
『「見る場所」のメディア考古学』で扱う「見る場所」は、映画館だけではありません。例えば「レンタルビデオ店」もまた、映画を「見る場所」の一つとして多くの人びとに親しまれてきました。
書籍では、佐々木による論考「レンタルビデオの地域学——地域社会と私的生活への関わり」を収録しているほか、Claraによる鳥取のレンタルビデオ店イラストも多数掲載。
Clara《鳥取ビデオセンター》(2022)
またnoteでの連載「地方映画史研究のための方法論」では、レンタルビデオ文化に関する先行研究を詳しく紹介しています。慣れ親しんできだビデオ文化がどのように語られているのか、新鮮な感触があって面白いですよ。
地方映画史研究のための方法論(54)
ビデオ研究①「ダニエル・ハーバート『ビデオランド』」
地方映画史研究のための方法論(55)
ビデオ研究②「近藤和都による映像プラットフォーム研究」
Clara《ビデオショップコアラ城北店》(2022)
このように、戦前の活動写真館から近過去のレンタルビデオ店まで、様々な時代の映画・映像環境を掘り起こしていくのが「見る場所」のメディア考古学。
こうした取り組みに関心のある方は、2025年8月30日(土)18:00〜19:30に行うオンラインレクチャー「メディア考古学と芸術的リサーチの方法論」にもぜひご参加ください!!

講師の佐々木友輔が、アート(芸術)とリサーチ(調査)、理論と実践の両面から、過去の映像体験を顧みるための豊富なアイデアを提供します。参加特典として、佐々木の書き下ろしによる「レクチャーガイドブック」(pdf)も付属。
ご予約・お申し込みは、このクラウドファンディングのリターン「オンラインレクチャー参加券」から。5,000円で、書籍『「見る場所」のメディア考古学』1冊(販売予定価格2,970円)とレクチャー参加券(1名分)、レクチャーガイドブック(PDF)と映画文化ポストカード(5種セット)が手に入ります。
レクチャーの参加お申し込みは、クラファン終了日の8月12日(火)まで!








