志賀理和氣神社鎮守の杜再生にご支援を賜り、誠にありがとございます。
既にご支援くださいました皆様には、十分当プロジェクトの趣旨をご理解いただいていることと存じますが、改めて、昨年、このプロジェクトを立ち上げるに至った経緯や、この森づくりに抱く思いをご覧頂ければと存じます。
1200年を超える歴史を有する、県内屈指の古社であります当志賀理和氣神社は、北上川水系の氾濫が頻発し、人命まで失われる事態となり、国の治水事業に協力をする形で全面移転となりました。
神社の歴史、境内の歴史も大切ですが、やはり、地域の安寧こそが氏神様のお心であろうと思い至り、地域の方々のご理解を得て、令和3年12月に遷座致しました。
国からの補償金はありつつも、一から境内を整備するには非常に資金を必要とし、また、整備するからには地域の誇りとなるべきものをとの思いで、神社の移転を進めました。
建物の整備までは賄えたものの、境内林、いわゆる「鎮守の杜」の整備までは手が及ばずにおりました。
何とか鎮守の杜を再生させたいと思い抱き、藁にも縋る思いで、岩手県陸前高田市出身の髙橋様にご相談申し上げたところ、西に博士をはじめ、多くの方々との御縁を繋いで下さり、この森づくり「鎮守の杜再生プロジェクト」が立ち上がりました。
現在まで1220年受け継がれてきた神様への思いをしっかりと受け継ぎつつ、新たな千年の森をつくり育てて参りたいと存じます。
森は順調に成長しており、既に私の身長を超えるほど高くなっています。
今年植えられました木々も、一年で大きく成長することでしょう。
そして、来年もさらに400本の木々を植え、1200本の木々による、森の歴史が歩まれていくことになります。
どうか、皆様のお力を当神社の森づくりにお貸しいただきたく存じます。
森づくりに込められた思いが息づく千年の森となるよう、精一杯育樹を進めて参ります。
どうか一緒に、命を植え、明日を植えましょう!
どうぞよろしくお願い致します。
志賀理和氣神社宮司 田村寛仁





