
こんにちは!編集の佐藤です。
『旅の指さし会話帳 東ティモール』は編集作業の真っ只中ですが、今日は編集の1場面をリポートしたいと思います!
今回の指さしは、著者の高久直子さんが、イラストも手がけられることが大きな特徴です。指さしの多くのパターンでは、著者さんが言葉の選定、翻訳を手がけ、イラストレーターさんがイラストを描くことが多いのですが、今回は著者さん自らイラストを描いています(共著者の松村優衣子さんは翻訳を担当)。
高久さんはご自身で東ティモールについての絵本のイラストを担当したり、ポストカードを作成されたりとイラストの経験も豊富。何より東ティモール在住経験を活かした、現地愛にあふれたイラストがなんとも魅力!

定番の「よびかけ」のページイラスト。ところどころに描かれる紋様は、東ティモールの伝統織物「タイス」をあしらったもの。

「料理・飲み物」のページイラスト。メニュー表仕立てのページがとっても楽しい!!
そして今回、テトゥン語、読み仮名ともに文字著者の高久さんが書いているのも大きなアピールポイントのひとつ。手書き文字のよいところは、手ざわりのあるあたたかみ。指さしは手書きの文字がかわいい!と言っていただくことも多いです。
一方、手書きならではの苦労も…。手書きでは誤字はつきものですが、その場合、1文字1文字手書きで書き直し、貼り直していきます。細かい作業が続きます。

著者のおふたりと編集で誌面を細かくチェック。誤字は書き直します。いろいろなページの修正文字がズラッと並んだ1枚の画像から、デザイナーがひとつひとつ該当のページに張り込んでいきます。
そんな、著者さんの愛と苦労が詰まった『指さし東ティモール』、乞うご期待です!






