
広島の安古市という街で焼肉屋をやっていたおばあちゃん
おばあちゃん家に行ったときのおやつは高確率で生卵がのって、りんごが添えられたユッケでした。
そのばあちゃんが持っていたピンク色の被爆者健康手帳。
それは被爆したってことになり健康診断や医療費を自己負担をせずに受けれる手帳その頃おばあちゃんが住んでた街は爆心地から10kmくらいで被爆範囲には該当しないけど、黒い雨を浴びたから貰えたのか?とか聞いたことがあって、
そうじゃないと。知人を探しに爆心地の辺りまで、
生まれたばかりのおじさんをおぶって歩いていったらしい。
だから入市被爆者扱いになり手帳を貰ったって話してた。
0歳だったおじさんも貰ったって。
帰りはトラックに乗せてもらって帰ってきたらしい。
お婆ちゃんは在日朝鮮人だったから色々手続きは大変だったみたいだけど貰えたって。
貰いたかったのか、貰いたくなかったのかはわからない。けど持ってた。
選挙権はもらえないのに被爆健康手帳はもらえるのかと不思議に思った記憶がある。
この手帳は色々問題があるみたい。症状が出ても範囲外で貰えなかったり、証言がなくて貰えなかったり、帰国した在日朝鮮人は貰えなかったり、被爆したことで差別を受けるからあえて貰わなかったり、などなど。黒い雨の降雨地域も未だに解決していないことが多いけど、当時の被害者はどんどん亡くなっていく。
この地図を作ることで自分の中で曖昧だった事を知ることが多いなぁ。
2枚目の被爆者健康手帳の写真は「中国新聞[ジュニアライターがゆく] 被爆者と認め救って」より拝借
https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?junior=2021-11




