
皆さんこんにちは。
今回紹介するのは【Dragon’s Back Race】(以下DBR)に向けたトレーニングについて。前回ご紹介した通りDBRはドラゴンの背中のようにアップダウンの激しいコース設定が特徴です。
毎日のように山に入って上り下りの豊富なコースを走ってトレーニングできれば良いのかもしれませんが、時間のコントロールは難しいものです。
そこで今回はレースに向けたトレーニングについて、山にはいかず街中で行うトレーニングについてどんなことを考えて行っているのかを含めて紹介したいと思います。
●基本は走り続ける体力づくり「ロードランニング」
今回出場するDBRは「山岳レース」とはいえ、全行程がアップダウンの激しい山ばかり!ではありません。山と山をつなぐ区間は当然のようにロードを走ることもあるし、稜線上には高低差の緩い走れる区間も必ずあります。
そういった「走れる区間をちゃんと走るだけの体力とパワーがあるか?」は順位を上げていくためにはとても大事になります。「走れるところでちゃんと走る力」を付けるためにも大事なトレーニングが【ロードランニング】だと思っています。
ただし、平坦なコースではなく起伏のある道を選んで走ることで登りの時の身体を持ち上げていくパワーや、下りで適度なブレーキとバランスを取れるような脚力を少しでも身に着けられるように意識しています。
そんな僕が欲している力を養うのに最適なのが「峠走」だと思っています。

●「峠走」って何?
「峠走(とうげそう)」とは、名前の通り峠道を走るトレーニングです。イメージは山と山を結ぶ車道や林道を、上り坂・下り坂含めて一定の距離を走ることです。
メリットとしては、
・上り坂では心肺機能や脚の筋力を鍛える
・下り坂では脚の衝撃耐性やスピードコントロール力を鍛える
・ひたすら続く傾斜に脚を止めずに前に進み続けるための精神的な持久力を鍛える
等があると思います。トレイルランナーやマラソンランナーの間では昔から行われてきた方法ですが、僕が重宝している理由は、山に行けない日や時間が限られている時でも、山岳レースに必要な要素を一度に鍛えられるからです。

DBRのアップダウンの激しいコースに向けて準備するにはもってこいの練習だと思っています。
僕の場合は往復10~15㎞程度の峠道を使って何本か走るようにしています。住んでいるところからは「丹沢」が比較的アクセスが良く通いやすいので山練から峠走まで、よくお世話になっています。
更に、丹沢は水が豊富で麓や登山口近くに給水ポイントがあるので、練習中の補給に使いやすい点もありがたいです。

もしこの投稿を見てくださっている人の中で「ちょっとやってみようかな」という人がいたら、ぜひ丹沢エリアへ!そして以下の点を意識しながらやってみるのがおススメです!
・ペースはゆっくり
特に登りは”歩くより少し速い”くらいのペースでOKです。時計に心拍計が付いているのであれば、自分がゼーハーして動けなくなるような心拍にならないように、こまめにチェックしながら走ってみましょう。
・下りは慎重に
下り坂は勢いが付きやすく着地衝撃が大きいのでスピードを出し過ぎないように気を付けましょう。下り切った段階で脚に筋肉痛とは違う違和感があるようなら無理せずその日のトレーニングは終わりにするのがおすすめです。
●最後に
今回はDBRのトレーニングについてご紹介しました。レースまでいよいよ20日。最後の追い込み練習を行った後は、しっかりと身体を整えつつ、レースに向けた道具や食料の準備に精を出す予定です。レースではどんなものを用意するのかも紹介していきたいと思いますので、お楽しみに!
引き続き応援よろしく願いいたします!






