石垣市民会館にて開催された「危機的な状況にある言語・方言サミット 八重山大会」に参加し、多良間島ブースにて、たらまふつカルタの取り組み紹介を行ってきました!
日本には現在、消滅の危機にある言語・方言が数多く存在します。
アイヌ語、八丈方言、奄美方言、国頭方言、沖縄方言、宮古方言、八重山方言、与那国方言、そして東日本大震災の被災地に残る方言など....
このサミットは、各地域が行っている言語・方言の継承活動や取組事例を共有しながら、文化の多様性を支える「ことば」の価値について考えることを目的として、毎年開催されています。
会場には、全国各地から言葉を愛し、地域文化を未来へつなごうとする多くの方々が集い、それぞれの地域の発表や展示から、あたたかさと学びに満ちた交流が生まれていました。
多良間島ブースでは、島の中学生とともに方言を集め、遊びの形にして残す取り組みとして、クラウドファンディングで制作した「たらまふつカルタ」を紹介・展示しました。
一枚一枚に、島の暮らしや記憶、世代をこえて受け継がれてきた想いが込められたカルタは、来場者の方々にも実際に手に取っていただき、多良間島のことばに触れてもらう機会となりました。
また、会場プログラムの一環として、島の小学生による『カンナマルクールクの神』の絵本読みや、地域の方による「多良間ができたなりたち」を伝える方言紙芝居も行われ、世代をこえて言葉が受け継がれていく姿を発信することができました。
今回のサミットへの参加を通して、他地域の取組から多くの学びと気づきを得るとともに、改めて「島のことばを大切にすること」「日常の中で使い続けていくこと」の重要性を実感しました。
今後も、学校や地域での活用をさらに広げ、保育園・幼稚園・小学校など、年齢に応じた形で「たらまふつ」に触れる機会をつくりながら、島のことばを未来へとつないでいきます。
本サミットの開催にご尽力いただいた主催者・関係者の皆さま、そして日頃より活動を支えてくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。






