2018年夏に行わせていただいた海旅Campのクラウドファンディングでのご支援を頂いている皆様、本当にどうもありがとうございます。
この取り組みは同年夏に開催を予定していた海旅Camp2018の開催費用と、海旅Campと保養活動そのものを題材にしたブックレット製作費用への支援の呼びかけでした。
そして、支援してくださった皆さんへのリターンとして、キャンプ参加者&スタッフからのお礼状、海旅メンバーで仕込む味噌と交換できる「みそ交換券」、そしてブックレットをお届けする予定になっています。
その中で、お礼状、みそ交換券、みそそのもの(2018年秋にみんなで世田谷のシェアハウスJAMHOUSEで仕込みました)は完成しましたが、ブックレットの仕上がりが、当初お伝えしていたよりもだいぶ遅れてしまっています。
住まいの離れたキャンプ参加者、スタッフが一緒になって本を作るという行為は想像以上に難しく、とりわけ今まで「スタッフ」と「参加者」という別々の立場でキャンプに関わっていた人達同士が「同じものをつくる」ために協働していくというプロセスは、とてもむずかしいものでした。
そんな中、一日、一日と時間ばかりが経過していく中で、申し訳ない気持ちをつのらせながら、進めてきました。
このブックレットの製作を進めながら、海旅Campの今までとこれから、保養のあり方そのもの、そして先ほど書いたような「スタッフ」と「参加者」という立場の違う人達同士のつながりかた、ひいては避難者、移住者、支援者、被害者、という言葉の奥にある境界線や分断、つながり、についても深く向き合い、時には悩む時間でもあったように思います。
そしてようやく、大詰めまで来ました。
本文のテキスト、イラスト、写真は、ほぼ出揃いました。
タイトルと表紙のデザインお決まり、あとは未完成のいくつかのページのテキストを当て込み、文字チェックと手直しを進めれば、入稿できる、という状態まできました。
お待たせしてしまっている皆さん、本当に申し訳ありません。
心からのお詫びと共に、製作にかかわるひとりひとりが納得できるもの、受け取ってくださるひとりひとりが手に取ってよかったと思えるもの、支援してくださったひとりひとりが支援してよかったと思えるものを、心をこめて作ります。
到着を、もう少々お待ち下さい。
どうぞよろしくおねがいします。
海旅Camp共同代表 冨田貴史