今日の中日新聞に、先日の台風20号による、東紀州各地域の被害状況が掲載されました。須賀利の漁場では予報されている次の台風に備え、網抜き作業を行っています。
三重の漁師料理や、現地の食べ方など受け継がれてきた知恵を取り入れ、お客様に喜んでいただけるようメニュー開発や試作を行なっています。そしてお魚便で東京へ。 とれたての海の幸を美味しく届けられるように日々、研究は続きます。
昨日は、加工場がある三重 熊野からもベテラン漁師さんが網の様子などを見に須賀利に来てくださいました。海や漁に熟知した方々からアドバイスを頂けることがとても心強いです。
先日の台風。幸い人的被害はありせんでしたが、船や定置網の骨組み部分などが損傷しました。現在 各所へ相談しながら復旧作業を進めています。
にほんの里100選にも選ばれた趣ある尾鷲市須賀利町では、海まちならではの年間行事も行われています。 年明けには 地元の方々とともに、魚類の供養、海上安全や豊漁を祈願する普済寺での大般若祈祷会と船上での供養「石経」に参加しました。 町のシンボルの一つでもある普済寺は、寛永元年(1624)創建。幕末の文久元年(1861)に、竹中工務店の祖、尾州名護屋の竹中和尚が宮大工を務め再建された、町を象徴するお寺です。 そこから眺める美しい景観には、思わずシャッターを切る人の姿も。石経の当日は報道陣の姿も多く見られ、船は海難があった場所をまわり、住職がお経を唱えるなか、供養のお供えや般若心経266文字が1字ずつ書かれた石を漁場に投げ入れ祈願し、ジング(神宮)さんといわれる岩場に竹笹が奉納されました。 須賀利の石経は今年で394回目。例年に比べ穏やかな波でいい日和だった。伝統行事は今後も続けていきたいと声が上がりました。 今後も地域活動に継続して取り組んでいきます。