有難いことでございます。賛同しご寄付をくださった皆々様におかれましても、温かいご支援に、ただただ感謝しかございません。今日、人生ではじめてビール工場を見学しました。ビールというのは、沢山の工程があるのですね。工場の案内をしてくださったテツさんが最後におっしゃっていたのが、ビールは人と人を繋ぐ力があるというお話しでした。これまで考えたこともございませんでしたが、今回、それを身をもって教えて頂きましたもので、これから再建される神社も、ビールでたくさんの人の繋がりや交流が生まれる神社にしたいと思います。神社の完成は、2027年の3月になる予定です。その春には、完成を祝い、神楽を奉納する祭事も行いたいと思っております。その時は、ぜひ、皆様へ直接お礼をお伝えできますと有難く思いますので、ぜひ、ビール神社へおいで頂けますと幸いです。この度は、本当に、有難うございました。」 もっと見る仮社殿の御神抜き式
2025/10/12 11:59皆様、こんにちは!石巻市には、ここ数日で急に秋がやってきました。あの暑かった夏が、嘘のようです。皆様は、いかがお過ごしでしょうか?最近の進捗についてご報告をさせていただきます。まず、9月25日に、ついに仮で祭られていた神社の「御神抜き」という神事を執り行いました。この神事は、「そこに宿っている神霊(御神体)」を安全に新しい場所へ遷す、または一時的にお鎮めすることにあります。社殿や御神体、鳥居、境内地といった“物や場所”は神聖な依代(よりしろ)として機能しており、そのままでは工事や撤去ができません。そのため、まず神職が祝詞を奏上し、神霊に一礼して“神性を抜く”儀式を行うのです。この御神抜きをすることにより、その旧社殿は「ただの建物」となり、取り壊しや移設などの工事を行うことができます。逆に、御神抜きをせずに壊すことは「神の宿る社を壊す」ことになり、不敬とされます。ビール神社においても、住民の代表が立ち合いの上御神抜きをし、新しい社殿が完成するまでの間は、神主である「釣石神社」へ一時お移りいただきました。今後の流れとしては、残っている基礎、震災で壊れたまま残っていた石製の古い鳥居などの撤去に取り掛かります。今月中に着手する予定で解体業者と段取りをしてきました。同時に、新たな神社の設計がおおよそ決まりましたので、それを正式な設計図に今起こしてもらっています。設計図が完成したら、皆様へもご報告させて頂きますね。そして、今週16日には、すこし順番は前後してしまいましたが、ビール神社再建協議会が、皆様からお預かりした寄付金を、皆さまに変わって住民へ贈呈する式を秋保のグレートデーンさん事務所をお借りして予定しています。その様子も、またご報告させて頂きますね。いよいよ、解体に着手し、地盤調査をし、建築に必要な申請類や各手続等へ具体的に進みだすことができます。完成までは、まだまだですが、どうぞ、これからも見守ってください。それでは、また! もっと見る
鹿嶋神社建設委員会が始動しています!
2025/08/29 20:18皆様、暑さがまだまだ厳しい毎日、いかがお過ごしでしょうか。鹿嶋神社がある石巻市の北上町白浜、宮城ビールフェスを皮切りにスタートした海水浴場も、24日(日)に、ついに遊泳期間が終わり、また、ひっそりと静かな海辺の街の日常に戻っています。8月22日、海水浴やバーベキューを楽しむ人々の歓声を聞きながら、白浜の住民たちの中から、代表者として4名が選出され、宮司さんや実際に神社を建てる大工さんの通称:マイケルらで、ビール神社再建のための「建設委員会」が行われました。ご報告が遅くなり、失礼致しました。神社の再建には、まず、神社本体の仕様や設計図はもとより、鳥居、いまある古い基礎の解体工事など、様々な付帯工事も発生します。それらをひとつ一つ見積りをとって、最終的に皆様からお預かりした予算内で、最大限に良い神社を造るための話し合いを重ねています。設計が固まれば、神社庁へも確認のために提出し、建設請負契約を締結し、木材の発注を優先的に行います。材料の確保をしたうえで、確認申請の手続きに入ります。契約を9月の初旬には行いたいと考えていて、いま急ピッチで話し合いを重ねています。引き続き、皆様には進捗をお伝えいたしますので、完成までは、少し長い道のりですが、どうか引き続き、見守って頂けますと幸いです。神社の設計の話し合いで、津波で流されたあと、もう一度造りなおした「太鼓と獅子頭」これを神社の一角に奉納できるようにしたいとの要望があがりまして、大工のマイケルも、一生懸命、それに応えようと頑張ってくれています。結局は、当初の予定より、一回り大きな鞘堂になりそう!面積が広くなると、天井が低いのは大工のプライドとしては納得がいかないらしく、結局、天井、屋根の高さまで高くすることに。それはつまり、おかげ様で当初よりも予算は大きくなりましたが、「梁」までを太く長くすることに繋がるわけで、もはや、マイケルは大丈夫か!?と、住民からも心配の声が聞こえてきました(笑)マイケルは、神社完成まで、どんどん痩せていくかも知れませんwwwそれでも、皆様から寄せて頂いた大切なお気持ちで再建される神社の建設には、マイケルのプライドをかけて、私たちと一緒に全力で取り組んでくれています。ですので、皆様、期待していてくださいね!では、また進捗をお伝えします!!! 佐藤尚美/白浜・ビール神社再建協議会 もっと見る




ビール好きが集まるランニングチームで支援します!合宿で、皆で訪れたいと思います!
例祭のとき、契約講(地域の農民や住民たちが、神社の祭礼・信仰行事を共同で維持・運営する組織)の人々がつくる麦酒がどのようなものか調べてみました。 この場合の「麦酒」とは、現代のビールそのものというより、手づくりの麦を使った醸造酒の一種と考えられます。以下の特徴があります。 ◉ 主な特徴 項目 内容 原料 麦(丸麦または麦芽)、麹、水 仕込み 自家醸造(非商業)、発酵させて造る 目的 神前への供物(神饌)、直会での共同飲酒 性質 にごり酒風(炭酸性の場合も)、生酛系の場合あり ◉ 種類と背景 「どぶろく」的な麦酒 神社によっては、米ではなく「麦でどぶろくを仕込む」慣習もある。 麦を蒸し、麹と水と混ぜて発酵させる、素朴な醸造法。 発酵が進むとわずかに炭酸が出ることがあり、「泡立つ麦酒」のようにも見える。 神社によっては、神職の監督下で仕込む「神饌麦酒」としての意味合いを持つ。 明治以降の自家製ビール 明治・大正期には、ドイツ式ビールの製法が地方にも広まった。 一部の契約講や農村部では、祭礼用に「麦芽+ホップ」を用いた簡易ビールを手づくりする例も。 これらは「本物のビール」ではなく、やや独自の発酵酒に近いものだったとされます。 ■ 事例:例祭における麦酒醸造 例えば、石川県の白山信仰の講では、例祭時にどぶろくや麦酒を手づくりする慣習がありました。 秋田・山形などでは、「麦こうじ」を用いて造る甘酒様の発酵飲料が神前に供えられることも。 こうした酒は「市販の酒」とは違い、**「神と人との契約を祝う神聖な飲み物」**という側面があります。 ■ まとめ:契約講による麦酒とは? 契約講の人々がつくる麦酒は、神前への供物・直会用の素朴な手づくり発酵酒。 原料に麦を使うことで、「麦酒」と呼ばれていた。 現代のビールとは異なり、どぶろくに近いもの・簡易発酵酒であることが多い。 祭礼の中での共同醸造は、信仰・労働・共同体の結びつきを象徴する文化でもある。