私たちのリターンに、子どもたちの作品による絵葉書があります。今回は、この絵葉書への想いをお話をしたいと思います。
はじめてのクラウドファンディング。私たちは、リターンってなに?というところからスタートし、他のプロジェクトをみながら、絵葉書を選びました。
キッズMは子どもたちの「自己肯定感」を育み、「あたらしいことに主体的にチャレンジする」子どもで世の中をあふれさせることを目指しています。この「自己肯定感」のある人は、少々の苦難ではへこたれず、主体的にチャレンジし続けます。
最近では、ワールドカップ決勝トーナメントが決定したサムライジャパン!!ゴールキーパーの川島選手。日本だけでなく世界からも批判を受けながら、「自分がここにいる意味がある」と批判をどう思うかという質問に堂々と答えていました。
そして、決勝トーナメントが決まるセネガル戦、緊張する試合、仲間が点を取れずに苦戦する試合。そんな中、ナイスセーブ!!ミスをしても批判があっても、前に進み続ける川島選手。
子どもたちの自己肯定感は、小さいときに自他ともに「認められる」ことから生まれます。私たちは、この「認められる」経験を仕事経験を通じて、子どもたちにたくさんできる機会をつくり続けています。
この絵葉書も「認められる」経験につなげようと考え、リターンで支援者の方にお送りするだけでなく、子どもたちがつくるミュージアムで販売することにしました。しかも、子どもたちにミュージアムで販売してもらおうと考えています。
・自分たちの作品が絵葉書になる
・絵葉書が販売される
・販売された絵葉書を、自分たちから大人が買う
この3つの工程全てで、子どもたちは「認められる」経験ができます。自分たちの作品が商品になり、商品を大人が買う、対価としてお金を受け取る。「やった!!できた!!」という体感とともに、自信が生まれ自己肯定感が育まれていきます。
そして、「またやろう!」とチャレンジする意欲が沸いてくるのです。
このアイデアは、クラウドファンディングをしなかったら、浮かばなかったかもしれません。子どもたちから沸いたかもしれませんが、大人にはうかばなかったでしょう(笑)
子どもたちに「認められる」経験を増やすことができ、クラウドファンディングをしてよかったと本当に思いました。
頂いた対価は、小林先生の活動に寄付ができればと考えています。小林先生は、子どもたちに日本美術を自由に触って身近に感じられるよう、小林先生の作品を学校に設置する活動をされています。
この活動に寄付することで、子どもたちが将来の子どもたちに貢献ができ、それがまた「認められる」経験につながっていきます。
このリターンでお送りする絵葉書。私たちのこんな想いがつまっている絵葉書です。一人でも多くの方々にこの絵葉書を受け取っていただき、子どもたちの「自己肯定感」を一緒に育んでいただきたいと考えています。