
アフリカに関わる人は、
きっと一度はアフリカに救われたことがあるのではないでしょうか。
奥自身も、その一人です。
アフリカは54カ国、2,000以上もの民族が暮らすと言われる、世界でも有数の多様性を持つ大陸です。混沌としていて、魅惑的。そんなアフリカに、僕は何度も心を動かされてきました。
一方で、日本でAFRICA COLAを販売していると、まだまだアフリカの魅力が十分に知られているとは言えない現実を感じます。
「援助のためにやっているんですか?」
「危ない場所なんでしょう?」
そんな言葉をかけられることも少なくありません。
もちろん、アフリカにはさまざまな課題があります。
でも同時に、私たちの暮らしは、アフリカの恵みに支えられています。
コーヒーやチョコレート、ごま油の原料となる胡麻やナッツ類、ドライフルーツ。さらにはスマートフォンや電気自動車に欠かせないコバルトやタンタル、金、そして原子力発電の燃料となるウランまで。私たちが日々使っているものの多くが、アフリカと繋がっています。
僕は、そのアフリカの解像度を少しでも上げたい。
なんなら、人をアフリカに連れて行きたい。
そんな想いから旅行業の資格も取得しました。
AFRICA COLAは、コーラを作ることが目的ではありません。
コーラを入口にして、アフリカとの出会いを増やしたい。
その想いで続けてきました。
そして今回、その想いをもっと多くの人へ届けるために、「缶」という新しい形に挑戦してみることにしました。もし、全国のコンビニやスーパーの棚に「AFRICA COLA」が並んでいたら。
「アフリカ」という文字が、日常の風景の中に自然と存在していたら。
何気なく手に取った誰かが、「アフリカって面白そうだな」と思うかもしれない。
そのきっかけを作れたら、こんなに嬉しいことはありません。
もちろん、現実は甘くありません。
初回ロットの缶は、原価だけで700円を超えています。
販売価格を考えると、1本1,000円を超える可能性もあり、クラフトビールもびっくりするような価格設定になってしまうことを、見積もりを取ってから知りました。
それでも、「コンビニやスーパーに“アフリカ”という文字が並んでいたら、めっちゃおもろいやん。」そんな気持ちが勝っちゃいました。笑
AFRICA COLAは、これまでも合理性だけで進んできたわけではありません。
情報もないままタンザニアの山へスパイスを探しに行ったこと。
ニジェールの村でコーラナッツを植えたこと。
勢いで最初の300本を発注したこと。
振り返れば、少し無謀な挑戦の積み重ねだったように思います。
だから今回も、挑戦してみようと思いました。
融資を受けることも考えました。
でも、AFRICA COLAはクラウドファンディングから生まれた商品です。
そして、AFRICA COLAが大切にしている言葉があります。
「早く行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければ、みんなで行け。」
だから今回も、一人で進むのではなく、応援してくださる皆さんと一緒に次の景色を見たいと思いました。
今回の缶は、テストマーケティングの意味合いもあります。
反応が良ければ、継続して製造していくかもしれません。
反応が悪ければ、今回限りになるかもしれません。
それでも、やってみたい。
アフリカには、美味しいものがあります。
魅力的な文化があります。
誇りを持って生きる人たちがいます。
そして僕自身、人生を変えられるほどの出会いがありました。
その魅力を、一人でも多くの人に届けたい。
缶は、そのための新しい挑戦です。
どうか、この挑戦を一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。
そしていつの日か。
コンビニでAFRICA COLAを見つけて、
何気なく手に取った誰かが、
「アフリカって面白いかも。」
そう思ってくれたら。
それが、AFRICA COLAが目指している未来です。




