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千年の営みを未来へ繋ぐ挑戦に、ぜひご参加ください!

京都府伊根町にある限界集落・寺領を廃村の危機から守るため、合気道を主軸とした文化交流の場「寺領の寺子屋」と「ブックカフェ」を設立し、地域に残る貴重な文化財の保護に取り組みます。豊かな自然あふれる集落に学びと交流の場をつくることで新たな人の流れを生み出し、平安時代から続く千年の営みを未来へ繋ぎます!

現在の支援総額

2,930,000

146%

目標金額は2,000,000円

支援者数

150

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/04/19に募集を開始し、 150人の支援により 2,930,000円の資金を集め、 2025/05/30に募集を終了しました

千年の営みを未来へ繋ぐ挑戦に、ぜひご参加ください!

現在の支援総額

2,930,000

146%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数150

このプロジェクトは、2025/04/19に募集を開始し、 150人の支援により 2,930,000円の資金を集め、 2025/05/30に募集を終了しました

京都府伊根町にある限界集落・寺領を廃村の危機から守るため、合気道を主軸とした文化交流の場「寺領の寺子屋」と「ブックカフェ」を設立し、地域に残る貴重な文化財の保護に取り組みます。豊かな自然あふれる集落に学びと交流の場をつくることで新たな人の流れを生み出し、平安時代から続く千年の営みを未来へ繋ぎます!

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 こんにちは。一般社団法人ソーシャルクリエイティブラボの松田拓・かおりです。この度は「千年の営みを繋ぐプロジェクト」をご支援いただき、誠にありがとうございます。皆様の温かいご支援のおかげで、目標金額である200万円を無事達成することができました!心より感謝申し上げます。


 さて、次なる挑戦として「ネクストゴール300万円」を掲げて、伊根町人口の約1割にあたる「支援者様180人超え」を目標に設定いたしました。追加でご支援いただいた資金は、外装の修繕(特に傷みが激しい屋根)に使用させていただきます。山の家の屋根は長年の風雨や降雪によって相当なダメージを受けており、早々に修繕が必要です。この修繕は、建物をこの先数十年にわたり維持するために非常に重要なものです。皆様のご支援によって建物がより安全で快適な環境となるよう努めて参りますので、どうかお力添えよろしくお願いいたします。

過去に一度だけ、友人家族が集まり傷みの激しい部分に塗装しましたが…
(撮影:2021年11月)



 また、目標とする「支援者様180人超え」を達成した暁には、感謝の気持ちを込めまして達成記念として支援者様全員に「山の家・寺領の寺子屋入会証(※デジタルデータ形式)をメールにて送付させていただきます!

【ネクストゴール達成記念品】
山の家・寺領の寺子屋 デジタル入会証(※デジタルデータ形式)

【入会特典】

特典①:寺領の寺子屋「寺子(メンバー)」として正式に認定されます!

特典②:寺子(メンバー)向け「同窓会」など楽しいイベントの参加権利が付与されます!

特典③:山の家にて、寺子(メンバー)限定サービスなどご利用可能になります! ※詳細は別途お知らせいたします。


これからも皆様と共に、千年先の未来へと続く道を築いて参りたいと思っております。引き続きご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます!





 こんにちは。一般社団法人ソーシャルクリエイティブラボの松田拓・かおりです。私たちは兵庫県西宮市に住む一般企業の会社員でもあり、京都府与謝郡伊根町と二拠点生活をしながら、両拠点で地域活動を行っています。プライベートでは、思想家であり武道家の内田樹先生の主宰する神戸の合気道凱風館にてお稽古を続けています。

プロジェクトの舞台「山の家」にあるご本尊の前で。(写真左:松田拓、右:松田かおり)


 京都府丹後半島・伊根町の山奥にある集落・寺領(じりょう)。平安時代には恩教寺の伽藍(がらん)が広がり、神聖な祈りに満ちた地域であったと言われています。1200年以上もの歴史と自然のもたらす静けさと美しさの中、人々の暮らしと文化が息づいてきました。

 しかし現在、住民は高齢の女性2人を残すのみとなり、廃村の危機に瀕しています。この集落を消滅から守り次世代へと繋げるため、私たちは「山の家」と呼ばれる旧集会所を拠点に、DIYによる再生活動を始めました。

「山の家」の前にあったバス停。路線バスは廃線となり後に撤去された。(撮影:2021年9月)

旧集会所「山の家」。長らく放置されていたが私たちがDIYで改装し再生させた。

 2024年、ここに心と体を整える場として合気道伊根道場を開設。「強弱勝敗を論じない」という合気道の理念は、競争や成果に囚われない穏やかな生き方を体現しており、寺領の清々しい空気やゆったりとした時間と深く調和します。

2024年8月「合気道伊根道場」を開設。内田樹師範と諸先輩方をお招きし、道場開きを執り行った。 現在、この地の魅力をより多くの方々に楽しんでいただけるよう、合気道を主軸とした文化交流の場「寺領の寺子屋」とブックカフェを設立することを計画しています。これらを通じ、地域に残る貴重な文化財の保護と発信に取り組んでいきます。

 私たちはこの取り組みを通じて、日本の限界集落の再生に向けたひとつの成功事例となることを目指します。都市一極集中がもたらす弊害へのカウンターアクションの一助になればと考えています。老若男女、近隣・遠方を問わず多くの皆さまと思いを共有し、小さな力を大きなうねりに変えていけたらと考えています。


 寺領は、伊根町北西部に位置し、舟屋(ふなや)で有名な伊根地区から車で約20分山奥に入った場所にあります。伊根町では舟屋地域に観光客が集中し、内陸には町内外の方々でもなかなか足が向かないそうです。寺領までのアクセスはさらに不便で、大阪から車で休憩なしだと2時間半。公共交通機関だと、大阪から宮津まで高速バス→地元のバス→コミュニティタクシー「いねタク」を乗り継いで・・・やっと到着できます。山奥のそのまた奥には、人工的な音がしないありのままの自然が広がっています。

寺領は、伊根町の住民でさえほとんど訪れる機会がない地域。(Googleマップより)

寺領の風景。中央・青い屋根の建物が今回の活動拠点となる「山の家」。(撮影:2021年9月)

 緑豊かな山々と澄んだ空気に包まれた環境の中、旧集会所「山の家」のインフラ設備を拡充し、地域再生の拠点として以下の3つを実現したいと考えています。


合気道を主軸とした文化交流の場「寺領の寺子屋」を開きます

 町内外の住民が交流する「寺領の寺子屋」を開き、合気道教室に加えさまざまなワークショップや体験会を開催します。例えば、地元産の食材を活かした料理教室や農作業体験、手工芸ワークショップ、映画鑑賞会など。町外の方へは地元の産物や伝統を活かしたアクティビティを、町内の方へは私たちの都市部でのネットワークを活かしたさまざまなプログラムを実施することで、地方と都市とがお互いの魅力を感じ合える場をつくります。


町外の方へ町内の魅力を伝える。
~地元・筒川そばのそば粉でそば打ち体験(イメージ)~

町内の方へ町外で活躍する方の文化を伝える。
~切り絵アーチストによる切り絵ワークショップ(イメージ)~

 また、オンライン参加での機会も設け、寺領に足を運ぶことが難しい方も含め多くの人々に楽しんでいただけるよう工夫します。これらの活動を継続的に行うことで、豊かで活気ある場づくりを目指していきます。


読書と地域の食文化を楽しむブックカフェを開きます

 訪れる人々が伊根町全域の食の魅力を味わい、ゆったりとした時間を過ごせるブックカフェをオープンします。カフェでは、地元特産の「筒川そば」のそば粉、地元の野菜、卵をつかったガレットをはじめ、自家焙煎コーヒーなどを提供。

 また私たちの蔵書を開架するブックコーナーを併設します。芸術・デザイン関連のものや小説、社会学・哲学の本、「暮しの手帖」をはじめ良質な雑誌のバックナンバーや絵本を揃え、ゆったりと時間を過ごせる空間にします。

フランスの田舎料理・そば粉のガレットを、伊根の産品で。(提供イメージ)

「山の家」で保管している昭和時代の古い「暮しの手帖」バックナンバー。

ブックカフェの営業は、当面はイベントを実施する日の週末に限定しますが、徐々にオープン頻度を上げていきたいと考えています。将来的にはセレクトした書籍の販売や物販も行い、訪れる人々にさらなる楽しみと価値を提供します。2026年3月頃オープンを目指します。


歴史的な資源の保護と発信を行います

 「山の家」には、平安時代から続く観音堂に安置されていた貴重なご本尊や、この地に伝わる祭具や伝統的な生活道具が保管されています。これらの歴史的価値のある文化財を適切に保存するとともに、地域の歴史を広く伝える活動を推進し、寺領が持つ文化的な魅力を多くの人々と共有する場を創出します。

「山の家」で発見された観音堂の図面を基に現地調査。調査には大学の研究チームなど約30名が参加。(撮影:2022年12月)

大学の専門家チームによるご本尊の調査の様子。(撮影:2022年12月)

学術資料とするため隅々まで記録撮影が行われた。(撮影:2022年12月)


 2021年の夏、偶然この地を訪れた私たちはすぐさま豊かな自然の虜になりました。しかしここは高齢の女性わずか二人のみの集落で廃村の危機にあることを知ります。その後頻繁に足を運ぶ中で、お二人から「山の家」の管理を任され、自力でコツコツと修繕を進めてきました。その過程で立派なご本尊、朽ちかけた祭具類の存在を知りました。古来の方々が残した大切な営みをこのまま朽ちさせたくない。何とかしてこの地の歴史と文化を存続させたい。そんな思いが、当プロジェクトを本格始動するきっかけとなりました。


① 水洗トイレとシャワー設備が欲しい

 「山の家」のトイレはいわゆる「ぼっとん便所」のまま。壊れた換気扇を交換し掃除して利用していますが、旧式トイレに抵抗がある方も多いと思われます。快適にご利用いただくためにも簡易水洗トイレへの改装が必須と考えています。また、夏場の合気道はかなり汗をかくことと今後のアクティビティでキャンプや周辺のトレッキングなども展開したいことを踏まえシャワー設備を整えたいと考えています。

右:「ぼっとん便所」にプラスチックの洋式便座をかぶせたトイレ。
左:カバーをかけた和式のぼっとん便器。男性用小便器は現在使用禁止中。


② エアコンを取り付けたい

 「山の家」は元は「実技訓練研修施設」として利用されており寝泊まりができる部屋が整っています。2階は5室・約70平米、1階は本堂・食堂・キッチン含め3室約140平米もある合宿所のような建物です。

「山の家」間取り図。2階建てで部屋数も多い。

 しかし、もともと設置されていた昭和の古いエアコン3台は作動しないため、自費で1台だけエアコンを設置しました。伊根町は日本海側で、冬は寒さがかなり厳しく、夏はじっとしていても汗がにじむほど暑く、夜は寝苦しい日が続きます。気候変動の影響で年々気温が上がる中、文化財の保存環境を維持するためにもエアコン設備の拡充は必須と考えています。

昭和時代に設置されたと思われる古いエアコン。


③ キッチン設備とブックカフェの家具・什器を整備したい

 「山の家」には昭和時代の建造当時のキッチンがそのまま残されていましたが、数十年使われないままで損傷がひどく、このままではカフェ開業向けた保健所の検査を通過できない可能性があります。また、ブックカフェの開業にあたりテーブル&チェア、およびブックシェルフの導入が必要です。

昭和時代の老朽化したシステムキッチン。


ブックカフェとする部屋。
床・壁の内装はDIYで完成させたものの、家具は元々あった長机とパイプ椅子を使用中。


 これまで4年にわたる活動にかかった費用は、床板の貼り替えや壁の塗装、お風呂やトイレの部分改修、薪ストーブやエアコン(1台)の購入・設置など、累計200万円以上・・・にものぼります。これらはすべて自分たちで捻出してきました。しかし、プロジェクトを本格化させ、より多くの人々に楽しく快適にご参加いただくために、適切な設備の導入と継続的なプロモーション活動が必要です。そのために必要な資金をクラウドファンディングにて募ることといたしました。

【資金内訳】

◉ 水洗トイレ、シャワー、キッチン、エアコン、ブックカフェの設備費 300万円

◉ イベント・ワークショップ運営、機材の購入費 140万円

◉ プロモーション活動にかかる経費 60万円

-------------------------------------------

合計 500万円

↓ ↓ ↓

このうち必要な資金の40%にあたる「200万円」を目標金額として、クラウドファンディングで支援をお願いしたいと考えています。

コチラがプロジェクトの進行スケジュール(予定)です。

↓ ↓ ↓

※目標金額を超える資金が集まった場合は、当プロジェクトの継続的な運営に充てさせていただく予定です。


 この限界集落に足を踏み入れたとき、寺領の自然と歴史が持つ静けさと美しさに深く心を打たれました。人口減少が進む日本の中で、今まさにこの小さな集落が消滅の危機に瀕している現状を知り、ただ傍観することはできませんでした。「山の家」を拠点に町内外の人々との交流の場を設けることは、皆さんと共に行動を起こすための舞台を築いていくことだと考えています。私たちは、当プロジェクトを通じて多くの人々と出会い、対話を積み重ねることで、この集落に再び活気を取り戻していけると強く確信しています。


 私たちは、伊根町・寺領を町内外の新しい関わり方を模索する「未来のモデル地域」として再生させていきたいと考えています。当プロジェクトを通じて、過疎地域再生の成功例となり、全国へと広がる先駆的な存在となることを目指しています。さらに、寺領を訪れる人々がこの地の魅力を体験し、それぞれの暮らしに持ち帰ることで、新たな循環が生まれます。そして、このような循環が日本各地で展開されることにより、地域再生への活力を取り戻すことができると考えています。

寺領を北へ抜けると、碇(いかり)高原が広がり、その先には美しい日本海を望むことができます。


 最後までお読みいただき誠にありがとうございます。私たちはこの集落を愛し、その未来を繋ぐための活動に全力で取り組んでいます。しかし地域再生には多くの方々との「支援の輪」が欠かせません。寺領の美しい自然、平安時代から続く歴史、そしてかけがえのない文化を未来に継承していくために、一人でも多くの皆さまにご協力をいただければ幸いです。ここで生まれた「支援の輪」が広がり、このプロジェクトが素晴らしい未来をつくる原動力となることを願っています。


未来に希望を紡ぐ「千年の営みを繋ぐプロジェクト」どうぞご支援をよろしくお願いいたします!


皆で力を合わせて、素晴らしい未来をつくり上げていきましょう!



 当プロジェクトへの支援をご検討いただきありがとうございます。私たちの感謝の気持ちを込め心ばかりのリターン(支援のお返し)をご用意いたしました。寺領そして伊根町の特産品や「寺領の寺子屋」をはじめ寺領の魅力を体験いただけるよう工夫しました。また「山の家」は大変不便な場所にあるため、距離に関係なく参加いただけるリターンもご用意しました。これらを通じて私たちの思いが皆さまに届き、よりよきご縁で結ばれることを願っています。

※ご支援状況によりリターンを追加させていただく場合がございます、予めご了承ください。


大変申し訳ございませんが、殆どのリターンが数量限定となっております。

早めのお申し込みをお願いいたします。

◾️体験

【2025年】

・寺領金時芋ほり体験[9月13日(日)]

・切り絵ワークショップ[10月19日(日)]

・寺領エリア&「山の家」見学コース[11月16日(日)]

・ドラム体験[11月16日(日)]

【2026年】

・蕎麦打ち体験[3月15日(日)]

・合気道伊根道場の体験会[4月18日(土)]

・伊根の自然農法・養鶏場の見学コース[5月17日(日)]

・声のワークショップ[6月21日(日)]

・囲碁対局の観戦[7月12日(日)]

・星空観察会[8月22日(土)]

・農作業体験[9月20日(日)]

・DIY体験[10月18日(日)]

◾️観察 ※WEB(SNS)による観察

2025年6月~12月の期間、オンラインで観察いただけます!

・山の家ガルデン(畑)で「枝豆」を育てる

・山の家ガルデン(畑)で「トマト」を育てる

・山の家ガルデン(畑)で「さといも」を育てる

・山の家ガルデン(畑)で「落花生」を育てる

・山の家ガルデン(畑)で「じゃがいも」を育てる

◾️オンラインイベント

・オンライントークイベント ゲスト・ルチャ・リブロ青木真兵さん[2025年12月22日(金)]

・オンライン報告会[2026年2月20日(金)]

・オンライン直会(なおらい)[2026年4月18日(土)]

◾️特産品

・寺領金時ほしいも(80g) 

・薦池大納言小豆(350g)

・筒川そば 乾そば(3人前)

・伊根のイワシのバーニャカウダ(85g)

・CAFE&BB guri 伊根筒川産蕎麦のフィナンシェ(300g)

・筒川米(900g)

・イネノソラGOHAN お食事券(中華そば)

・山の家カフェ お食事券(ガレット+ドリンク)

◾️オリジナルグッズ

・山の家パンフレット

・山の家オリジナル手ぬぐい

・山の家オリジナルTシャツ

◾️貴重なアイテム

・書籍「図書館には人がいないほうがいい」 ※内田樹(著) 著者直筆サイン入り

・書籍「凱風館日乗」 ※内田樹(著) 著者直筆サイン入り


リターン(支援のお返し)の詳しい内容につきましては、記載されている詳細情報をご確認ください。





支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

  • 歴史資源や文化財の保存活動費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

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  • こんにちは。一般社団法人ソーシャルクリエイティブラボの松田拓です、このたびは「千年の営みを繋ぐプロジェクト」をご支援いただき誠にありがとうございました。当クラウドファンディングは、2025年4月19日から募集を開始し、150人もの皆様からの支援により、総額2,930,000円の資金を集め、5月30日に無事終了いたしました。目標金額を大きく上回る結果でしたが、それ以上に得難い経験をしました!支援金額と支援者数はご報告の通りですが、今回資金をご提供いただく以外にも、様々なカタチでたくさんの応援もいただきました。少ながらずこの地域や社会に与える影響を考えると、決して数値では換算できない得難いものがあったと感じています。正直申し上げますと、このクラウドファンディングを始める前は、目標金額もさることながらプロジェクト自体を皆様にご理解いただくことも難しく、かつご賛同いただける人が集まるかどうかとても不安でした。と言いますのも、実は私自身があまり積極的に人前に出て話をするようなタイプでもなく、加えて自分の考えを文章や言葉にすることを極端に苦手とするような人間ですので、ゆえに多くの人を引っ張っていくようなプロジェクトの中でリーダーを務めるような器ではないと考えていたからです。そうは言っても現在進行形で人口減少が進む日本の中で、今まさにこの寺領と言う集落が消滅の危機に瀕している現状を知り、ただ指を加えてみることができなかった「何とかしたい!」その思いに突き動かされ、このプロジェクトを立ち上げる決心をした事は、以前よりご紹介の通りです。およそ4年前から、妻と2人(たまに子供達も参加したり)で始めたこの活動ですが、住民がたった二人の寺領という地域に伊根町の総人口の10%に迫る150人以上のご賛同を集めることができたことを考えると感慨深く、改めて自分以外の誰かに思いを伝えることの大切さに気付かされただけでなく、(届かないだろうと諦めかけていたけど…)世間に向かって声を上げて「手を貸してください!」と助けを求めることのできる社会の尊さ、その声に耳を傾けてくれる人々は確実にいて、彼ら彼女らの存在の有り難さを実感する、とても貴重な機会になったと思います。そして、いただいた支援には感謝をし続けたい自分もおり、それをバネに「次の誰かを支える力になりたい」と強く思うようになりました。今回いただいたご支援や感謝の気持ちは、今後必ず様々なカタチで地域と社会に還元していきたいと考えています!(断定)武道の要諦は、一言で言えば、「いるべきときに、いるべき場所にいて、なすべきことをなす」ということに尽きます。それはつまり人々が、それぞれの時代の中で、それぞれの場において、自分の持つ力を発揮する(※無理のない範囲で)ということで、これは武道の場面に限らず私たちの日常や社会全体にも通じるものだと思います。私たちのプロジェクトがきっかけで、この地域での活動に新たに加わってくれた方々も多くいらっしゃいますし、この取り組みがヒントとなり、自分たちの地域や生活に置き換えて活動を始めようとしている方々もたくさんいらっしゃると思います。人々がそれぞれの力を活かし、主体的に行動できれば、社会課題の解決や、歴史・文化を未来へつなぐ手助けをすることができる様になります。そして、このような活動に関わる方々が世の中にどんどん増えていくことで、分断や格差が広がりつつある、この閉塞的な現代社会にも(少しずつではありますが…)希望に満ちた明るい未来をもたらすことができるのではないか、そう考えています。今回でこのクラウドファンディングは終わってしまいましたが、同時に「千年の営みを繋ぐプロジェクト」が本格的なスタートを切ることを意味します。私たちもこの素晴らしい結果を弾みにして、今まで以上に活動の幅を広げて様々なことに挑戦していきたいと考えています。※「活動報告」は随時更新予定ですので、どうぞお楽しみに!!最後になりますが、ご支援をいただいた全国の皆様、ご協力いただいた伊根町の皆様、そしてこれから出会える全てのご縁に心から感謝しながら、共に素晴らしい未来を作り上げていきたいと思いますので、(今まで以上に…)温かく見守っていただけたら嬉しいです。引き続き、応援よろしくお願いいたします。ありがとうございました! もっと見る
  • こんにちは。一般社団法人ソーシャルクリエイティブラボの松田拓・かおりです。この度は「千年の営みを繋ぐプロジェクト」をご支援いただき、誠にありがとうございます!クラウドファンディングも残すところ、あと数時間となりました。昨日、合気道の大先輩でもあり今回のプロジェクトでも多大なる応援をいただいている入江康仁先生(合気道六段)の主宰する合気道入江道場へ出稽古に行った様子をレポートさせていただきます!実は、今回プロジェクトを始めるにあたり、入江先生には合気道を通じた地域活性化などについて色々とご意見を伺ったりお話を聞いてもらっていて、本当に最後までお世話になりっぱなしとなってしまいました。。。お伺いしたのは、CF募集終了までに直接お会いして感謝の気持ちをお伝えしたかっただけでなく、伊根でのこれからの活動や合気道に対する向き合い方など、改めてお話を聞きたいと思ったため、私の師匠である内田先生にお許しをいただき、入江道場でのお稽古に参加させていただく運びになりました。合気道入江道場では、京都市、亀岡市、城陽市、大津市などの地域で広く合気道のお稽古をされていて、私の所属する凱風館とは同じ多田塾の同門になります。講習会や演武会などで度々お会いする機会はあったものの、あまりプライベートなお話をすることもなかったので、やはりこれも今回のクラウドファンディングが取り持ってくれた「新しいご縁」と言っても良いのでしょう。▼第62回 全日本合気道演武大会 指導者演武 入江康仁六段 令和7年5月24日▼             当日のお稽古は合気道(体術)ではなく、杖を使ったお稽古の日と言うこともあり、実は少し緊張をしておりました。。。と言うのも、伊根道場でのお稽古では、山の家の天井高の都合もあり、杖を振るうお稽古は殆どすることがなく、上手く杖が振れるか若干不安だったのです!(汗)とは言うものの、実際お稽古が始まると入江先生の丁寧なご指導もあり思う存分杖を振るお稽古することができ、学びも多くとても楽しかったです!!準備運動、柔軟体操、呼吸法、気の流れを大切にしたお稽古で、特に呼吸法のお稽古では、武徳殿の場も手伝ってか、凛とした空気の中で、入江先生の発する声が上等な楽器が美しい音色を奏でるように、心地よくどこまでも響き渡っていたのがとても印象的でした!!※お稽古内容のことを詳しく書き始めるとキリがないので、今回は割愛させていただきます。(すみません)そして、昨日のお稽古には凱風館塾頭である永山春菜先生と、同じく凱風館の先輩である三島邦弘さん(ミシマ社)も急遽ジョインしていただくことができたので、それはそれは、とても賑やかで愉快な稽古となりましたこと、大変感謝しております!みんながギュウギュウに寄りすぎて、自然と笑顔になってしまった記念撮影アフター稽古は、近くの台湾料理屋さんでみんな揃ってランチに舌鼓を打ちながら、近況報告や伊根での合気道プラン&アクティビティについて予定を立てたり、たくさんお話をさせていただきました。ありがとうございました!楽し過ぎてアッという間の1日でしたが、これも合気道が結んだご縁かと思うと、本当に感謝しかありません。今後も、このようなつながりを大切にして行きつつ、たくさんの人と出会い交流を深めて行けたらと考えています。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!! もっと見る
  • 先日、奈良県東吉野村にある人文系私設図書館ルチャ・リブロを訪ね、青木真兵さん・海青子さんにお会いしてきました!ルチャ・リブロとは何か?それを私が言葉で説明するのは、あまりに野暮でして・・・ぜひ、みなさん自身の目と体で体験していただきたいです。この世は実際に足を運んでみなければわからないことだらけですが、ルチャ・リブロはまさにそんな存在と言えます。車が通る道から細い橋を渡ると、ルチャ・リブロが見える。文字通り、森の中の図書館です。私、かおりは以前から青木真兵さん・海青子さんの著書や、ポッドキャスト番組「オムライスラジオ」のファンでした。実は私も匿名でオムラジに参加したことがあり、今もハッキリと心に残っています。(2021年の斎藤幸平さん『「人新世」の資本論』について語る会。懐かしい!)これまで青木さんとはSNS上で少しやりとりがあったくらいでしたが、今回、ご厚意でこのクラファンのリターン企画のオンライントークイベントを快く引き受けてくださり、本当に感激でした。改めて感謝いたします!!!私たちが山の家のプロジェクトで実行したいことは、都市から遠く離れた限界集落で、本とコーヒーと合気道がある拠点を公に開いていくこと。ルチャ・リブロはそんな私たちにとって憧れの存在であり、青木さんにぜひお聞きしたいことがたくさんありました。美しく掃き清められた玄関。サインもかわいい。さらにありがたいことに、青木さんから「山の家に行ってみたい」というお話をいただき、トークイベントは山の家で開催することに!静かな冬の山の家で、山奥の拠点づくりについてじっくり語り合える貴重な機会になりそうです。打ち合わせのあとは、ルチャ・リブロの中をゆっくり見学させていただきました。蔵書の素晴らしさはもちろん、整えられた心地よい空間にも感動しました。この場所で時間を忘れて読書に没頭したい・・・次回は読書のためだけに有休を取って行くぞー!と心に誓いました。拓が手に取ったのは「非営利組織の経営」。一般社団法人を経営する私たちの必読書に違いない。大きな窓の外を眺めることができる特等席!帰り道では、東吉野村を少し散策。近くにある丹生川上神社や東の瀧を訪ねてみました。吉野杉の壮大な姿と足元に広がる苔の美しさは、同じ山奥でも伊根町とは全く違った風情があってとても興味深かったです。東の瀧。川に流れる水がとてもきれいで、鮎が泳ぐのが見えました。また、ランチに立ち寄ったレストラン「あしびき」はずっと昔から丁寧にお料理を作られてきたことが最初の一口でわかる、とても素敵なお店でした。オーソドックスな洋食のランチ。ひっきりなしにお客さんが入ってきていました。古くから掲げられている様子のメニュー看板。次回は夜に行きたいな。ルチャ・リブロと東吉野村の訪問は、これからの私たちの活動を考えるうえでも、とても貴重な体験になりました。今年の冬、山の家でまた青木さんとたくさんお話しできることが、今からとても待ち遠しいです。もちろん、そのころには、ぼっとん便所も改修しておきますね!そして、BGMは米米CLUBで行きましょう!(笑)山奥の図書館つながりの3人で、最後に記念撮影 もっと見る

コメント

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  1. 2025/04/20 18:08

    なかなか行けない距離ではあるのですが、以前からお話を聞いていてとても美しい場所なんだろうなと想像を膨らませていました。応援しています。頑張ってください!

    1. 2025/04/20 22:10

      >SAWABE Yさん 応援コメントありがとうございます!なかなか来ていただくのは難しいと思うですので、ご本尊と一緒に京都から念をお送りしますね。引き続きプロジェクトを見守っていただけると嬉しいです!


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