なぜ、自分でリードを作ることにしたのか?
みなさん、たくさんの応援・ご支援、本当にありがとうございます!
発起人の岡本冴規と申します。
今日は、このリードを「なぜ自分で作ろうと思ったのか」――その原点について、少しお話させてください。
私はかつて、楽器店で働いていました。そこで強く感じたのが、「良いリードが本当に少ない」という現実です。
選べる種類も限られ、1箱買っても“本番で安心して使える”ものは、ほんの数枚。それが当たり前。 それでも「仕方ない」と、あきらめる空気がありました。
それなら――「自分で、ちゃんとしたリードを作ろう」それが、この挑戦の原点です。
ちょうどその頃はコロナ禍。演奏の場も、製造の現場も、大きな打撃を受けていました。
でも、だからこそ強く思ったんです。“演奏する人”も、“作る人”も、報われるものを作りたい。
その想いで、私は演奏活動を続けながら、楽器販売やリペアの現場でも経験を積んできました。
このプロジェクトは、音楽大学の先輩であり現役奏者の松井と、二人三脚で進めています。
お互いに「良いリードがない」という共通の悩みを抱え、演奏現場・教育現場での知見を持ち寄りながら、妥協せずに開発を続けてきました。
そして今も、より良い一本を届けるために、毎日研究と改善を重ねています。
今回のリード開発では、福祉施設との連携にも取り組んでいます。
製造工程の一部を、障がいのある方々の就労支援施設にお願いすることで、梱包などの作業の丁寧さを活かしながら、誰かの“働く場”や“やりがい”にもつながる新しいかたちのものづくりを目指しました。
音楽が、人と人、地域と社会をつなげる――そんなリードになればと思っています。
目指したのは、大量生産では実現できないクオリティ。
演奏者だからこそ気づける「吹き心地」や「信頼性」にこだわり、一本一本と丁寧に向き合うものづくりを続けています。
そして今、こうしてプロジェクトが走り出せたのは、このリードを“必要としてくれる誰か”がいると信じているからです。
ご支援いただいた皆さま、改めて心より感謝申し上げます。
まずはクラファン成功まで、全力で駆け抜けていきます!
★今後も「開発秘話」として、素材選びや応力測定、現場での作業の裏側など、定期的にお届けしていきます。
次回の更新も、ぜひ楽しみにしていてください。
引き続き、応援よろしくお願いいたします



