
キャンプファイヤーでご縁をいただいた皆様へ
いるか家の鴻池です。
昨日5月24日、外は気持ちよい気候の13時から、
笹塚にある公共施設をお借りして、つながりワーカー養成研修を開催しました。
マイノリティな活動ゆえ?なかなか参加者は集まらないのですが、来てくださった
方々からはそれぞれのお立場で感じることを発声していただき、皆様の今後の活動に少しでもお役に立てる機会にはなったのではないかな、と感じられました。
日頃いるか家の活動と行動をともにしたいと考えてくださる方には必須の知識だと思います。
一方で、私たちが人と関わる時、持っていて役にたつ知識はたくさんありますが、知識の良し悪しは紙一重。と感じることもよくあります。
どういうことかと言いますと・・、
一度、2時間程度の何かの研修を受けたとして、その時に得た知識を、その後出会うさまざまなシーンで当てはめて判断してしまうようなことがイメージできますか?
「十人十色」という言葉は誰でも知っているくらい、分かりやすい、イメージしやすい概念だと思います。人はそれぞれ違う背景を持っていますし、人と人が交わって生まれる場面もその都度新しいオリジナルのものです。
学んだ知識を当てはめてみて、しっくりうまく行く場合もあるかもしれません。しかし、実は一つだけの受け止め方や考え方、応答の仕方では、「うまくいかなかった」ということのほうが多いかもしれません。上記の理由があるからです。
うまく行かなかったときに「教わった通りにやったのに。学んでも役に立たないじゃないか。」となって、それ以上の方法や考え方があることを学ぶのをやめてしまったら、もっと多様な人々との関わりには気持ちが向けられないですし、その人自身が世の中を信頼するのが難しくなってしまいますよね。
だから、今回研修の最後に鴻池からお伝えした一言は「これがすべての正解ではない、ということを覚えておいてください。」というお話でした。
研修に参加した方の中からは「何が相手を傷つけてしまうか分からないし、踏み込んでしまう恐れもあるから、専門家に任せよう。」という言葉も出ていました。
これは、やみくもに他者の境界線の中にずかずかと入っていくよりずっと謙虚なご意見かと思いますが、、一方でいるか家が目指す温かく緩やかなつながりを作るためには少しブレーキになることかもしれません。
大切なのは、「行動してみること」なのだと思います。そして、もし相手を傷つけたかもしれない・・?!と感じたらすぐに謝ること。気持ちがあるのが通じたら、言葉の受け取りの齟齬だったことは理解できます。お互い人間なので、完璧なわけはない、ということを前提におけば、相手の状況を理解し許すことだって可能なのです。
「恐れて触れない」というのは「見ないこと」「なかったこと」にするのと同じだと思います。
こんなことが受講者の方に届けば良いな、と思って最後の言葉とさせていただきました。
さて、ここからはクラファン最後の1週間を全力で走り切り、6月1日の終わりに「がんばった!」と笑顔でいられるために出展準備を頑張ります。
6月1日11時~15時。中幡小学校のグラウンドにてフェイスペイントと色の癒しワークで出展いたします。ぜひぜひ足をお運びいただきまして、クラファン期間最後の寄付のチャンスにしてください。
よろしくお願いいたします。






