
誇りを持ってある場所に暮らしているということが、価値の根幹にあるように思います。自分が住まう風土の何に誇りに感じるかは、人それぞれだと思いますが、究極は、そこで息を吸ったり吐いたりしているだけで幸せだと思えることでしょうか。今、世界中の人が、日本に来て呼吸をしたがっているように思います。日本列島の地勢の面白さ、多様さ、文化の独自性、そして何より、安全で、心穏やかな人々が日々を送っていることがその理由でしょう。観光名所などはいわば口実に過ぎないように思います。
伊根もまた誇らしい場所です。まどろむ入江として、伊根湾の穏やかさは、自分の経験の中でも格別なものでした。松田さんがお手伝いされているのは、寺領地とうかがいましたが、素晴らしい取り組みだと思います。ぜひ胸を張って、伊根で呼吸をしてください。やがてみんな、そこの空気を吸いたくなるはずです。
原研哉(デザイナー)
原さん、この度は応援メッセージをいただきまして、本当にありがとうございます。
数年前、たまたま原さんから伊根のお話を伺い(それまで伊根の存在すら知らなかった私は)、家族を連れて現地を訪れました。その際、その土地が持つ「豊かさ」に大変感銘を受けたことを、まるで昨日のことのように鮮明に覚えています。
その後、多くのご縁が重なり、現在では地域住民の皆さまと共に伊根の魅力を広める活動を続けております。本プロジェクトを通じ、この取り組みが過疎地域再生の成功例となり、全国に広がる先駆的な存在となることを目指しています。引き続きご支援をいただけますと幸いです。
今後とも何卒お力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。





