【クラウドファンディングの終了と公演終演のご報告】 主宰の清野です。ご報告が大変遅くなりましたが、7月28日をもって、『POPCORN NAVY』のクラウドファンディングへの挑戦が終了いたしました。ご支援くださった皆さま、 本当にありがとうございました。お預かりしたご支援は、この舞台の成功に向けて、大切に責任をもって活用させていただきました。今回のクラウドファンディングは、 『POPCORN NAVY』という舞台の存在を、より多くの方に「知っていただくこと」を目的として挑んだものです。 また、リターン品としてご用意したアーカイブ映像やDVDを通じて、 限られた劇場・上演期間でしか体験できない本作品を、未来へと“伝え継ぐ”ことも大きな使命だと考えています。いま、私たちにできること。 それは、「戦争を語れる世代」が少なくなる中で、 その記憶と、平和の尊さを、次の世代へしっかりとつないでいくことです。個別の連絡は順次、リターン品の準備が整い次第、させていただきますので、少々お待ちください また、8月3日をもちまして、公演『POPCORN NAVY』は無事に終幕を迎えることができました。千穐楽を終えたあと、バラシ作業や打ち上げを経て、今朝は衣装の返却を終え、再び会社員としての日常に戻っています。溜まった仕事に追われる慌ただしい一日でしたが、帰宅後、皆さまから寄せられたアンケートを一つひとつ読みながら、「確かに存在した非日常」の時間を噛みしめています。 この公演をひとことで言うならば――「やってよかった」。 それに尽きます。戦後80年という節目に、大学時代に出会った特攻隊の物語を「語り継ぐ」ために、たった一人で立ち上げたこの企画。数々の困難にも直面しましたが、そのたびに「これは好機だ」と自分に言い聞かせ、奇跡のようなご縁と出会いを重ねながら、なんとか無事に幕を下ろすことができました。そして今、皆さまから寄せられた言葉が何よりの励みです。 「戦後80年の節目に、この公演をやってくださって本当にありがとうございます。」「この作品に出会えたことに感謝します。」「人生を悔いなく、大切な人に全力で向き合って生きていきたいと思いました。」「“遺すこと”について考えながら、私もまた生きていこうと思います。」「8月のこの時期にこの作品を観られて本当に良かったです。」その一つひとつに、深く胸を打たれました。ご来場いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。そして、舞台に立ってくれた役者たち、演出、音響、照明、美術などで空間を支えてくれたスタッフ、そして劇場でお客様を温かく迎えてくれた全ての仲間たちに、心からの敬意と感謝をお伝えします。誰一人が欠けても、この公演は成立しませんでした。それほどに、全員が“やるべきこと”をまっすぐに果たしてくれたことを誇りに思います。いま、役者やスタッフは束の間の休息を取ったり、次の舞台に向けて歩み始めたりしているかもしれません。どうかこの公演で得た経験や想いを糧に、これからもそれぞれの道で輝いていってください。私もまた、会社員としての日常に戻りながら、クラウドファンディングのリターン制作や各種事務作業など、もう少しだけ『POPCORN NAVY』との旅を続けます。この公演の原点となった「語り継ぎたい」という想いを胸に、ご支援いただいた皆さまへ感謝をお届けしながら、これからの人生の中でも「自分にできること」「遺せるもの」を問い続けていきます。この度はありがとうございました。







