今回お世話になる、小林先生の日本美術ワークショップ。小林先生のお話をお聞きしコラボさせてもらいたい!!と私が思った瞬間について、少しお話させていただきます。(小林日本美術科学http://kobabi.com/)
「日本美術は使われていた道具である」
私は、この言葉を聞いて衝撃を受けました。日本美術は道具だった!!美術品はみるものとして、頭の中にインプットされていました。でもよく考えれば、創られた目的があり使われていたものというのは当たり前のことでした。
例えば、屏風。屏風は、描かれている絵を鑑賞していましたが、実際は間仕切りとして使われていた道具です。描かれている絵は、屏風として置いた角度、昔の人の目線の高さでみることで、その絵の本当の姿を観ることができます。
私は、この日本美術を通した「物事の本質を考える」経験を、子どもたちにどうしてもしてもらいたくなり、小林先生にコラボをお願いすることになりました。
小林先生は、まず美術作品を創られた時代の色に復元され、その復元した美術品を実際に「使う」ことをさせてくれます。(画像は小林先生復元作品)
小林先生の鑑賞の仕方である「賞道」は、創られた時代にタイムスリップします。日本美術に限らず美術品は、ケースにいれられていたり、離れてみたり「鑑賞」するための空間の中でみることが一般的で、眺めることしかできません。
小林先生の日本美術ワークショップでは、創られた時代の色で、創られた時代の光源で、「見て」「触って」「使う」ことで、その美術品はなぜ創られたのか、どのように使われていたのかを、当時の時代背景や文化を含めて、実際に体感する経験ができるのです。
小林先生は、日本の子どもたちが日本美術に触れる機会が、少しでも増えることも希望されていました。学校にも、日本美術を「触れる」場所をつくりたいと、活動もされていらっしゃいます。キッズMもそのお考えにとても賛同し、コラボが実現いたしました。
また、小林先生・キッズMの想いを熟知し賛同いただいき、場所を提供してくださるiDenさんのサロンがなければ、この企画は実現することはありませんでした。小林先生×iDen×キッズMの三者の想いのつまった企画です。
日本美術を前にした、子どもたちの「わくわく・ドキドキしている顔」がいまから楽しみです。
一人でも多くの子どもたちに参加してもらいたいと思っていますので、多くの方々へご紹介とご支援のほどよろしくお願いいたします。