
『お弁当箱出しなさい!』はもう不要。子どもが“つい”動きたくなる魔法の仕掛けとは?
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「何度言ったらわかるの!」 「早く宿題やりなさい!」
子育てにおいて、この言葉を一度も使ったことがない親御さんは、おそらくいないでしょう。しかし、親が正論をかざして「〇〇しなさい」と命令するほど、子どもは反発し、動かなくなる。そんなジレンマに、多くのご家庭が頭を悩ませています。
先日、私の朝のライブ配信で、あるお母様から寄せられた一つのコメントが、この問題を解決する大きなヒントになりました。
今回はその見事な神対応”事例を元に、子どもが言われなくても自ら動き出す、魔法のような「仕掛け」の本質についてお話しします。
【事例】お弁当箱を出さない息子に、母がした意外なこと
ライブ配信中、こんなコメントをいただきました。
「子どもがお弁当箱を出さないという話で思い出したのですが、お弁当箱を出さなかった時、幼稚園で使ってたポケモンのお弁当箱や、お姉ちゃんのピンクのお弁当箱に詰めて持たせたら、ちゃんと出すようになりました!」
いかがでしょうか。私はこのコメントを拝見し、「素晴らしい!」と唸ってしまいました。ここには、子どもの行動を根本から変える、非常に重要なエッセンスが詰まっています。
行動を変えるのは「命令」ではなく「設計」
このお母様がしたことは、息子さんを叱ることでも、罰を与えることでもありません。ただ一つ、「お弁当箱を出さないと、明日ちょっと恥ずかしい思いをする」という状況を設計”しただけです。
子どもにとって、幼稚園時代のキャラクターものの弁当箱や、姉のピンクの弁当箱で学校に行くのは、一種のペナルティのように感じられます。この「ちょっと嫌な未来」を回避するために、彼は自らの意思で「お弁当箱を出す」という行動を選択するようになるのです。
これが、教育における極意です。
私たちはつい、「〇〇しなさい」という直接的な命令で子どもを動かそうとします。しかし、それでは子どもの心に「やらされ感」が募るだけ。
本当に大切なのは、相手の気持ちを想像し、「どうすれば、この子が進んで行動したくなるだろう?」と考え、ゲームのような楽しい「状況」や「仕掛け」をデザインしてあげることなのです。
AI時代にこそ求められる「人間を動かす力」
この「相手の立場に立って、行動をデザインする」という考え方は、子育てだけでなく、これからの時代を生き抜く上で最も重要なスキルの一つになると、私は考えています。
先日、私はGoogleのAI「Gemini」を本格的に使ってみて、その能力に感動し、仕事の効率が5倍以上になりました。AIは、こちらが的確な指示(プロンプト)を出せば、驚くほど的確な答えを返してくれます。
これは、人間関係も同じです。 子どもや部下、パートナーに対して、その人の心を理解し、その人に響く的確な「働きかけ(プロンプト)」をすることができれば、相手は自ずと最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
単純作業がAIに代替されていく未来において、私たち人間に残される最も価値ある仕事。それは、人の心を理解し、動かし、可能性を引き出すことではないでしょうか。
あなたは「管理者」から「ゲームデザイナー」へ
子育ての悩みは尽きないものです。しかし、もしあなたが「子どもを正しく管理する管理者」という役割から、「子どもの毎日を楽しくするゲームデザイナー」へと視点を変えることができたなら、その悩みは、ワクワクするような創造的な挑戦に変わるかもしれません。
「どうすれば、このクエストをクリアしたくなるだろう?」 「どんなアイテム(ご褒美)があれば、モチベーションが上がるかな?」
そんな風に、お子さんの日常をデザインしてみてください。
「〇〇しなさい!」という言葉が、あなたの口から消えたとき。お子さんはきっと、驚くほど自発的に、そして楽しそうに、日々の課題をクリアしていくはずです。
こうした新しい教育の考え方や、多様な価値観に触れられる場として、来る6月29日に、私が主催する大規模な講演会「教育革命フォーラム」を開催します。
各業界のトップランナーが、これからの教育と生き方について語り尽くす、またとない機会です。
子育てのヒントはもちろん、あなた自身の人生を見つめ直す「出会い」が、ここにあります。ご興味のある方は、ぜひクラウドファンディングのページを覗いてみてください。
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