
いつも温かく応援してくださり、本当にありがとうございます。
病院以外でも活動の機会をいただき、近隣の小学校を訪問しました。海外からの訪問者は珍しかったようで、生徒たちからは引っ張りだこ。白いTシャツで行ったのですが、帰る頃には白Tが泥で茶色に染まってしまうほど元気いっぱいに迎えてくれました。
この学校では給食が提供されており、生徒の多くはそれを手で食べています。しかし驚いたことに、食事の前に手を洗う習慣がありませんでした。手指衛生の大切さを伝えましたが、そもそも生徒用の水道がなく、手洗いをしたくてもできない環境だったのです。
この学校には5歳から15歳まで、約900人もの生徒が通っていますが、水タンクは1つだけ。調理や掃除で使うため、生徒が自由に使える水はほとんどありません。必要な水は自宅からペットボトルなどに入れて持参しているそうです。
根本的な解決には至りませんが、とりあえず、ペットボトルの少量の水を使って手洗い指導をしました。
水道をつくるというのは今すぐにできることではないので、今あるもので、日常的に継続できるよう指導をします。
今回の訪問を通じて、衛生指導の必要性を痛感したのと、それ以前に「清潔な水をどう確保するか」という根本的な課題があることに気づかされました。
GMCの活動の1つとして、学校や孤児院などでの衛生指導や啓発活動など、地域の人々の健康を守る活動も行っていきます。
皆さまからのご支援がタンザニアの人々の健康を守る手助けとなります。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
GMC-Africaスタッフ
渡邉




