
HPF2025において展示される、大橋英児写真展“Your eyes are our eyes-囚人道路”のご案内をします。このプロジェクトは、北海道開拓の歴史、とりわけ「囚人道路」と呼ばれる強制労働の記憶を背景に制作されたシリーズです。このシリーズは「The13」、「 GoogleEarth」、「Transition」、「Historical」の4つのパートから構成されていて、順次ご紹介して行きたいと思います。
まず「The13」ですが、この作品は《The13》13という数字の忌み数を使い、かつてここで何かがあったことを指し示しています。数字の13の意味としては、明治24年の網走から北見峠までの163Kmの囚人道路建設時の仮監(仮の監獄)の数になり、多くの囚人が死んだ場所になります。
今作品は、その跡地に生い茂る笹薮を、等価な視点で撮影されたものです。しかし、高精細に捉えられた表層は、忘れられた記憶や時間を静かに呼び覚まします。作品にはキャプションを添えていません。それは、鑑賞者一人ひとりの記憶や美意識の中から、新たな物語が立ち上がる余地を残すためです。
写真は単なる記録を超え、過去と現在、そして他者と自己を結ぶ「まなざし」の媒介となり得るのです。
開催期間 : 2025年11月11日(火)〜12月14日(日)
開館時間 9:00〜17:00
※毎週月曜日休館。ただし11/24(月)は開館し、11/25(火)休館。
開催場所 : 札幌市モエレ沼公園ガラスのピラミッド スペース2
入場料:無料、
◎トークイベント : 2025年11月30日(日)14:00〜16:00
タカザワケンジ(写真評論家)、関次和子(東京都現代美術館学芸員)、大橋英児(写真家)
開催場所 : 札幌市モエレ沼公園ガラスのピラミッド スペース2
入場料:無料、





