大塚 瑞季
高校からストリートダンスを始め、大学時代、青山学院大学のダンスサークルADLでジャズヒップホップなどの振り付けを多数担当。その後声楽などのレッスンを重ね、ミュージカルコンサートや自主公演などで舞台に立つ。今回がoneTOkyoへの参加、並びにミュージカル作品初出演となる。特技はすぐ寝ること、どこでも寝ること。好きな食べ物はカレー、たまごサンド、チョコモナカジャンボ。
―本日は女役、凛とした雰囲気が魅力的なダンサー育ちの新鋭女優、大塚瑞季さんにお話を伺います。大塚さん、よろしくお願いします―
よろしくお願いします。
―大塚さんは元々ダンサーとして活動されていたとか?―
そうです。高校からストリートダンスを始めて、大学でもダンスサークルに入ってジャズやヒップホップを踊っていました。
(右から二番目:大塚瑞季)
―ストリートにジャズにヒップホップ!万能ですね……!ではミュージカルのご経験は?―
(ミュージカル楽曲の)コンサートに参加したことはあるのですが、ミュージカルそのものは今回の「なんのこれしき」が初めてです。
―そうなんですね!稽古ももう始まっていますが、共演する役者のみなさんの印象や本番への意気込みなどはいかがでしょうか―
まだ稽古も数回ですが、全員チャレンジ精神があって舞台に対する愛に溢れていて、その熱量がとても魅力的だなと思っています。私もしっかりその一部になって、自分の役を誰よりも愛して舞台で体現したいです。
―素敵な意気込みをいただきありがとうございます……!そういえば大塚さんはWICKEDがお好きだと伺いましたが―
好きです。WICKEDは私の人生を変えてくれた作品だから。WICKEDを観て、自分のやりたいものはこれだと思ったんです。
それまでダンスばかりしていて、ミュージカルっていきなり歌い出すのに違和感を感じて苦手意識すらあったし、自分がやるものだとは思っていませんでした。でもなぜか大学4年の就職も決まった頃に気が向いて、当日券も運良く買えてひとりで観に行ったんです。それまで自分はどんな表現の場に進みたいのかなとずっともやもやしていたものが、すーっと晴れたような感覚でした。私はこれをやらないとだめだ、と思いました。大好きで大切な作品です。
(中央:大塚瑞季)
―運命の出会いだったんですね……!それで将来の夢が決まった、ということですか?―
あ、将来の夢は海の近くに住んで家族と毎日笑いながら食卓を囲む生活を送ることです。
―(笑) これだ!と思ったことに思い切って飛び込む勇気があり、かつ等身大で素朴な素顔もお持ちで。これからの大塚さんから目が離せませんね!それでは最後に、思わず「なんのこれしき」と言ってしまった出来事を教えて下さい―
かっこつけてNYに一人旅に出たら、パスポートと財布が入ったリュックをなくして泣きながらNYの街中をかけずりまわったときです……大使館のお兄さんの優しさ、一生忘れません。
―意外過ぎるおっちょこちょいエピソードです笑。本日はお忙しい中楽しいお話をありがとうございました!大塚さんのミュージカルデビューをどうぞ皆さまお見逃しなく!―