はじめまして!スギヨビール部ぶちょうと申します。Xおよびインスタではちょくちょく進捗をポストしていたのですが、こちらで投稿するのはお初になります。何卒宜しくお願い致します!
まず、ご支援いただいた皆様、心よりお礼申し上げます。正直言いまして…8月上旬の頃はまだ支援額が30%ぐらいで「目標額までいけないのでは…」と不安な夜を過ごしていました。その後に皆様の支援が急増し、最終的には120%近くまでご支援頂けたことは本当にうれしかったです!
さて、では活動報告を…と思ったのですが、まずは今までのおさらいをしておきたいと思います!題して「開発の裏側と試行錯誤!カニカマに合うビールへの道のり(未だ道半ば)」です!
■ 最初の一歩はノンアルビールから
ビール開発をスタートするにあたり、最初に行ったのが「各社のノンアルコールビール飲み比べ」でした。弊社はバスも通らない田舎の山の中にあるため、車通勤必須なのです。そのため会社では飲酒できないという事情からせめて望む味に近いノンアルビールを探し、「これをベースにしたら方向性がつかめそうだ!」という感覚を得るためです。最終的には〇サヒの〇EROがいいんじゃない?となってコレを“叩き台”として、試作を始めていきました。

正直、勤務中に会社でビール(たとえノンアルでも)を飲むのはちょっと罪悪感がありますね(笑)。でも大切な開発工程なので真面目に取り組んでいますよ!
■ そもそもカニカマに合うビールって何よ?
一番の難題…「そもそもカニカマに合うビールって何よ?」。開発当初は「淡泊なカニカマには軽いラガーが合うんじゃない?」なんて単純に考えていました。ところが実際に向き合ってみると、それだけじゃ物足りなかったんです。
世界最高峰(だと自負している)カニカマ「香り箱極」は、淡白でありながらもとても複雑な味わいを持っています。そんなカニカマに寄り添うには、ただ軽いだけじゃダメで、後味をキュッと引き締めてくれるような“輪郭のある存在感”が必要だと気づきました。
そこから悩みつつも方向性を大きく再検討。「クラフトビール単体として美味しいこと」「カニカマに負けない個性を持つこと」を掲げて、金澤ブルワリーさんとも相談しつつ検討を重ねた結果…ペールエールやヴァイツェンのようなエールこそが答えだ!という確信にたどり着きました。

私たちが目指すのは、ただ飲みやすいビールじゃありません。「食べて、飲んで、語りたくなる」唯一無二のペアリング体験を皆さんにお届けしたいんです。
■ ボツネタもたくさん…
もちろん、成功ばかりではありません。例えば「カニカマと同じ赤色にするためにトマトやパプリカを使ってみる」実験や、

「カニ酢をビールに入れてみる」試みなどなど…。

どちらも最終的には断念しましたが、こうした失敗の積み重ねが、よりよいビールへのヒントになっています。
■ たどり着いた答え
数々の試行錯誤を経て、たどり着いた方向性は…「柚子」と「能登の塩」を使ったエールビール!
まず柚子ですが、カニカマって柑橘系の味ととても合うんですよね。爽やかな香りの相乗効果を楽しめたり、酸味によって魚肉のちょっとした生臭さを打ち消したりと。中でも柚子にはエールやカニカマに負けない個性があるだけでなく、さらに引き立ててくれるポテンシャルがあります。
それと塩。これもただの塩ではなく能登の海塩にこだわりました。この塩がほんのりと効くことで、カニカマとビールのマリアージュにまとまりを与え、まるで浜辺で潮風を感じているような“海感”が生まれました。
金澤ブルワリーさんで作り上げられるエールビールにこれらの要素が加わり、 ビール単体として美味しくて、 カニカマをつまみにしたくなるような、 みんなでペアリングを楽しめるビール! ができつつあります!!
■ これから
現在は試作第1号をベースに、さらに味の調整を続け、2回目の試作に向かって進んでいる段階です。「カニカマに合うビール」という唯一無二の美味しいビールを、必ず皆さまにお届けします!
引き続き応援どうぞよろしくお願いいたします!
スギヨビール部ぶちょう&クラウドファンディングチーム一同



