防災は知識が9割、道具は1割“わが家仕様“の防災マニュアルで正しい知識を届けたい

防災アドバイザー歴14年、岡部梨惠子が目の当たりにした現実。市販の防災グッズの多くが「命を守る」とは言い難いものでした。能登半島地震の現場で見えたのは、一般的な備えでは守れない家庭があるということ。子供・高齢者・ペットの有無など事情に応じた「わが家仕様の防災」で本当に使える備えを提案します。

現在の支援総額

1,842,750

184%

目標金額は1,000,000円

支援者数

251

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/09/01に募集を開始し、 251人の支援により 1,842,750円の資金を集め、 2025/09/30に募集を終了しました

防災は知識が9割、道具は1割“わが家仕様“の防災マニュアルで正しい知識を届けたい

現在の支援総額

1,842,750

184%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数251

このプロジェクトは、2025/09/01に募集を開始し、 251人の支援により 1,842,750円の資金を集め、 2025/09/30に募集を終了しました

防災アドバイザー歴14年、岡部梨惠子が目の当たりにした現実。市販の防災グッズの多くが「命を守る」とは言い難いものでした。能登半島地震の現場で見えたのは、一般的な備えでは守れない家庭があるということ。子供・高齢者・ペットの有無など事情に応じた「わが家仕様の防災」で本当に使える備えを提案します。

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今日すごく長文です。


クラウドファンディングの防災グッズをそのまま信じてはいけません!


とある企業から「災害時に役立つ衣類用洗剤」を
私に宣伝してほしいという依頼を受けました。


しかし私はお断りしました。

なぜならば・・・


能登半島地震の被災者の声とありましたが、

現場の実態が大きくかけ離れていると思ったからです。



このメーカーがクラウドファンディングをされていて
そこのページを読ませていただきましたが、


「能登半島地震の被災地で聞いたところ、
最も困っていたのは洗濯だった」と説明していました。

びっくりしました・・・

私は能登半島地震の時、1月5日に被災地入りして能登半島へほぼ毎月通い、
多くの被災者と直接お話をしてきましたが、
初期の困りごととして「洗濯」を挙げた方にはほとんど出会いませんでした。


災害直後に本当に問題になるのは、
飲み水・トイレ・スマホの電源・暖房など、
まず命と生活をつなぐ基盤です。

断水や停電が続く中で、洗濯機は動きません。
断水しているから雪を溶かしてまで洗濯をしたがっていた人が
そんなに多くいたというのですが・・・

私には信じられません。



繰り返しますが

「真冬の停電・断水下で最大の困りごとが洗濯だった」というのが、
現場感覚からは感じられないのです。


さらに、クラファンでメーカー提示しているアンケートについて
大きな疑問がありました。

そのアンケートの質問項目が、「洗濯について」だけでした。

「水がなくて困ったこと」特に「トイレについて」など、
他の大事なことが項目にないのです。


これでは、最初から“洗濯が困った”という答えを出しやすい
作りになってしまいます。

「被災者の声」はマーケティングで簡単に“演出”できてしまいます。

調査の設計を変えるだけで「一番困ったのは〇〇」という結果は作れます。



このような“現場とかけ離れた防災商品”は、
クラウドファンディングだけではありません。

ネットでもテレビショッピングでも、同じように現実では使えないと思われる、
あるいは誤解を招く商品が販売されていると私は思います。


私は以前、クラウドファンディングの運営会社に対しても
次のように苦言を伝えたことがあります。


「クラファンに掲載する防災用品について、
防災の知識がないところが作ったものを検証しないで、
被災時に役立つグッズとしてクラファンで紹介されるのは問題だと思うと伝えました。



現場で本当に使えるかどうかまで検証せずに掲載している。

結果困るのは、支援してしまった人たちです。

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「避難所でプライバシーを守れる」としてテントと簡易トイレがセットになった商品が
クラファンで出ていました。

イメージイラスト


しかし・・・

実際の避難所では、勝手に自分が持ってきたテントを広げることはできません。

  • ①スペースに限りがあり、個人のテントが場所を取ってしまう
     ※行政が避難者のプライバシー確保のためにテントを設置することはありますが、
      個人が自由に張れるわけではありません。

    ②動線をふさいでしまう危険がある

    ③避難所全体のレイアウトや管理上の問題がある

    などです。


    また衛生管理が必要なトイレを自前のテント内に設置することは、
    感染症リスクもあるため許可されません!

    ****************************************

    このように避難所のことがわかっている防災に詳しい人だったらわかることですが、
    一般の方々の中では避難所での決まりまで知らない方も多くおられます。

    この苦言について、クラファン会社はスルー

    この意見は受け止めてもらえませんでした。



    だからこそ、
    私たち自身が見極めるしかないのです。


    平時であれば「買ってみたけれど使えなかった、次は別のものを買おう」と
    やり直せます。

    でも被災時は違います。
    その瞬間に持っているものしか使えません。

    だからこそ、購入時からしっかり考え、選ぶ必要があります。

    私が今作っている「防災BOOK」は、いわゆる“手取り足取りのマニュアル”ではありません。


    なぜなら、災害は一度として同じではないからです。

    昨日までの正解が、明日の災害では危険な選択になることもあります。



「防災BOOK」は、
これだけやれば大丈夫という百科事典のような本ではありません。


中身は・・・

  • 一般的に言われている防災情報も紹介しつつ

  • 実際の災害現場で見えてきたリアルな経験談も入れ

  • そして私自身の視点・考えも書き添えています。

  • 普段から自分の暮らしに合わせて考え、備える。
    そして災害が万が一起きたときに、
    命を守るためにより良い判断や選択へと自分でたどり着けるようになる――

    そのきっかけとして、この「防災BOOK」を作っています。


    すべてを指示するマニュアルではありません。
    でも、必要な知識や現場の実体験、そして私自身の視点を重ねておくことで、
    読む人が自分の状況に照らして考え、
    最適な備えを選び取れるようになることを願っています。


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災害時に本当に役立つのは、
誰かの指示やマニュアルではありません。
大切なのは、その場で判断し、自分で選択できる力です。


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9月1日からスタートしました、”クラウドファンディング”が、
いよいよ最終章に入りました。

ご支援いただき本当にありがとうございます。


もし私の防災に共感してくださる方がおられたら、
ご自身とそして大切な方にもシェアしていただけないでしょうか?

もっともっとたくさんの方々に知っていただけたらと思っています。


どうぞあなたのお力を貸してください。

必ず、私は、
日本のみなさんのお役に立てるために全力で働きます。

よろしくお願いします。


防災アドバイザー岡部梨恵子


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