
就農プログラム導入編のご報告&サードゴールを目指して
〜ここから始まる、それぞれの“自分らしい農”への一歩〜
みなさん、こんにちは!
農スクール代表の小島希世子です。
まずはご報告です。7月3日にスタートしたクラウドファンディングが、開始からわずか2日間でファーストゴール100万円、そして20日間でセカンドゴール160万円を達成しました!
皆さまからのあたたかいご支援、本当にありがとうございます。
現在は、サードゴール200万円に向けて挑戦を続けています。
そしてもう一つ、大切な報告があります。
4月から開講していた農スクールプログラム導入編(全10回)が、先日無事に修了しました!
今年も、働きたいけど仕事がなかったり、不登校・引きこもられている状態の方などが、6名参加されました。
■「自分にできるかも」その小さな自信が、人生を動かす原動力に
最終回となった7月29日(火)は、猛暑日。
それでも、誰ひとりとして弱音を吐かず、黙々と草刈りに取り組む姿がありました。
最初は外に出るだけでもつらかった方も、最終日には1時間以上の作業に集中できるまでに変化していました。
「毎回、遅刻も欠席もせずに参加できた」
「農スクールに合わせて、初めて規則正しい生活を送れた」
「ここに来ることが日常になり、気づけば自然と参加できていた」
一人ひとりが自分の言葉でそう語ってくれたとき、
「この10回の時間は、たしかに人生の中で意味のある時間だった」と感じました。
日差しが照り付ける暑い日も、どしゃぶりの雨の日も、土に向き合い、自分自身と向き合って、着実に一歩一歩、進んでこられたみなさんの姿、とても印象的でした。

■修了証は、次のステージへの“切符”
最後の作業では、ピーマン、ミニトマト、バジル、ニンジン、ズッキーニを収穫し、
畑からの嬉しい“ごほうび”も受け取ってから、ささやかな修了式を行いました。
一人ひとりに修了証を手渡しながら、
ここまでの歩みを振り返ると、胸が熱くなりました。
この証書は、単なる修了の証ではなく、「これからの人生を歩んでいくための切符」です。
このうち1名は就職という形で既に次のステージに進むことが決まりました。
残る5名は8月下旬から始まる「基礎編」に進みます。
これは、実際の農家さんの現場で、本格的に農の仕事を経験するプログラムです。
次は“本気で就農を目指す”ステージです。

■「農」が変えるのは、人生の景色そのもの
農スクールで起きていることは、
“農作業を学ぶこと”にとどまりません。
最初の一歩を踏み出すことに躊躇していた方が、自らの意志で次のステージを目指すまでに変わっていく——
そこには、「農」が持つ力と、人と人とのつながりの力があります。
これからも、そんな変化のドラマを一つひとつ紡ぎながら、「誰もが農を職と食にできる社会」を目指していきます。
どうか、引き続きあたたかく見守っていただけますと幸いです。
畑より愛を込めて・・・




