
8月4日、2匹の猫を東京へ送り出しました。
今回は里親探しや譲渡会参加のためではなく、怪我の治療が主な目的です。
石垣島は医療が遅れていて、都会のような高度な治療は受けられません。
病院数も少なく、人気の病院ともなれば1ヶ月くらい手術を待たされることもあります。
以前、足を複雑骨折した猫が2週間待たされそうになった際に、東京ならもっと早く手術できるからと受け入れて頂いて以来、お世話になっている東京のボランティアさんがいます。
しゃーねこ家さん、今回もお世話になります。
病院名は非公開でとのことなので、ここでは伏せておきます。

輸送の費用がこちらです。
ラリマー口座に頂いた寄付金から支払いました。
銀行振込で御支援下さった方に、心より感謝申し上げます。

東京の病院で診察を受ける「クララ」。
7月8日に交通事故に遭いました。
足の麻痺は都会の医療でも治る見込みは無く、動かない足を下敷きにして生活しているので断脚した方がよいそうです。
手術は身体が小さいうちの方が負担が少ないとのことで、1~2週間様子を見た後、手術になるもようです。
三本足でも筆者の家の廊下を爆走していた子だから、ハンデを乗り越えて元気に暮らしてくれると思います。

同じく東京で診察を受ける「みるく」。
8月1日の夜22時に南ぬ浜町緑地公園付近で交通事故に遭いました。
割れた上顎は自然に治るからそのまま2週間くらい様子見で良いそうです。
痛くて飲まず食わずなので投薬と補液しながらの療養生活に入りました。
クララよりも重傷ではあるものの、予後はみるくの方が良さそうです。
【石垣島で車を運転される方へ】
野良猫や地域猫の交通事故が多発しています。
毎週のように車に轢かれた猫の情報が入ってきます。
そのほとんどは即死で、助けようがない状況です。
車は、接触した猫が死ぬようなスピードを出していたということでしょうか。
石垣島はゆっくり運転でも端から端まで30分程度で着く小さな島です。
スピードを出し過ぎないように、ゆっくり運転をお願いします。
猫以外の生き物も多く轢かれています。
車を運転する際は、前方の道路だけでなく、左右の草むらにも注意を向けましょう。
前方に大き目の石ころが落ちていると思ったら、セマルハコガメ(絶滅危惧II類 )だったなんてこともよくあります。
硬い甲羅をもつカメですが、車のタイヤが乗り上げて重圧がかかれば潰れてしまいます。
石っぽいものを見かけたら減速して、接触しないように回避行動をお願いします。





