
もうすぐ帰国。2週間はあっという間です。
ほぼ毎日休みなしで、調理のトレーニングをしたり、ミーティングをしたり、店舗の下見に行ったりという日々が過ぎていきました。
「このあと、何をどうするか」
この日のミーティングの主な議題です。
一緒に調理できる日はあと1日。その翌日はもう帰国準備です。
お店で提供するためには同じ大きさ、同じ味で提供しないといけません。
カンパラヤキ以外のメニューも作れるようにならないといけません。
どっちを優先するか?
スラムで調理をすると、いつもいろんな人が「私も!私も!」と鉄板の前に割り込んでくるので、焼き手であるサラさんの練習時間が減ってしまいます。
その状況はなんとかしたい。
使える鉄板は2台。
1台はサラさんまたはマンプクウガンダメンバーが使い、もう1台は他の人も作ってもいいよとする。
明日はカンパラヤキのクオリティーをあげることに集中しよう。
もし他のメンバーが入ってきそうだったら、チームみんなでサラさんをガードしよう。
サラさんが坊ちゃんのお世話で離れないといけないときは、サラさんが交代要員を指示してから持ち場を離れること。
というルールを設けました。
私が帰国した後は、月に2回、チーム全体でカンパラヤキの調理練習の日を設ける。
写真や動画を送ること。
といった話もしました。
隣ではスラムの子どもたちが洗濯をしていました。
井戸の周りに集まって、みんなでバシャバシャ洗っています。
洗濯は学校から帰ってきた子どもたちの仕事なんですね。
とても和やかな光景です。
草むらに並べて干されています。
次の日に使う予定のイエローエプロンやブルーのシャツも洗濯中です。
ああ、帰らなくてはならない。
日本に残してきた仕事がある。我が子が母ちゃんの帰国を待っている。
残された時間で何ができるのか?
何を伝えられるのか?
むむむ!






