
「片平エンジニアリング・インターナショナル」 辻村直さん
直子さん、優衣子さん、応援しています!
辻村直(つじむら なお)です。東ティモールでは、ポルトガル語で「Nao」は「無い」や「ノー」という意味になります。そのため「お名前は?」と聞かれ「Nao」と答えると、優しく丁寧にもう一度 “お名前はなんですか?” と尋ねられたものでした。わかりやすいことから、ティモスの人々には洗礼名の Teresa(テレサ) と呼ばれています。
1994年に初めて東ティモールを訪れたときのことです。当時は右も左もわからず、毎日がコレ何、アレ何?と“実写版指さし会話”でした。
ティモスたちが椰子で地酒をつくると聞き、椰子は“Nuu”というらしいとの情報を得て、バウカウのマーケットにて身振り手振りでABCの瓶(オレンジシロップの空き瓶)に入った地酒ゲット。
しかし夜に皆で集まって飲んでみたら、実はココナッツオイルだったことを思い出します。
日本と東ティモールの好奇心旺盛な旅人たちが、直子さんたちの会話帳を使って国を行き来し、忘れがたい体験を重ねていく――そう思うとワクワクが止まりません。ガンバです!
プロフィール:
「Mina Nuu(ココナッツオイル)ハプニング」以来、東ティモールの大ファンになり、NGO~国連(FAO)~JICA のスキームを通じて、漁業案件、土木案件、法整備支援などさまざまな活動に携わってきました。2020年からは片平エンジニアリング・インターナショナルに所属し、拠点を東京に移しましたが、現在も短期出張で東ティモール案件(土木・法整備支援など)を続けています。
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『指さし会話帳 東ティモール』の著者(構成、イラスト担当)の髙久直子です。
長年東ティモールに関わり、テトゥン語もロスパロス地域の言葉も堪能な直さんからの応援メッセージ、大変心強いです。ありがとうございます!直さんとはよく東ティモールで一緒に釣りに行かせて頂きました。漁師や村の方々から「テレサ!」と呼ばれ、「テレサが修理した船はあれだよ!」と喜んで教えてもらい、本当に東ティモールの方々に愛され、尊敬されている人だと実感しました。私に東ティモールの国、そして人々の素晴らしさを教えてくださった方です。一人でも多くの日本人の方が東ティモール人と忘れがたい体験を共にできるよう、「指さし会話帳」の制作に励みたいと思います。






