コバ(革の断面)が切りっぱなしになっていると見た目がイマイチですし、手触りも良くありません。そこで、「コバ仕上げ」をするわけです。さまざまなコバの仕上げ方がありますが、mini Sでは「切り目」と呼ばれる方法を使っています。塗料を使わずに磨き上げる方法のため、コバが割れませんしブッテーロ本来の色と透明感をお楽しみいただけます。ちなみに、切り目仕上げはブッテーロなどの一部の革でしか採用できない技法です。コバによる手触りの良さも、ブッテーロを採用した理由のひとつです。





現在の支援総額
1,832,100円
目標金額は87,000円
支援者数
147人
募集終了まで残り
終了
このプロジェクトは、2025/03/13に募集を開始し、 147人の支援により 1,832,100円の資金を集め、 2025/05/30に募集を終了しました
コバ(革の断面)が切りっぱなしになっていると見た目がイマイチですし、手触りも良くありません。そこで、「コバ仕上げ」をするわけです。さまざまなコバの仕上げ方がありますが、mini Sでは「切り目」と呼ばれる方法を使っています。塗料を使わずに磨き上げる方法のため、コバが割れませんしブッテーロ本来の色と透明感をお楽しみいただけます。ちなみに、切り目仕上げはブッテーロなどの一部の革でしか採用できない技法です。コバによる手触りの良さも、ブッテーロを採用した理由のひとつです。
少し違う視点でブッテーロをご紹介します。ブッテーロを気に入っている理由のひとつは、コバ仕上げの美しさにあります。ブッテーロは「染料仕上げ」と呼ばれる染め方をされており、革の内側にまで色が浸透しています。そのため、革の断面(コバ)も、表と同じような色になっています。ブッテーロを切った時点で、コバは光っています。しっかりと繊維が詰まっている証であり、コバを美しく仕上げることができる理由なのです。
多くの人がイメージする「革っぽい色」かもしれません。ラインナップするカラーの中でも、キャメルはぐっと深みが増していきます。色の変化度合いがもっとも大きいカラー。淡い色のため、数ヶ月で違いが体感できるほどに変化します。エイジングを楽しみたい人におすすめです。
ブライドルレザーやコードバンでは、ワイン(あるいはバーガンディ)といった色は定番ですが、ブッテーロではなかなか珍しいと思います。赤い財布は選びにくいかもしれませんが、ブッテーロのワインは一般的な赤ではありません。エンジや小豆と言ったほうが実際の色のイメージに合うかと思います。実は「もっとも大人な色」だと感じています。(ワインに限らないのですが)ブッテーロがエイジングして、色・ツヤが変化した表情は素晴らしいものがあります。中でもワインはぐっと大人っぽさがますというか、艶っぽさがあってとてもお気に入りなのです。ちなみに、usflのデザイナーはシェルコードバンのNo8もとても好きで、そういった色の系統がお好きならきっと気に入っていただけると思います。
usflの第一弾財布「slim」の顔にもなったグリーンは、usflのアイコン的なカラーであり、外せません。今回ももちろんラインナップ。他ブランドではなかなか採用されない色で珍しいと思います。ブッテーロは他のイタリアレザーと比べて、色の変化が控えめ(ゆっくり)で、グリーンも少しずつ色が深くなっていきます。鮮やかなグリーンが深緑に変化していく様子は、四季の移り変わりによって春の若葉が夏の深緑に変わっていくようなエイジングがとても美しく、感慨深いものがあります。実は、usflのデザイナーがもっとも好きな色、推しの色です。初めてのブッテーロとしては選びにくい色かもしれませんが、とても魅力的です。