教習所では教えてくれない実用的な訓練
3. 「段積み」は現場で必ず求められるスキル
フォークリフト作業で避けて通れないのが段積み(パレットを上下に積み重ねる作業)です。
段積み走行は、初心者には難易度が高いため、入社直後からいきなり任せる現場は多くありません。しかし、段積み自体は実務では必須です。
段積みで保管を正確かつ安全に行うことは、現場で働くうえで最低限必要なスキルの一つです。
駄目な段積みの例(よくある失敗)
段積みで失敗すると、荷崩れ・破損・事故の原因になります。以下のような積み方はNGです:
上のパレットが前に出すぎている(前傾バランスで崩れやすい)
逆に後ろに寄りすぎている(後方に倒れるリスク)
左右どちらかに重心が偏っている(片寄りで荷物が滑落)
パレットの向きが曲がっている(接地面が不安定)
下の荷物の面が小さすぎる/上の荷物のほうが重い → 重心が上がり、転倒の危険性が高まる
正しい段積みとは?
安全な段積みには、「基本の徹底」が必要です:
パレットを水平に、まっすぐ重ねる
同じ種類の荷物であれば、形や面を揃え、一直線に並べる
荷物の重さや高さ、形状を確認し、無理のない積み方を選ぶ
特に、上段に積む際の位置と姿勢には細心の注意が必要です。数センチのズレが大きな事故につながります。
4本爪フォーク・長爪フォークのオペレーターは熟練の方が行います。
現場では、4本爪フォークや長爪フォークを使用して、一度に4枚のパレットを扱う作業もあります。
この方が作業しやすくするためにも綺麗に積むことが大切です。
すべてのパレットがきれいに揃っていないと、走行中に崩れるリスクが高い
「見た目がきれい」=「荷崩れの予防」につながる
多く積むことより、「正確に積むこと」が最優先です。
しかし、多く積む事で「慣れ」て上手になることが出来ます。
実際の商品を扱う現場では、失敗しては事故や損失になりますので、
私たちの訓練所の必要性が高いと考えます。
私たちが教えるのは「見て覚えろ」ではなく「理由まで伝える訓練」です。
現場では、「見て覚えろ」が当たり前だった時代もあります。しかし、私たちはそうではありません。
なぜそれが危ないのか
どうすればミスを防げるのか
どう積めば早くて安全なのか
こうした「理由と背景まで伝える訓練」を通して、誰でも実践できる技術に変えていきます。
安全は、訓練でしか身につきません。そして、安全に作業できることが、信頼されるオペレーターへの第一歩です。




