
こんにちは! 一社)ソーシャルクリエイティブラボの松田かおりです。
5月末にクラファンを終了してから丸4カ月がたちました。この間、皆様からのご支援で、山の家のインフラ整備を着々と進めています。本日はその進捗を中間報告させていただきます。
◆ 皆様のご支援で、山の家が生まれ変わっています!
私たちはクラファンで、「ご支援で実現したいこと」を3つ掲げていました。
① 水洗トイレとシャワー設備が欲しい
② エアコンを取り付けたい
③ キッチン設備とブックカフェの家具・什器を整備したい
上記を進めてインフラ整備をレベルアップし、より多くの方々に寺領での時間を楽しんでいただきたい、と考えています。
以下、それぞれの進捗です。
①水洗トイレとシャワー設備について
【トイレ】“ぼっとん”から簡易水洗トイレへ。
昭和時代の遺構とも言うべき、ぼっとん便所。もはやなかなかお目にかかる機会もなく、また災害にも強いことからある意味希少価値が高いと考えることもありました。しかし、より多くの方に快適に過ごしていただく場所にしていきたいこと、またカフェに併設しているトイレがぼっとん、というのもちょっとなぁ・・・ということ。さらに、DIYで水洗に切り替えるにはハードルが高いこともあり、ひとつのネックになっていました。
そのトイレが、ついに大きな一歩を踏み出します!現在、拓が内装のDIYを進めており、10月4日にはプロの手で簡易水洗へと生まれ変わる予定です。全面タイル張りで冬は寒かったトイレの室内でしたが、壁面にヒノキの無垢材を貼ったり、本丸から出た廃材でウロコ壁を造作したり・・・トイレにしてはなかなかな広さのある室内。さながら木工インスタレーション(?)の題材になっているようにも見えます。この秋冬には完成しますので、快適空間になったトイレでみなさまもゆっくり籠ってお過ごしいただければと思います。(笑)


【シャワー】お湯が出ることで、機動性が格段にUp!
これまでは車で片道20分かけて宇川温泉「よしのの里」に通うか、薪ボイラーで1時間ほどかけてお湯を沸かしてシャワーなしでお風呂に入っていました。それはそれで楽しみでもありますが、どうしても時間がかかることがあり、その分本来の活動時間が削られてしまうという難点がありました。ということで、この夏、念願の温水シャワーが設置完了!DIYや稽古で流した汗を、すぐに洗い流せる。この当たり前のことにより、我々の活動の機動力が格段にUPしたことを実感しています。これを機に、2つあるお風呂両方を復活させました。男風呂・女風呂と分けて利用していたかつての機能を取り戻すことができそうです。お風呂掃除に協力してくださった友人にも感謝!


② エアコンについて
これまで夏の稽古は山の家じゅうの扇風機を最強速度でぶんぶん回して行っていて、熱中症のリスクとの闘いでしたが、このたび道場、図書館、お客様が宿泊できる部屋にエアコンが設置されました!これで季節を問わず、誰もが安心して活動に集中できる環境が整いました。一方、2階にある狭い客室2部屋と私たちが利用しているスタッフルームにはエアコンは無し。こちらはまた追々整備をしていこうと思います。



③ キッチン設備とブックカフェについて
【キッチン】カフェ開業に向け、一歩前進!まず厨房に新しいレンジフードが導入されました!保健所の検査基準をクリアするための大きな一歩です。ここから、清潔で機能的なキッチンにさらに進化させるべく設備の導入に向けて設計を進めています。

【カフェ・図書館】
会議用長机や卓球台、パイプ椅子で食事をしていた食堂が、皆様のご支援のおかげで、明るく居心地の良いカフェに。図書室にも、明るいスポットライト照明と、たくさんの本を迎え入れる本棚を設置。いつでも人を迎えられる空間が出来上がりつつあります。家具や什器は低コスト×グッドデザインをDIYで実現できるIKEAで揃えました。



◆ これからの「山の家」
インフラが整ったことで、私たちの活動はここからさらに加速していきます。 合気道教室の継続はもちろん、「寺領の寺子屋」の継続開催、図書館の開放、そしてブックカフェの開業へ。皆様からいただいたバトンを、人と文化が交差する豊かな時間へと繋げていきます。
次回は、2月に予定している「報告会」の時にまたご報告いたします。このころにはカフェ開業間際で、キッチンも完成し、メニュー開発など進めているころになると思います!
引き続き、山の家プロジェクトを見守っていただけるとありがたいです!
(一社)ソーシャルクリエイティブ・ラボ 松田 拓・かおり



