
本映像は、2025年5月17日に札幌市で開催された「札幌古平会」にて披露された「正調越後盆踊り」の様子を収めたものです。
この盆踊りは、北海道古平町に移住した新潟県出身者(越後衆)によって伝えられたもので、もともとは亡き同郷人の供養のために踊られたと伝えられています。起源は、新潟県十日町市新保の曹洞宗広大寺に元禄年間より伝わる「天神ばやし」の一部「よいやさ踊り」にあり、これが新潟各地を経て古平や小樽、さらには釧路など道内各地へと広がっていきました。
特に小樽市高島地区に伝わる「高島越後盆踊り」とは、共に同じ越後地方に源を持つ踊りであり、基本の振り付けやリズムに共通点が見られます。高島地区では紫雲寺(現・新発田市)出身者を中心に、明治10年頃に伝えられたとされており、現在は「高島越後盆踊りの行事」として小樽市の無形民俗文化財に指定されています。
一方、古平町の「正調越後盆踊り」は、一時は途絶えた時期もありましたが、保存会の尽力により復活し、町内外での披露を通じて文化の継承が進められています。
両者は、越後盆踊りという共通のルーツを持ちながらも、それぞれの地域の中で異なる形で受け継がれ、今もなお踊り継がれています。




