西アフリカのニジェールからはじまった、偶然と奇跡の連続で誕生したAFRICA COLA。正直クラフトコーラを作る人生になるなんて思ってもいませんでした。当時、私は村で活動をしながら、「支援や寄付だけに頼らず、現地で価値を生み出せるものはないか」と考え、毎日のように村を歩き回っていました。村人たちは、生姜や唐辛子、さまざまな民藝品を紹介してくれました。しかし、生姜や唐辛子など日本でも手に入るものだったり、民芸品を一点ものが多く継続的な展開が難しかったりと、なかなか答えが見つかりません。そんなある日、村の長老から家に招かれました。そして、コーラナッツの実を手渡されながら言われたのです。「これはどうだ?」それが、コーラナッツでした。しかし、その出会いがAFRICA COLAのすべての始まりになったのです。コーラナッツをニジェールで乾燥させ、自家消費用に何度も試作を繰り返しました。自宅のキッチンでレシピづくりに没頭する日々。もちろん最初からうまくいったわけではありません。納得できる味にはなかなか辿り着けず、失敗の連続でした。それでも試作を続ける中で、あることに気づきます。クラフトコーラに使われるスパイスの産地を見てみると、モロッコのコリアンダーシード、マダガスカルのクローブやバニラなど、実はアフリカ産のスパイスが数多く流通していたことに気づいたのです。その瞬間、ひとつのアイデアが生まれました。「どうせ作るなら、すべてアフリカ産のスパイスだけでクラフトコーラを作ってみよう。」ニジェールで出会ったコーラナッツを起点に、アフリカ各地のスパイスを集めてつくるクラフトコーラ。こうしてAFRICA COLAのレシピづくりが始まりました。今回挑戦している缶のAFRICA COLAも、その原点は変わりません。一粒のコーラナッツから始まった物語を、もっと多くの人に届けたい。そんな想いで、この挑戦を続けています。スパイス探索編につづく。




