【あまくさ彩発見!】 - デジタル手彩色で世代を繋ぐふるさと天草の風景 -

私のふるさと天草市の古い写真を修復し、「デジタル手彩色」という技法を使って丁寧にカラー化した作品を展示する写真展を天草市、熊本市、県外で開催したいと考えています。 白黒写真よりも何倍も現実味が感じられるデジタル手彩色アートで世代を超えた交流で郷土愛を継承し、天草を活性化させることが目的です。

現在の支援総額

214,000

26%

目標金額は800,000円

支援者数

20

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/03/23に募集を開始し、 20人の支援により 214,000円の資金を集め、 2025/04/30に募集を終了しました

【あまくさ彩発見!】 - デジタル手彩色で世代を繋ぐふるさと天草の風景 -

現在の支援総額

214,000

26%達成

終了

目標金額800,000

支援者数20

このプロジェクトは、2025/03/23に募集を開始し、 20人の支援により 214,000円の資金を集め、 2025/04/30に募集を終了しました

私のふるさと天草市の古い写真を修復し、「デジタル手彩色」という技法を使って丁寧にカラー化した作品を展示する写真展を天草市、熊本市、県外で開催したいと考えています。 白黒写真よりも何倍も現実味が感じられるデジタル手彩色アートで世代を超えた交流で郷土愛を継承し、天草を活性化させることが目的です。

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まだ始めたばかりだというのに心ある支援者の皆様に多大なるご支援いただき本当に有難うございます。

これから後1ヶ月ですが、天草古写真カラー化プロジェクトの進捗を随時更新していきたいと思っています。

現在、具体的に写真展開催方法や内容について詰めているところで、夏休みごろにテーマを絞って開催する可能性が高そうです。

今回はデジタル手彩色というものについて知っていただくために簡単にまとめてみたいと思います。

デジタル手彩色とは

デジタル手彩色とは、白黒写真にPhotoshopなどのデジタルツールを使って色を加える技術のことです。昔の写真をよりリアルに、鮮やかに蘇らせることができ、歴史的な資料の復元や個人の思い出を美しく彩る目的で活用されています。

元々写真が日本に伝来した200年以上前に手彩色というものはすでに存在していました。

写真の登場によって職を失いかけた浮世絵師などが絵の具を使って写真に着色したもので、今でもたくさんの手彩色写真が残されています。

1870年頃、明治時代の手彩色写真

これは主に明治ごろに外国人がお土産にしていたいわゆるポストカード。

1枚1枚手塗だったためこれとは全然違う配色のバージョンも残されています。

デジタル手彩色とは文字通りこの手彩色を最新の技術でカラー化するものだといえます。


デジタル手彩色の手順
  1. 1.写真の準備

    • 白黒写真をスキャンまたはカメラで撮影してデジタル化し、高解像度の画像を用意します。

  2. 2.画像の補正

    • 傷や汚れを取り除き、コントラストや明るさを調整します。

  3. 3.レイヤーを使った着色

    • 細かい技術的なところは省略しますがPhotoshopなどの画像編集ソフトを使い、塗り絵のように手作業で色を塗っていきます。

    • 一旦AIで着色して下書きのように使うこともありますが、AIでは空や木くらいしかまともな彩色は不可能なためほとんどが手作業の過程で上塗りされます。
      この画像については使えそうなところは左にある木の柱くらいなのですべて手作業になります。
      損傷もありますのでこちらも手彩色の前に手作業で丁寧に修復します。

    • AIによる着色

    • 手作業によるデジタル手彩色
       

  4. 4.リアルな色を再現

    • 実際の肌の色や服の色を参考にしながら、リアルな彩色を目指します。

    • 200年前と同じように丁寧に一筆ずつ塗り重ねていきます。

    • とても根気のいる作業です。


  5. 5.最終調整

    • 色のバランスを整え、自然な仕上がりにするために微調整。

    • 実はここが一番時間がかかるところだったりします。

    • よし!完成したぞ!

    • っと思っても次の日に見ると気になるところが出てきてまた調整するなんてこともしばしばです。

    • しかしその苦労が最終的な作品のクオリティを上げてくれます。


デジタル手彩色の魅力

デジタル手彩色についてわかっていただけましたでしょうか?

着色するだけで印象がガラッと変わることに気づいていただけたことと思います。

私たちが普段目にしている世界はカラーです。

見慣れてしまって当たり前になってしまっていますが白黒写真は現実世界と比較するとかなり異質な世界です。

明治時代の職人も色を付けていたということはあくまで技術的にカラーに出来なかっただけで本当はカラーで残したかったということ。

色のない写真に色が付くことでその時その人たちがそこに本当に存在したのだなという実感が沸々とわいてきます。
当時を知る人にとってはより大きな感動になります。

このデジタル手彩色という技術の価値を今後も広げていきたいと思っています。


デジタル手彩色アートという呼び方

デジタル手彩色で色を付けた作品をデジタル手彩色アートと呼んでいます。

アートという単語は実際の色を忠実に再現するわけではなく作者の感覚で勝手につけているという印象を持たれるのではという心配も若干あったのですが、AIなどで簡単にできるものだという誤解を招かない方が大事だと思ったのであえて使っています。

細かい部分まで出来る限り当時の色を再現できるよう、場合によっては現地に行って確認したり、写真の提供者などに色について聞き取りをするなどしています。

そのような作者のこだわりや思いがこもった何時間もかけて作る作品は間違いなく立派なアートだといえます。

何よりも当時を知る人が作品を見た時に「ここは違うな」という部分が少しでもあってはいけないと思っています。

作品を見た時に蘇る思い出のクオリティが作品の価値だと考えていますが、実際と違う違和感のある色であればそれは損なわれてしまうでしょう。

AIではこれから先もこれを超えることは不可能です。

デジタル手彩色アートでその写真の価値は確実に上がります。

私はカメラマンでもありますがデジタル手彩色アートに限らず写真の価値は結局のところ見返した時に心に蘇る思い出と湧き上がる感情がそのすべてだと思っております。

デジタル手彩色のもつ大きな価値を故郷天草へと還元すべくこれからも全力を尽くしていきたいと思っています。

まだ認知度の低いデジタル手彩色アートですが、今後はどんどん需要が出てくると確信しています。

もし古い写真を大切にされている方がいらっしゃいましたらお伝えいただけると幸いです。


天草古写真カラー化プロジェクト
有馬写真館
有馬明広



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