皆さまこんにちは!スギヨビール部ぶちょうです!ちょっと更新が空いてしまってすみません!!(土下座)前回は試作第1号のレビューでした!「ビール単体でおいしい!」&「カニカマと合わせても面白い!」という手応えを得たわけなのですが…今回は、その知見を踏まえて作り上げた 試作第弐号 のご報告でございます!■ 試作第弐号の方向性、迷走??(良い意味で)試作第1号の結果を引っ提げて金澤ブルワリーの醸造家さんの所に乗り込んで、「よっしゃ第二弾どうしますか!?」とご相談したんですが… 1. ペールエールに柚子と能登の塩という方向性が良さそうなので、この方向で深めてみる 2. 思い切って別のビールをベースにしてみるでまたまた迷ったんですよね…。完成度を上げるのであれば1でしょうし、でももしかしたら他のビールの方がカニカマに合うかも!?とか考えたら2でもいいよね…と喧々囂々侃々諤々、白熱の議論が展開されました金澤ブルワリーの醸造家さんとの熱い議論の様子■ 決断:ヴァイツェン、行っちゃう?議論の末に出た答えは…2.「別のビールをベースにしてみる」でした!というのもベースビールの候補としてどうしても「ヴァイツェン」を試してみたかったんです。白ビールはあっさりした魚介と相性がいいですし、ヴァイツェン特有の華やかな香りは、繊細な「香り箱極」にも寄り添うのでは…?という読みがありまして。それで出来上がったのがこちら!ヴァイツェンベースでなんと2種類!金澤ブルワリーさん無理言ってすいません!第弐号其の壱、第弐号其の弐其の壱:能登の塩&柚子(前回の1号と同量)其の弐:能登の塩&柚子を倍増した“柚子どっさり版”やはり柑橘の風味はポイントになるので、増やしてみたらどうなんの?ってのもみてみたかったんですよね。早速このビールでも皆様にアンケートを取ってみました!■ 第弐号アンケート結果ッッ!さてアンケート結果ですが、まず、第弐号(ヴァイツェン2種)同士での勝負は… 其の壱が好き:35% 其の弐が好き:50% どちらともいえない:15%やはり柚子増量が人気!私も同意見でした!続いて、ペールエールベース(第1号)との比較! ペールエールベースが好き:48% ヴァイツェンベースが好き:38% どちらともいえない:14%おっ…?単体ではペールエールベースの方が若干人気アリですね。では本題、 カニカマとの相性は…? 「とても合う/まあまあ合う」:72%!わーめっちゃ高いやん…!しかも「其の弐(柚子倍)」が好きな方に絞ると、 92%が「カニカマに合う」 と回答!!つまりまとめると…単体:ペールエールベースが人気カニカマと合わせる:柚子多めヴァイツェンベースが最強という、非常に悩ましい結果に。■ 最終決定:この戦い(戦い?)、決着ッッ!!そして全試作・全アンケート・全議論を踏まえて、いよいよ“本命”を決めねばならない時が来ました。悩みに悩んだ末、最終的に出た結論は…ペールエールベース× 柚子多めに決定します!!アンケート結果を総合的に考慮するとこの答えになった、というのもありますが、最後の決め手は私個人が「感動したかどうか」というのも大きかったです(以下私の個人の感想です)。初めてペールエール+柚子+能登の塩を飲んだ時、ずっと「カニカマに合うビールってなんやねん」って悩んでいた私が「これがカニカマに合うビールじゃん!」って目の前の霧が晴れたかのような感動を覚えたんですよね。このビールを飲んでカニカマを食べる、またビールを飲む、カニカマ食べたくなる、次ビール飲みたくなる、の連鎖が続いて、これがマリアージュってヤツか!?と気付きました。それと柚子の量については最初の試作時にちょっと物足りなさを感じてたんですよ。なので二回目の試作で増量版を作ってみて、予想通り「これくらい柚子感あった方がカニカマには合う!」と確信しました。■ さあ、いよいよ本番へ!ということで私の感動&アンケート結果&醸造家さんのアドバイス&ビールプロジェクトのみんなの後押しで「ペールエールベースの柚子多め!」の「カニカマに合うビール!」の製造に向けて動き出します!皆様もうしばらくお待ちを!!これは本文に関係ないですが、イベントでちくわを焼いているぶちょうです
皆さまこんにちは!スギヨビール部ぶちょうです!前回は試作第1号ができるまでの紆余曲折をご紹介しましたが、今回は「そのビールは本当にカニカマに合うの?」についてのご報告です!■ そもそもカニカマに合うビールって何?もう何度口にしたかわかりませんが…ホントカニカマに合うビールってなんなんでしょうね?正直、我ながら無茶なプロジェクトだなぁと思う瞬間もあります。ですが、食品研究者&ビールオタとしての意地とプライドにかけて答えを見つけてやろうと思います!■ ペアリングの探求これは「柚子と塩のビールがカニカマに合うんじゃない?」と思い始めた頃の話なのですが、やはり研究者として「ビールと食材の相性とは?」を理論的に整理するため、図書館に通い文献を探しました。なぜかビールワイン関連の資料が充実している近所の図書館いくつかよさげな本があったのですが、なかでも「ビールは楽しい」「ビジュアルでわかるワインの知識とテイスティング」が大変参考になりました。面白くて勉強になりましたですすごーーく端折って言うと・同調・対照・補完で組み合わせる(塩は同調?柚子は補完??)・あっさりした魚介には柑橘が合う(知ってた)・香味の強弱を合わせる(繊細なカニカマには繊細なビールを)・海のものは海の近くの酒と相性が良い(能登の塩ドンピシャ)といった、どうやら柚子と塩を使うのは理にかなってるんじゃね?と思える情報がありました。■ アンケート結果という感じで少しずつ「カニカマに合う」ってことはどういったことなのか…がわかり始めてきたところで、試作品第1号「柚子×能登の塩エール」の試飲&アンケートを行いました!社内外69名の方に試飲いただき、アンケートを実施。その結果は…・「おいしい!」が全体の 74%!・クラフトビール好きに絞ると 86%!・20代:91.7%、30代:100%が高評価!・女性支持率:驚異の90%!…これ結構すごくないですか???「すっきりしてる」「柚子の香りがいい」「ホップの苦味がちょうどいい」といった声が多く、第一目標である「ビール単体でも美味しい!」にかなり近づいた手応えがありました。では、肝心の“カニカマとの相性”はというと…・「とても合う/まあまあ合う」 → 全体で 55%!・クラフトビール好き層では 70%!まあまあいいんじゃないでしょうか???コメントでは「柚子が爽やか」「カニカマの甘みを邪魔しない」「カニカマを食べた後にビールを飲むと、またカニカマが食べたくなった」と肯定的な意見が多かったです!■ 飲み方の工夫で変わる体験さらにさらに、お酒と食事のペアリングといえばワインの知見も取り入れたい!と思い、金沢で有名なワインバーであるシャトーシノンさんにお伺いし、恐れ多くもソムリエの辻さん、ソムリエールの森下さんに教えを請いました!この時は飲みすぎましたね…「ワインバーにビール持ち込むとか正気か?」と思いつつも、こんな失礼な依頼に快く答えて頂き、とても有意義なご意見を頂くことができました。なかでも面白かったのが・飲み方が大事 お酒と食事と聞くと、食事を口に含んだ状態でお酒を飲む、といったことが想定されますが、カニカマとビールについては一旦カニカマを飲み込んだ後にビールを飲む方が香りと余韻が調和するのでは・ちょっとしたアクセント カニカマの方をビールに合わせるという考え方もアリなのでは。バルサミコ酢やカニ酢をつけると、ビールとの相性がさらに良くなる・“飲み物=ソース”という発想 カニカマを美味しく食べるためのソースという位置づけで、柚子と能登の塩を使ったビールを考えてみるといったアドバイスでした!目から鱗落ちまくりでした!!■ 結局カニカマに合うの?というわけで試作品第1号は、「ビール単体でおいしい」+「カニカマと合わせても面白い」という点で方向性は間違ってなさそうだね!という評価です。もちろんまだ調整は必要ですが、“カニカマを主役に引き立てるビール”という新しいカテゴリーが少しずつ形になってきました。次は、この知見をもとに第2号の試作へ。さらに「もう一口飲みたくなる」「もう一切れ食べたくなる」そんなマリアージュを目指して、開発を続けます!
はじめまして!スギヨビール部ぶちょうと申します。Xおよびインスタではちょくちょく進捗をポストしていたのですが、こちらで投稿するのはお初になります。何卒宜しくお願い致します!まず、ご支援いただいた皆様、心よりお礼申し上げます。正直言いまして…8月上旬の頃はまだ支援額が30%ぐらいで「目標額までいけないのでは…」と不安な夜を過ごしていました。その後に皆様の支援が急増し、最終的には120%近くまでご支援頂けたことは本当にうれしかったです!さて、では活動報告を…と思ったのですが、まずは今までのおさらいをしておきたいと思います!題して「開発の裏側と試行錯誤!カニカマに合うビールへの道のり(未だ道半ば)」です!■ 最初の一歩はノンアルビールからビール開発をスタートするにあたり、最初に行ったのが「各社のノンアルコールビール飲み比べ」でした。弊社はバスも通らない田舎の山の中にあるため、車通勤必須なのです。そのため会社では飲酒できないという事情からせめて望む味に近いノンアルビールを探し、「これをベースにしたら方向性がつかめそうだ!」という感覚を得るためです。最終的には〇サヒの〇EROがいいんじゃない?となってコレを“叩き台”として、試作を始めていきました。正直、勤務中に会社でビール(たとえノンアルでも)を飲むのはちょっと罪悪感がありますね(笑)。でも大切な開発工程なので真面目に取り組んでいますよ!■ そもそもカニカマに合うビールって何よ?一番の難題…「そもそもカニカマに合うビールって何よ?」。開発当初は「淡泊なカニカマには軽いラガーが合うんじゃない?」なんて単純に考えていました。ところが実際に向き合ってみると、それだけじゃ物足りなかったんです。世界最高峰(だと自負している)カニカマ「香り箱極」は、淡白でありながらもとても複雑な味わいを持っています。そんなカニカマに寄り添うには、ただ軽いだけじゃダメで、後味をキュッと引き締めてくれるような“輪郭のある存在感”が必要だと気づきました。そこから悩みつつも方向性を大きく再検討。「クラフトビール単体として美味しいこと」「カニカマに負けない個性を持つこと」を掲げて、金澤ブルワリーさんとも相談しつつ検討を重ねた結果…ペールエールやヴァイツェンのようなエールこそが答えだ!という確信にたどり着きました。私たちが目指すのは、ただ飲みやすいビールじゃありません。「食べて、飲んで、語りたくなる」唯一無二のペアリング体験を皆さんにお届けしたいんです。■ ボツネタもたくさん…もちろん、成功ばかりではありません。例えば「カニカマと同じ赤色にするためにトマトやパプリカを使ってみる」実験や、「カニ酢をビールに入れてみる」試みなどなど…。どちらも最終的には断念しましたが、こうした失敗の積み重ねが、よりよいビールへのヒントになっています。■ たどり着いた答え数々の試行錯誤を経て、たどり着いた方向性は…「柚子」と「能登の塩」を使ったエールビール!まず柚子ですが、カニカマって柑橘系の味ととても合うんですよね。爽やかな香りの相乗効果を楽しめたり、酸味によって魚肉のちょっとした生臭さを打ち消したりと。中でも柚子にはエールやカニカマに負けない個性があるだけでなく、さらに引き立ててくれるポテンシャルがあります。 それと塩。これもただの塩ではなく能登の海塩にこだわりました。この塩がほんのりと効くことで、カニカマとビールのマリアージュにまとまりを与え、まるで浜辺で潮風を感じているような“海感”が生まれました。 金澤ブルワリーさんで作り上げられるエールビールにこれらの要素が加わり、 ビール単体として美味しくて、 カニカマをつまみにしたくなるような、 みんなでペアリングを楽しめるビール! ができつつあります!!■ これから現在は試作第1号をベースに、さらに味の調整を続け、2回目の試作に向かって進んでいる段階です。「カニカマに合うビール」という唯一無二の美味しいビールを、必ず皆さまにお届けします!引き続き応援どうぞよろしくお願いいたします!スギヨビール部ぶちょう&クラウドファンディングチーム一同
ご支援いただいた皆さまへこのたびは「能登発祥のカニカマに合う地ビール」クラウドファンディングに温かいご支援をいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、8月28日をもちまして、無事に目標金額を達成することができました!心より御礼申し上げます。今回の挑戦は、能登半島地震からの復興元年のシンボルとして、また「カニカマ発祥の地・七尾」から新たな食文化を発信する取り組みです。皆さまの応援のおかげで、次のステージへ進むことができます。今後はリターン品の準備・製造を進めてまいります。進捗については、CAMPFIREの活動報告やメールにて随時ご案内いたしますので、楽しみにお待ちいただければ幸いです。引き続き、私たちの挑戦を温かく見守っていただけますと幸いです。本当にありがとうございました!株式会社スギヨ&金澤ブルワリークラウドファンディングチーム一同
ご支援・応援いただいている皆さま、こんにちは!カニカマに合うビールプロジェクト、ついに味の方向性が決まりました!目指すのは「カニカマに、本気で合うビール」。その答えとしてたどり着いたのが――「柚子」と「能登の塩」を使ったエールビールです!・柚子が生む、“和の爽やかさ”柚子の香りとほのかな酸味は、カニカマの淡く繊細な旨みにぴったり寄り添います。「カニカマに合う柑橘とは何か?」を何度も試して、ようやく見つけたベストパートナー。和食のように、主張しすぎず、でも存在感のある柚子がこのビールの命です。・能登の塩が引き出す、“潮のニュアンス”さらに決め手は能登の塩。塩がほんのり効くことで、ただの味付けではなく、“海の香り”や“潮風の余韻”を感じるような不思議な飲み心地に。これはもう、飲むと脳内で「波の音」が流れます。・前代未聞の「ペアリング・エール」これらはカニカマの味を最大限に引き立てるために選び抜いた素材であり、設計です。今回の目標であるビール単体として美味しくて、カニカマをつまみにしたくなるような、みんなでペアリングを楽しめるビール!そんな1本を目指して、これからも高みを目指します!まだまだ試作1号、ここからさらに調整を加え味を磨き上げていく予定です!この味が形になるかどうかは、皆さまのご支援にかかっています。前代未聞のカニカマとのペアリングを楽しむために、ぜひ一緒に育ててください!引き続き、応援どうぞよろしくお願いします!




