
あしプロの舞台作品では、これまで何度か、前日〜当日ワークショップを経て、現地出演者と共につくる即興公演を行ってきました。出演してくださった方から頂いたご感想を二つ紹介させていただきます。
2022年度公募公演より
・当初、娘が参加の対象年齢外だったことや、おとなしく鑑賞できるかに不安があり、直前まで行くか行かないかを迷っていました。意を決して入ってみたら、なんと娘を受け入れていただき、親も子も、参加前と後では「前とは何か違うもの」になったような気がしています。
「一歩を踏み出してみて良かった」と思えています。
・娘(診断は受けていませんが、自閉の特性や知的な発達の遅れがあります)は、何か伝える喜びのようなものに改めて目覚めたような感じ。帰宅後や起床後、話しかけてくる頻度、目線や身振りなどを使う頻度が増えたような気がします。親の見方も変わったのかもしれません。
おおらかに居てくださり、娘に手を差し伸べてくださり、贅沢で貴重な経験をさせていただきました。感謝でいっぱいです。
・ダンスやワークショップでは、「これからも大変なことがいっぱいあるかもしれへんけど、でも何とかなるんちゃう?」と思える不思議なパワーをいただきました。
私たち家族と同様、特性の受け止めの渦中にいる方たちや当事者の皆さんにも、同じような体験をしていただけたら、きっと気持ちが楽になるとも感じました。
・アフタートークでも言及されていましたが、本番は、「みんな違って、いろいろあって、いろいろ伝えようとしていて、何か伝わってきて、わからないこともあって、でも、それぞれお互いにみんな大事な存在だよね」という不思議な空間でした。
世の中はなんだかどんどん世知辛くなって、ゆとりや寛容さがない方向へ向かっている気がします。あの不思議な空間が、もっと日常的に感じられるようになっていったら、どんなに素敵だろうと思います。
2024年度公募公演より
あしプロのメッセンジャーたちとのこれまでの中で1番の思い出は、一緒にTo Knowの公演に出させてもらったこと。普段、天真爛漫な振る舞いそのままに舞台でも表現していると思っていたのだけれど、実際に彼ら彼女らが舞台前にどれだけ準備し、ドキドキし、そして舞台ではどれだけ創意工夫をしているか、舞台の上で真横で感じることができました。なんて新鮮でかけがえの無い経験!
そして、これまで外に出る機会が比較的少なかった彼ら彼女らの夢が「旅をすること」と言うことも知っています。これからあしプロの舞台がどんどん広がって、メッセンジャーたちの活躍の場が増えることを心から願い、応援したい。
実はそれが、観る側の世界が変わり、豊かになって行くことも、知っているから。




