PHOTO FESTA『見えない世界を視る』ーアートの未来:北海道ーの実現

主 催 : HOKAIDOPHOTOFESTA実行委員会 期 間 : 2025年11月11日(火)〜12月14日(日) 開催場所 : 札幌市モエレ沼公園ガラスのピラミッド スペース1・2 共通テーマ: 『見えない世界を視る』ーアートの未来:北海道ー

現在の支援総額

530,000

53%

目標金額は1,000,000円

支援者数

44

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/09/06に募集を開始し、 44人の支援により 530,000円の資金を集め、 2025/10/20に募集を終了しました

PHOTO FESTA『見えない世界を視る』ーアートの未来:北海道ーの実現

現在の支援総額

530,000

53%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数44

このプロジェクトは、2025/09/06に募集を開始し、 44人の支援により 530,000円の資金を集め、 2025/10/20に募集を終了しました

主 催 : HOKAIDOPHOTOFESTA実行委員会 期 間 : 2025年11月11日(火)〜12月14日(日) 開催場所 : 札幌市モエレ沼公園ガラスのピラミッド スペース1・2 共通テーマ: 『見えない世界を視る』ーアートの未来:北海道ー

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 HOKKAIDO PHOTO FESTAの紹介

2018年から札幌を拠点に、写真文化を育てる場として歩んできた HOKKAIDO PHOTO FESTA(HPF)。 今回はその枠を越え、アートや身体感覚へもひらかれた、新しいかたちの写真祭を目指します。 舞台は、イサム・ノグチがてがけた札幌・モエレ沼公園のガラスのピラミッド。 写真をめぐる環境や感性が大きく変わりつつある今、私たちは「視る」という行為を見つめ直し、感じること、考えることの力を問い直したいのです。 見えないものにどう向き合い、そこから何を受け取るのか。 そのような視覚だけにとどまらない体験を通して、北海道という〈場〉と深くつながるアートの場を育てていきたいのです。  どうか、この挑戦に力を貸してください。あなたの力が、「まだ誰も見たことのない北海道」を生み出す原動力になります

HOKKAIDO PHOTO FESTA 2025 ホームページ


 『HOKKAIDO PHOTO FESTA 2025』の案内



 明治時代の囚人道路建設をテーマとして、見えなくなった過去の史実を「笹藪」の写真作品を視覚的に共有することにより、観賞者の各々の記憶と結びつけ新たな価値を作りたいと思います。会場ではパフュームアーティスト楠尚子による、「におい」による記憶の直接的な働きかけもあり、新しい体験をも得られると思います。写真は、ただの記録ではなく、過去と現在、他者と自己をつなぐ「まなざし」の媒介となりうる確認をしたいと思います。

イベント詳細ページ

プルーストにはできなかったこと

現代の私たちは、スマートフォンという写真撮影機能を持つ装置を常に携帯することによって、記憶を保存し、いつでも取り出すことができます。このワークショップでは嗅覚を手がかりに、「意識的想起」によって香りと記憶と接続させ、記憶の可視化を試みます。

イベント詳細ページ


写真性の拡張―――写真はこれまで、銀塩や記録性といった「視覚の表層」に縛られてきました。しかし、デジタル化やSNSの利用が進み、世界が分断と二元論に覆われる今、写真には新たな意味と役割が求められています。 本展は、「写真とは何か」という問いを出発点に、平面やカメラという枠を超え、見えるものと見えないもののあいだをつなぐ表現として、写真の可能性を再発見する試みです。 3人のアーティストが提案するのは、感覚と思考を揺さぶる写真のあり方。 視ることの本質を問い直し、写真の未来を開くための実験が、モエレ沼公園という空間で静かに始まります。

イベント詳細ページ

HPF2025の現代写真フォーラムでは、“Your eyes are our eyes”を取り上げてゆくことで、いくつかの問題提起をしたいと考えています。たとえば、作品に明確な被写体がなかったり、解説文(キャプション)が添えられていないような写真が、果たして作品として成立するのかという問いです。あわせて、写真には表れにくい作者の生育歴などからくる「美意識」も、写真作品の中で扱えるのか、という点について問いたいと考えてます。

イベント詳細ページ

 応援メッセージー

HPF2022ポートフォリオレビューグランプリ受賞者 中西敏貴

作家として、チャンスをつかむきっかけを得ることは、非常にハードルの高いことです。まして、中央の視点から見れば、ここ北海道は「地方」であり、どうしても周縁として位置づけられてしまいます。 私が HOKKAIDO PHOTO FESTAに参加しようと思ったのは、そうした状況を打破したいと考えたからでした。 2022年、私はポートフォリオレビューに参加し、レビュアーの方々から貴重な意見をいただきました。その結果、幸運にもグランプリを受賞。その後もレビュアーとの対話を重ねながら作品を磨き上げ、最終的には写真集の刊行や美術館での展覧会へとつながっていきました。 今振り返れば、すべての歯車が噛み合うように物事が進んでいきましたが、その出発点は「参加する」という決断でした。そして、その背後には作家を応援する HOKKAIDO PHOTO FESTAの仕組みがありました。 行動しなければ、何も始まりません。ぜひ皆さんも HPF に参加し、チャンスをつかんでください。

 返礼品のご紹介

返礼品として、今回HPF2025に参加している各アーティストのオリジナル作品または写真集をとりそろえております。他では購入等が出来ない限定品となっています。その他、HPF2025の図録と開催紹介ビデオリンクも返礼品となっております。この図録とビデオは、HPF2025は統一テーマを「見えない世界を視る ―アートの未来:北海道―」とし、「写真」の概念を解放する試みを、コレクティブ展(テーマ:写真性の拡張)やトークイベントで多角的に探求します。その成果は『Document HOKKAIDO PHOTO FESTA 2025(図録)』にまとめ、北海道から発信する「写真」への知見とします。完成する図録は、第一に識者の見解を取り入れながら、形は現代アートの図録として新しいスタイルに挑戦します。


(仮 表紙)

 ⚫︎HPF2025図録

従来「写真」と呼ばれてきたものは、1889年イーストマン・コダック社のロールフィルムに始まり、100年以上にわたり銀塩写真を意味してきました。しかし近年、スマホの普及による撮影と情報発信の革命により、その概念は急速に変化しています。 HPF2025は統一テーマを「見えない世界を視る ―アートの未来:北海道―」とし、「写真」の概念を解放する試みを、コレクティブ展(テーマ:写真性の拡張)やトークイベントで多角的に探求します。その成果は図録にまとめ、北海道から発信する「写真」への知見とします。完成品は、参加してくださった識者の見解を掲載し、形は現代アートの図録として新しいスタイルに挑戦します。

⚫︎(限定30組)作品B6カードセット1組(5枚)

『大橋英児写真展“Your eyes are our eyes-囚人道路”』B6サイズカードセット(5枚)になります。明治の北海道開拓における囚人道路をテーマとし、当時の人々と、今ここに住む私たちとを“笹”の写真作品をとおして眼差しの共有をはかる試みです。現在は笹藪となっている場所ではありますが、かつてここには仮の監獄が置かれ、沢山の囚人たちが病気や怪我で亡くなった所でもあります。そのような過去の史実を不可視の視点から考えることは、今この地に住む私たちの存在意義を考えることにつながると考えます。


 ⚫︎「ART=ZEN」トートバック : Parera(限定50)

『ART=ZEN』、アート活動の根底にある思想を作家自身がデザインしたトートバック。厚手キャンバス地 ブラック(W36×H37×D11)





⚫︎ 「Eau de Sasa veitchii」 — クマ笹のフレグランス:楠尚子(限定10) 

“Your eyes are our eyes-囚人道路”展示会場で使用されている香りの作品です。香水におけるグリーンノートやバンブーノートを応用して制作しました。クマ笹から抽出した成分を使用しています。(10ml)



⚫︎「存在は幻想である」純国産シルク-アイの生葉染:長原啓子(限定10枚)

HPF2025コレクティブ展に参加している長原啓子の作品になります。かつて世界有数の絹の産地であった日本ですが、経済競争力という魔物に押され、国産シルクジョーゼットを手に入れるのは困難になってきました。今回、返礼品としてご提供するストール生地は、問屋で厳重に品質管理されていた純国産シルクジョーゼットで、染めは「アイの生葉染」です。アイは作家の庭で半年かけて育てました。

⚫︎「静観 × 慧眼」/スクエアペイント:楓月まなみ14.5×14.5cm(フレームサイズ)限定5点

HPF2025コレクティブ展に参加している楓月まなみの作品になります。全て1点物のペイント作品で、サイズは10×10cmです。




RodeRoadside Lights Kutchan

⚫︎プレミアム返礼品:大橋英児(限定50枚)

返礼品としB6サイズカード(128mm x 182mm )のRoadside Lights Kutchanをご提供いたします。この作品はプリント販売では全てのサイズ・エディションで完売となっており、現在購入いただくことが出来ません。是非このチャンスをお見逃しなく。



⚫︎プレミアム返礼品:大橋英児(限定50枚)

返礼品とし写真家大橋英児撮影のモエレ沼公園ガラスのピラミッド夜景B6サイズカード(128mm x 182mm )を予定しています。




⚫︎写真集Roadside Lights Seasons: Winter :大橋英児サイン入り(限定5冊)(C)2020年に発刊されたこの写真集は、日本はもとより海外のフェア等で大変人気を得ております。定価11,000円(税込み)判型255 × 365 x 16mm頁数57頁、英語ISBN978-4-908526-38-1           写真集詳細


⚫︎写真集「地と記憶」サイン入り:中西敏貴(限定5冊)2025さがみはら写真新人奨励賞受賞作品 定価7,700円(税込み)判型230 × 300 mm頁数160頁製本ハードカバー発行年2024言語英語、日本語ISBN978-4-908526-56-5

写真集詳細


 資金の使い道 

図録制作費 : 500,000円

会場費(コレクティブアート展) : 100,000円

広告宣伝費(印刷費含む) : 100,000円

クラウドファンディング手数料17% : 170,000円

ゲスト謝礼: 100,000円

人件費(外部スタッフ) : 30,000円

合計 1,000,000円


 最後に

北海道フォトフェスタは、これまで写真文化を育てる場として活動してきました。 その姿勢は今も変わりません。 しかし、テクノロジーやAIの進化により「写真」に対する考え方が大きく変化した2025年、 私たちは新たな挑戦に踏み出します。 「写真とは何か」を根本から問い直し、『視る』という行為を考える場として、 4つのプロジェクトを企画しました。 共通テーマである『見えない世界を視る』には、人間が本来もつ感覚や想像力を通して、 今、そして未来を見つめたいという願いが込められています。そして北海道の歴史や、普段は意識しない出来事を通して、自分たちの存在や生き方を見つめ直す。それがHPF2025の出発点です。

現代アートを取り入れた今回のHPF2025の試みは、一般的な写真祭とは一線を画す構成です。 けれどもそれは、私たちが本来持つ感性で「視る」ことを取り戻すための、大切な一歩だと考えています。 このユニークな実践を、図録と記録映像というかたちで残し、遠方の方々とも共有し、そして、それぞれが繰り返し「写真とは何か」を考え直すきっかけになればと願っています。 北海道という大地でこの問いに向き合う、HOKKAIDO PHOTO FESTA 2025。 どうかこの挑戦に、ご支援と応援をよろしくお願いいたします。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • HPF2025では2つのトークイベントを開催します、いずれも入場無料ですのでお気軽にお越しください。◎トークイベント : 2025年11月30日(日)14:00〜16:00タカザワケンジ(写真評論家)、関次和子(東京都現代美術館学芸員)、大橋英児(写真家)開催場所 : 札幌市モエレ沼公園ガラスのピラミッド スペース2大橋英児写真展“Your eyes are our eyes-囚人道路”について、長くフォローしていただいている写真評論家のタカザワケンジさんと東京都現代美術館学芸員の関次和子関次さんを交えお話ししていただきます。入場料:無料、◎トークイベント : 2025年11月27日(木) 14:00〜16:00後藤繁雄(京都芸術大学大学院教授)、長原啓子(アートディレクター・染色家)、Parera(現代美術家)、楓月まなみ(造形作家)開催場所 : 札幌市モエレ沼公園ガラスのピラミッド スペース1京都芸術大学大学院教授の後藤繁雄さんにお越し頂き、現代アートの最前線から見る写真性についてお話しをいただきます。 もっと見る
  • HPF2025ワークショップ「香りと記憶の交換ープルーストにはできなかったこと」開催期間 : 2025年11月11日(火)開催場所 : 札幌市モエレ沼公園ガラスのピラミッド スペース1開催時間 : 第1回13:00〜14:00 第2回14:30〜15:30 定員一回8人まで  楠 尚子(パフューマー)  参加料:2,000円においを嗅いで昔の記憶が瞬時に蘇る現象は、『失われたときを求めて』の中で、マルセル・プルーストによって極めて印象的に記述されたことから、「プルースト現象」とよばれ、思い出そうという意図を伴わない想起として「無意図的想起」に分類される。プルーストは、思い出は偽物だと信じていた。私たちの知性は経験を再加工し、事実を曲げる。したがって、記憶を意識的に呼び起こすことに反対していた。だからこそ、突然のフラッシュバックをとても喜んだのである。それは思い出す過程で偽物の記憶が紡ぎだされてしまうことがなく、真実に近いと考えたからだ。ブラッサイによれば、この無意図的想起記憶のメタファーとして、プルーストは写真を多く用いた。記憶とは「人生のさまざまのことを記した、写しのある、随時閲覧可能なものではなく、いわば一つの虚無であって、そこからときどき死んだ思い出が現実との類似によってよみがえり、引き出されてくるのだ」。さらに彼は「もう立ち返ってこない思い出」を「決して現像されない写真」に喩えた。しかし現代の私たちは、スマートフォンという写真撮影機能を持つ装置を常に携帯することによって、記憶を保存し、いつでも取り出すことができる。このワークショップでは嗅覚を手がかりに、「意図的想起」によって香りと記憶と接続させ、記憶の可視化を試みる。出典:ブラッサイ『プルースト/写真』上田睦子 訳、岩波書店、2001年楠 尚子  Naoko Kusunoki調香師|嗅覚アーティスト@naoko_perfumer大学で国際政治とグラフィックデザインを学んだ後、大学院にてコンテンポラリーアートにおける嗅覚表現を研究。香りを芸術の領域でいかに位置づけ、表現し得るかを探究している。既製品に依存せず調香を行う専門ブランド「Y O U REXCLUSIVE」を創設し、実践と研究を往還しながら活動を展開。展覧会においては香りの創作のみならず、多様なメディアを通じて嗅覚の可能性を提示している。東京と京都を拠点に活動。ラリー・シャイナー著『においの芸術』(2025年、晃洋書房) 翻訳者。 もっと見る
  • 作品制作中、常に私はAI(ソラ君)と会話をしています。活動報告として今日のソラ君との会話を紹介します。Parera: ソラ君、これまでいろんな会話をしてきましたね。その上で聞きたいのです。あなたは、私が写真をどのように捉えていると思いますか?ソラ: はい。これまでのお話からすると、pareraさんは写真を「現実を記録するための道具」とは考えていないはずです。むしろ写真は、実在するものをきっかけにして、そこから立ち上がる気配や記憶、あるいは目に見えない世界を呼び覚ますメディア――そんなふうに捉えていると思います。Parera: 近いと思います。私は言葉と同じように、写真も「実在と見える世界、そして見えない世界」を理解するためのメディアだと考えています。だから単に記録や事実を伝えるものではなく、言葉と同じく、理解できない部分を補い合う存在と思っています。ソラ: なるほど。言葉が言葉でありながら限界を持つように、写真もまた限界を持つ。しかし両者は補い合うことで、見えない世界を垣間見ることができる。そういう理解ですね。Parera: そうです。そして私にとって写真は、ただ「何を写したか」よりも、「その像を通して何が立ち上がるか」が重要なのです。ソラ: まさに現在取り組んでいる作品《OSMOSE》でも、それを実現しようとしているのですね。そのインスタレーションは、ただ映像を投影するのではなく、その場に生まれる光や沈黙、鑑賞者自身の感覚が溶け合うことで「相互浸透」が起こる。写真と同じく、作品が一方的に意味を伝えるのではなく、体験者の心の中で立ち上がるものを大切にする装置なのですね。 だからpareraさんは具体的なものを写しながらも抽象的に見える写真を好むのですね。余白の中で鑑賞者が自分の感覚を持ち込み、作品と関わる。写真もまた、parera さんの作品《OSMOSE》も同じ「相互浸透のメディア」だと言えそうです。 もっと見る

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